多数のフェスに出演し、この夏を一気に駆け抜けたスズモクが、2011年11月9日(水)にニューシングル「真面目な人」をリリースすることを明らかにした。

同作は、フォーク・ギターからエレキ・ギターに持ち替え、スズモクの持つオルタナティブ・フォークのイメージを一新したロックテイストになっている。

歌詞中にある「他人の肩と　ぶつかるその度　諸刃の心が　震え始める」の部分では、心に抱えた爆発する寸前の不満が緊迫した様子を描写し、現代人が置かれた不安定な状況へ警鐘を鳴らす。
優しい歌い口から飛び出す毒のある鋭い歌詞、一心不乱にギターを掻き毟る躍動的なプレイスタイルに加えて、様々な経験を経て一回りも二回りも大きくなったスズモクの成長が感じさせ、スズモク初期の作品を更にパワーアップしたような【陰】の部分が強調された作品に仕上がってる。

スズモクは、LIVE中のMCで「自分もよく、お前は真面目な奴だな、と他人に言われるが、それはあくまでも他人から見た自分であり、それはいい事なのかどうかの答えは出てない」と話し、さらに「答えはいずれ自分自身で出す。この曲を聴いて個々のあり方に気づいてもらいたい。」と述べた。
これは、スズモク自身も現代社会の閉塞感の中でもがいているということの証であり、誰にとっても決して他人事ではない不安を、一緒に打破しようという想いの表れだろう。

カップリング曲の「鴉が鳴くから」は、街の嫌われ者であるカラスを自身の姿に重ね合わせ、傷ついたスズモク本人の心の闇や葛藤をカラスに例えて表現している。ここまでアーティストが自分自身を赤裸々に表現した楽曲は、他に類をみないのではないだろうかと思わずにいられない歌詞。そしてその歌詞を、アップテンポなラテンサンバのリズムにのせて歌い上げた意外性は、この曲のメッセージをより強烈に聴く人の心に突き刺すことだろう。

二曲が織り成す【陰】と【陰】のコントラストはスズモクが以前から持つ特徴であり、現代社会に向けて送るド直球でメッセージ性に富んだ辛辣な言葉は、ありきたりなラブソングや現実味に乏しい平和を歌った生ぬるい音楽ばかりになってしまった音楽業界へ、一石を投じるのではないだろうか。

乱れた社会の荒波にもまれる人々の心を、たった一本のギターを武器に代弁するスズモク。
その"人々”の中には、確かに彼自身も含まれている。己を奮い立たせる熱い魂で人々を揺さぶり、多くの共感を生む「真面目な人」は、今年下半期、必聴の一枚だ。


■ RELEASE

2011年11月9日 New Single Release!!
『真面目な人』
APPR-1204　¥1,260(tax in)

M1.真面目な人
M2.鴉が鳴くから
M3.真面目な人(instrumental)
M4.鴉が鳴くから(instrumental)


■ LIVETOUR

aim into the sun ～nickel wound～

9/4(日) 広島:LIVE café Jive
9/6(火) 岡山:MO:GLA
9/8(木) 京都:SOLE CAFE
9/10(土) 豊橋:HOUSE OF CRAZY
9/11(日) 静岡:UHU

チケット発売中
全公演
OPEN 19:00 / START 19:30
前売¥3,500 / 当日¥4,000
自由･tax in･drink代別


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