NEWALBUM「向日葵-Himawari」の全曲無料ダウンロード化という類を見ない試みを仕掛け、独自の道をひた走る侍ジャズ集団”PE'Z（ペズ）”が、今度は22日（現地時間）バルセロナで行われたスペイン最大の音楽の祭典メルセ'11においてヘッドライナーをつとめ、レイアール広場に詰めかけた1万人のバルセロナ市民を熱狂させた。

ペズは現在スペインツアー中で、17日のマドリードを皮切りにバレンシアを経由し21日にはバルセロナに到着し、息をつく間もなくバルセロナの目抜き通りであるランブラス通りでのストリートライブを行った。
この場所での演奏が許可されるのは異例の事で、渋谷の路上からその活動をスタートさせたバンドが今では毎年世界各国をツアーするまでに成功した成果がバルセロナ市当局に認められた形となった。
このストリートライブは大きな話題を呼び、TVE、El Paísなどの現地主要テレビ、ラジオ局、新聞社など、多数のメディアが詰めかけて取材合戦を繰り広げた。

一夜が明けた22日21時30分、5人はガウディー作のガス灯に彩られた市内中心部のレイアール広場のステージに登場。このThe Samurai Jazz Bandとして知られる日本から来たグループを一目見ようと集まった1万人を超える観客を前に、フリーダウンロードアルバムの1曲目に収録された「果てしなき世界」からライブはスタートした。緊張感のあるジャムセッションから一転、爆発力のあるオープニングでたちまち観客の心を掴んだ。
ニューアルバムからの楽曲を中心にライブは進み、アルバムリード曲でもある「陽ノムクホウへ」は言葉の壁を越えてヒイズミマサユ機(KEY)のシャウトが観客と一体化した。Ohyama (TP)のサムライ然とした佇まい、ヒイズミマサユ機のアクロバティックなステージングと超絶技巧の鍵盤さばきは現地でも大いに受け入れられ、その一挙手一投足に大歓声が上がった。規定の演奏時間を終えたにもかかわらず観客の声援は一向に鳴り止む気配をみせず、ステージスタッフの制止を振り切って急遽2曲を追加で強行演奏するというハプニングも起こったが、観客は大満足。大歓声の中、その幕を閉じた。

ペズはこの先ビルバオ、アストゥリアスとツアーを続行し27日に帰国を予定している。
そして10月16日(日)、ついに3年ぶりの単独ホール公演となる渋谷公会堂に満を持して登場する。
この公演は、アルバム発表、海外ツアーを踏まえて、その集大成ともいえるライブになることは間違いないだけに、大きな期待がかかるところだ。

NEWALBUM「向日葵-Himawari」は配信開始初日に5万ダウンロードを越えた。
その後もさらにその数字を伸ばし続けており、現時点で10万ダウロードを超えている。
過去にも書店展開でのCDリリースを行い、音楽業界の流通事情に一石を投じたペズが、こちらも業界を騒然とさせた今回のニューアルバム全曲フリーダウンロードは、不況にあえぐ音楽業界の救世主となるのか？今後も彼らの動きからは、目を離せそうにない。

フリーダウンロードは10月15日(土)23:59まで可能なので、早速オフィシャルHPに飛ぼう。


PE’Zニューアルバム『「向日葵-Himawari-」無料ダウンロード』
 期間：9月15日（木）12:00～10月15日（土）23:59
 オフィシャルHPよりダウンロード可能


 
■ PE'Z Official HP』  
http://www.worldapart.co.jp/pez

■ 『Ohyama "B.M.W" Wataruオフィシャルブログ「のぼり坂」』
http://blog.excite.co.jp/pez


PE'Z REALIVE 2011 秋
 
10/16(日)渋谷公会堂  
開場17:00 開演18:00
 
前売¥5,000 / 当日¥5,500（税込・全席指定）
チケット一般発売日：7/30(土)

info：SOGO TOKYO 03-3405-9999