ー この曲は電車で一目惚れしてしまう女の子の話ですが、山崎さん自身こういう経験は？

まさにこの曲を書いていた頃、いつもは急行に乗るんですが、ある日ゆっくり帰りたくて各駅停車に乗ったら、急行では跳ばしてしまう駅からすごくカッコいい人が乗ってきたんです!


ー おー!

電車に乗ってカッコいい男の子をチェックするってやっちゃいますよね。


ー うん、やっちゃう（笑）。

実際は目も合っていない位の状態なんですが、ここから始まる恋があったらロマンチックだなということを想像しながら書きました。


ー 山崎さんはどういう恋愛が理想であり憧れだったりする？

うーん、どんな感じだろう…。


ー 自分の曲でそういう恋愛観を一番込めた曲は？

「19才」（シングル『強くなる人』c/w）です。やはり結婚を考えるにはまだ早い年齢だと思うんです。でもだからと言って、全く将来のことを考えずに遊んでいていい年齢でもない。人を好きになった時に、別に将来がどうこうではないけど、今の時点では一緒に居たいと思ってる、「今」どうかという気持ちを書いた曲なんですけど、年齢的にもそういう恋が一番理想なんじゃないかと思います。


ー 恋愛にはあまり積極的じゃないのかな。歌詞やブログを見ていると結構「ひとり」というワードを目にすることがあるけど。

ひとりでいるのが好きかもしれません（笑）。勿論、友達と一緒にいるのは好きなんですが、恋愛に関してすごく子どもだと自覚はしています。恋をしている自分に、どん引きしちゃうんですよね（笑）。

＜一同爆笑＞


ー ところで休みの日は何をして過ごしているの？

カメラを持って出かけるか、部屋の掃除が多いですね。


ー もし一ヶ月丸々お休みをもらえたらどうする？

海外に行きます!寒いところに行きたいです。北欧とかヨーロッパはいいな。今年の夏、ハリウッドに行きたかったんです。それで色々と調べてパスポートも取ろうと思っていたんですが、結局行動力がないというか、準備不足すぎて京都になってしまって…（笑）。


ー それは随分変更したね（笑）。京都は楽しかった？

はい。楽しかったです。宿も決めずに行って（笑）。


ー えー！それって十分行動力あると思うけど（笑）。

でも準備をしない行動力というか、瞬発力だけはあるんです。京都はひとりで行ったんですが、高校の頃に修学旅行で一度行っているんです。今回はその時とほとんど同じルートで回ったんですが、実は修学旅行で回った時のことをあまり覚えていなくて。


ー 分かる、分かる！

だから「あぁ、こんなところも来たんだ。人間って記憶を亡くすものなんだな。」と思いながら一曲書いたりとか。なんか、求めて行ったものとは違う収穫を得られました（笑）。


ー 歌詞の話が中心になりましたが、“スコーレ”はイントロがすごくスエディッシュポップなイメージがしました。サウンド面で大切にした点は？

この曲は高校生の頃に書いた曲なんですが、ギターポップの雰囲気で書いたので、ギターフレーズは耳に残る感じにしたかったですし、爽やかさは意識しました。


ー どの曲でもやはりギターのフレーズや音色はすごく意識したりしますか？

こういうことを言って良いか分からないけど、現段階でのギターは伴奏楽器として考えています。ギターソロも全然弾かないですし。でもアコースティックギターの音はとても好きです。だからリズムがどうとか、ここでテクいコード使っていますというよりは雰囲気で聴いて気持ちよいと思える音が出したいです。私は丸くて暖かみがある音色というよりはジャキジャキしていて突き抜けるようなアコースティックギターの音が好きで。だから今回のアルバムも全体を通して聴いていてスッキリする音が多いかもしれません。


ー 2014年はどういう年にしたいですか？

本当にしょっぱな、1月8日からこのアルバムをリリース。それは2014年を決める大きな1枚だと思うので、まずはこのアルバムを多くの人に聴いてもらいたいという想いが一番にあります。その後3月には初めてのワンマンツアーがあり、それもすごく大切なものになってくると思うので、まず上半期は大切なことが沢山詰まっています。そこをしっかりと期待以上のものが出来れば良いと思います。


ー ワンマンツアーのイメージは何か描いていますか？

本当に、すごくやりたかったことですし、楽しみにしてくれていたファンの方もいるので、ライヴの雰囲気としては暖かいものになるだろうなと思っています。ファンと私が作り上げる暖かさがありつつ、カッコいい山崎あおいも見せられるライヴにしたいと思います。


ー 最後にmFound読者のみなさんへ一言お願いします。

2013年、本当に色々な人が私の曲を聴いてくれて、応援してくれる人も増えた1年でした。2014年もアルバムからスタートしてワンマンツアーがあります。私にとってもとても大切な1年になると思いますので、是非応援よろしくお願いいたします!!


ー ありがとうございます！ワンマンツアーも楽しみにしています。


TEXT：秋山昌未


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http://youtu.be/yBQb5dCRzJU

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