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Rake『WONDERFUL WORLD』インタビュー Page1


『100万回の「I love you」』で大ブレイクしたRakeは、生まれ故郷の仙台を活動拠点にして、昨年の震災で実際に自身も被災を経験。その中で生まれた”前を向いて生きていきたい”という想い。そんな想いが、2ndアルバム『WONDERFUL WORLD』にはあたたかい恋愛ソングと共に込められている。今回はRakeの恋愛観も交えながら、アルバムへの想いを語ってもらった。


ー 春のツアー<WONDERFUL WORLDツアー>お疲れ様でした!

Rake:ありがとうございます!


ー 以前の取材で「ライヴが終わった後、言葉にできないけど、とにかく良かったというものを届けたい」と語られていましたが、Rakeさんの手応えとしてはいかがでしたか?

Rake:このツアーで、セットリストの一番最後に用意していた「素晴らしき世界」という曲を歌いながら、一人一人みんなの顔を見ていたんですが、とてもその顔がキラキラしていて、心と音楽に耳を傾けてくれているように僕の目には映りました。そういう意味では、届けたい想いやメッセージは届いたんじゃないかと思います。勿論、自分の中では、まだまだこういう風に歌いたかったとか、こういうステージングにしたかったという課題はあげたらキリがない位に出てきたのですが、ライブを通して伝えたかった、「ポジティブに行こう。辛いことも沢山あるけど、僕らの毎日を一生懸命生きよう!」という想いは届いてくれたんじゃないかと思い、全13カ所回れました。


ー 私も赤坂BLITZにお伺いしたのですが、Rakeさんとオーディエンスとのグルーヴがどんどん一体になってきましたよね。

Rake:そうですね。”Rakeの音”というものをみんなが気持ちを込めて聴いてくれているし、一緒に会場の雰囲気を作ってくれていました。それに僕自身も、”Rakeの音”というものを、ライブをやればやるほど理解出来てくる気がするので、あのツアーでは”Rakeのライブ”というスタイルが、前より更に出来上がったと思います。特に13会場あったので、会場によってもどんどん深まっていきましたし。


ー 1stアルバム『First Sight』の発売から1年、待望の2ndアルバム『WONDERFUL WORLD』が7月18日(水)にリリースですが、まずは今作のコンセプトを教えてください。

Rake:前回のツアーもそうだったんですが、アルバム全体として、前向きに「よし、大丈夫!」「よし、頑張ろう!」と思えるものにしたいと思いました。このアルバムを聴いた時に、大変だけど、それでも笑っていたいと思って貰える様に、カラフルなアレンジで色々な音も入れましたし、アレンジもワンダフルワールドな雰囲気を音でも表したいと思い、作りました。


ー 前回のツアータイトルも今回のアルバムタイトルも『WONDERFUL WORLD』ですが、やはり今、”WONDERFUL WORLD”というワードは、Rakeさんのテーマになっている感じですか?

Rake:はい。自分の中でひとつの大きなテーマになっています。震災を経て、大変なことも理不尽なことも沢山あるけど、自分達が今日という日を一生懸命輝かしいものにしようと思って生きるべきだと思うし、今日や明日という日を信じることによって、より素晴らしい世界は広がっていく気がするんです。こうやって泣き笑いしながら今日という日を過ごせることは素晴らしい、と感じながら生きていきたいと思い、この”WONDERFUL WORLD ”という言葉を常に掲げています。


ー 前作『First Sight』ではグルーヴ感が際立っていたのに対して、『WONDERFUL WORLD』は、言葉や想いというものを大切にしているように感じました。

Rake:『First Sight』は今作『WONDERFUL WORLD』よりも、もっと音数も少なく、ソリットな感じで気持ちよく乗れるもので、自分がずっとやってきた得意なグルーヴをメインに表現しました。それに対して今作は、そこからより歌詞や歌を届けるというシンガーソングライターの部分を軸に置いて、グルーヴは残しつつカラフルに色付けていくという作業でしたので、また一歩進んだアプローチが出来たのではないかなと思っています。


ー カラフルという表現がありましたが、確かに今作では、Rakeさんの音楽性が多彩に表現されていますね。ロックやポップ、レゲエ…。

Rake:それにデジタルロックや、R&Bテイストのものもありますし。本当に色々な音楽が好きなので、それをようやくRakeのひとつの表現、Rakeサウンドとして出来るようになってきたと思います。


ー ひと言で、Rakeサウンドは何か言い表すのは難しいと思うのですが、あえて今、Rakeさんのサウンドの軸になっているものをあげるとすれば、なんでしょうか?

Rake:ある種、Rakeサウンドというものを下手に固めようとしなくても、しっかり自分の歌というものを歌えば、色々な色に染めても、それがRakeの音として成り立つんだという自覚というか、感覚になれたんです。それは今後に向けてもすごく大きな感覚だと思うし、軸にもなりえる。だからどんなジャンルやアレンジに挑戦しても、自分の音として昇華していけるんだという確信が持てました。


ー つまり、何か一つに決めるのではなく、逆に自由度が増したという感覚ですか?

