—— 今年は地元の六月燈(豊作を祝う大規模なお祭り)は出られるんですか?
タツヒロ: あちこちの集落でやるんですけど、大きなやつが、ちょうど7月28日で僕らのデビュー日なんですよ。だから今年は出られないんです。でもこれからも六月燈は続いていくし、僕らもそこでライブやったりしたんですよ。青年団なんで汗だくになって焼きそば作りながら(笑)。
だから「感謝」っていうのは、メジャーデビューの前から応援してくれていたそういう集落の人や先輩達への思いも強いです。
タツヒロ+コウスケ=カサリンチュ
—— お互い同士で「感謝」の気持ちってどうですか?
タツヒロ:おぉ、ちょっと気持ち悪い感じですね(笑)。コウスケとは元々性格が全然違うんですね。真逆というか。なので僕の方が弱ってる時にスゴくカバーしてくれるので、そういったことへの感謝ですかね。
—— 性格はどう違うんですか?
コウスケ:学校で言うと、成績が一番良かった(タツヒロ)のと一番悪かったの(自分)って感じですかねえ(笑)
(一同爆笑)
—— タツヒロさんは落ち着いてますよね?
コウスケ:落ち着いてますよ!じいちゃんみたいに落ち着いてます(笑)
—— それ褒め言葉ですか(笑)
コウスケ:もちろんです!最大の褒め言葉ですよ!じいちゃんみたいって、どれだけ悟りの境地なんだよって感じですけど、でもほんとに昔から手本になってくれてたっていうか同世代では唯一、タツヒロから意見とかを言われても言う事聞けますね。
—— 今後カサリンチュをどう表現していきたいですか?
コウスケ:ともかく色んな人を喜ばせたいですね!喜んでもらいたいです。
タツヒロ:島の空気とか風とか自然を感じてもらえる様にできたらいいですね。
—— 最後にエムファン読者に一言ずつ、今回のミニアルバム「感謝」の聴き所をお願いします。
タツヒロ:初めて2人で歌ってるので、僕の声とコウスケの声の違いと、良さみたいなところを聴いてもらえたら嬉しいです。コウスケのビートボックスももちろんなんですが、歌ってる声も僕にはない声なので、2人の声を聴いてほしいですね。
コウスケ:ある意味ストレートで、またある意味深く作れた曲だと思います。「感謝」って単純な事なんだけど、なかなか出来なかったりするものだと思うので、この曲を聴いてあらためて思い起こしてくれたら最高に嬉しいですね。
—— ありがとうございました。
取材・文/まさやん