twitter twitter

最新音楽ニュース

米津玄師、初ワンマンライブ 代官山UNITライブレポ

2014.06.28 米津玄師

live120140628.jpg6月27日、代官山UNITにて、米津玄師Premium Live“帰りの会”が行われた。1万通を越す応募の中から選ばれた550人の観客が見つめる中、自らギター&ボーカルをつとめる4人編成バンドと共に、ファーストアルバム『diorama』の1曲目「街」からライブはスタート。

「ニコニコ動画」投稿で脚光を浴びた“ハチ”名義の時代から、主にDTMスタイルで楽曲を制作してきた彼にとって今回が初ライブだが、堂々とした立ち姿と歌唱力は予想以上で、オリコンウィークリーチャート2位を記録したセカンドアルバム『YANKEE』からの「MAD HEAD LOVE」など、激しい高速チューンでのバンドの息もぴったり。

中盤ではメランコリックなムードの「vivi」などミディアム/スローの曲を力強く響かせ、優れたメロディメイカーとしての才能を見せつける。「なぜ今日ここに立っているのか。それは、僕の音楽を支えてくれる人たちと、面と向かって話したいと思ったからです」

「アイネクライネ」を歌い終えたあとの、この日一番長いMC。“チームプレーが苦手”で“自分のためだけに曲を作っていた”彼が、新たな道を歩むことを決意する語りに、大きな拍手が湧きあがる。優れたメロディメイカー&シンガーでありつつ、歌詞では自己の存在と他者とのコミュニケーションの問題に正面から向き合う米津玄師のメッセージが、観客に強く響いていることを証明するワンシーンだ。

その後は「しとど晴天大迷惑」など高速チューン連発でぐいぐい盛り上げ、アンコールはメジャーデビューシングル「サンタマリア」をはじめたっぷり3曲。最後に「気をつけて帰ってください」と手を振る表情は、ライブが始まった時の緊張感とはまったく違う幸福感にあふれていた。今後の米津玄師にとって大きなターニングポイントになるであろう、貴重なライブだった。

(宮本英夫)

撮影:中野敬久


■ 米津玄師 Premium Live 帰りの会セットリスト
01. 街
02. リビングデッド・ユース
03. MAD HEAD LOVE
04. 駄菓子屋商売
05. 百鬼夜行
06. ホラ吹き猫野郎
07. 海と山椒魚
08. vivi
09. メランコリーキッチン
10. 乾涸びたバスひとつ
11. アイネクライネ
12. しとど晴天大迷惑
13. ゴーゴー幽霊船
14. TOXIC BOY
15. WOODEN DOLL

EN
01. サンタマリア
02. ドーナツホール
03. 遊園市街

【ライブメンバー】
Vo.&G: 米津玄師
G:中島宏
B:須藤優
D:堀正輝


■ OFFICIAL HP
http://reissuerecords.net/

 

フォトギャラリー

リリース情報

米津玄師「YANKEE」
2014年4月23日発売

全15曲収録

最新記事

一覧を見る

Interview

Live Report

Blog

ページの先頭へ

ホーム | プレスリリース | プライバシーポリシー | 広告に関しまして | お問い合わせ

  • facebook
  • ツイッター