Rake:そうです。今回、本当に色々なアレンジに挑戦しましたが、僕自身としてはひとつのRakeらしさとか、Rakeの歌というものをしっかり貫けたと思うので、そこは大きな収穫でした。だからこれからの自分の音楽にも期待が膨らみました。まだまだ色々な音楽を取り込めるし、発信していける、音楽を楽しめるという感覚を、このアルバムを作って感じました。1stアルバムの時はそこまで余裕がなくて、とにかくギターを持って気持ち良く一生懸命歌うというところで、良い意味でフレッシュさもあるアルバムだったと思うんです。だからあれはあれで、あの時じゃなきゃ出せない音だっただろうし、それを経ての今回の2ndアルバムなので、あの時より少し成熟した音を、イメージ通りに鳴らす事が出来ました。


ー しかも今作はタイアップが凄いですね。

Rake:ありがたいですね。みなさんが色々な曲を聴いてくれて、気に入っていただけるのは曲を作る人間としてはとても嬉しいし、感謝しています。


ー 5月23日(水)にリリースされた最新シングル『素晴らしき世界/大切な人』も収録されていますが、改めてこの2曲の想いを教えてください。

Rake:「素晴らしき世界」は震災の直後に作った曲で、あの時は僕自身本気で、音楽なんて、もう出来ないんじゃないかと思いましたが、沢山の人に助けていただき、感じたことがあったんです。それは、僕ら自身が諦めたら全て終わってしまう。僕らは希望をどこかから拾ってくるのではなくて、自分達で見いだして作っていくものだし、自分達が希望にならなければいけないって。そうやって素晴らしき世界を作らなければいけないという想いが溢れてきて、この曲がが生まれました。震災は本当に大きな被害をもたらしましたが、被害にあった方々の分まで一生懸命生きていかなければいけないし、多いに泣いて、多いに笑って生きていこうという曲です。


ー では「大切な人」も教えてください。

Rake:「大切な人」も、「素晴らしき世界」と通じるところはあるんですが、人は独りじゃ生きていけないし、物理的に隣に大切な人がいなかったとしても、誰しも心の中には大切な人という存在がいて、その人がいるから今日を頑張れているし、その人に笑っていて欲しいから明日も頑張れる。人によって、大切な人が近くにいる場合もあれば、離れている場合もあるだろうけど、常に心にはそんな大切な人のことを想っていたいという曲です。


 

リリース情報

New Album『 WONDERFUL WORLD』
7月18日リリース

DVD付初回盤(初回限定スリーブケース仕様)

BVCL343~344 ¥3,500(Tax in)
shokai20120711190018.jpg
[収録楽曲]
1.素晴らしき世界
2.フタリヒトツ
3.Right NOW
4.ありのままの君が好き
5.HANABI
6.希望の歌
7.真冬に咲いたオリオン
8.Smile Song
9.Gonna be OK!!!
10.Town Beat
11.大切な人
12.素晴らしき世界-strings ver.-
(BONUS TRACK)
13.100万回の「・・・」

[初回盤DVD収録内容]
1.Rake TOUR2012”WONDERFUL WORLD-The Beginning-”@Zepp Sendai
2.恋愛指南ドラマ『100万回の「I love you」』<監修・田村 淳(ロンドンブーツ1号2号)/森川 友義(早稲田大学国際教養学部教授)>

通常版
BVCL345 ¥3,000(Tax in)
tujo20120711190052.jpg
[収録楽曲]
1.素晴らしき世界
2.フタリヒトツ
3.Right NOW
4.ありのままの君が好き
5.HANABI
6.希望の歌
7.真冬に咲いたオリオン
8.Smile Song
9.Gonna be OK!!!
10.Town Beat
11.大切な人
12.素晴らしき世界-strings ver.-
(BONUS TRACK)
13.100万回の「・・・」
 

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LIVE情報

Rake TOUR2012 素晴らしき世界~Now and Forever~
チケット料金:スタンディング¥4,500(税込) 整理券番号付
※11/4仙台公演は全席指定となります。
※ドリンク代¥500(税込)別途必要(ホール公演となる仙台公演はドリンク代無しとなります。)


2012年10月20日(土) 梅田クラブクアトロ
お問合せ:キョードーインフォメーション TEL:06-7732-8888

2012年10月21日(日) 名古屋クラブクアトロ
お問合せ:サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100

2012年10月23日(火) Shibuya O-East
お問合せ:ディスクガレージ TEL:050-5533-0888

2012年10月26日(金) 広島クラブクアトロ
お問合せ:夢番地広島 TEL:082-249-3571

2012年10月28日(日) 福岡DRUM Be-1
お問合せ:キョードー西日本 TEL:092-714-0159

2012年11月4日(日) 東京エレクトロンホール宮城 ※ホール公演
お問合せ:ニュース・プロモーション TEL:022-266-7555

LIVE・EVENT

2012年7月20日(金)『めざましライブ2012』
2012年7月21日(土)~22日(日)『TBC夏まつり2012』



2012年8月04日(土)アサヒビール presents『情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'12』
2012年8月09日(木)a-nation『Asia Progress 』
2012年8月13日(月)『J-WAVE LIVE813+ac』
 

Interview

Live Report

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