エド・シーラン、超貴重な来日公演を開催!
デビュー・アルバム『+(プラス)』がイギリスはじめヨーロッパ諸国、オーストラリアで大ヒット。アメリカでもその人気に火がつき、ゴールド・ディスクを獲得。第55回グラミー賞ではデビュー・アルバムからのシングル「The A Team / Aチーム ~飛べない天使たち~」が最優秀楽曲賞に、第56回グラミー賞では最優秀新人賞にノミネートされ、2年連続で主要部門にノミネート。また、映画『ホビット 竜に奪われた王国』の主題歌にも自身の楽曲「アイ・シー・ファイヤー」が起用され、いま世界中から最も注目を集めている23歳の天才シンガー・ソングライター、エド・シーラン。
ファレル・ウィリアムスがプロデュースを手掛けた先行シングル「シング」収録のセカンド・アルバム『x(マルティプライ)』は、今年6月のリリース初週から6週連続で全英アルバム・チャート1位に輝き、イギリスにおいて2014年最もヒットしたアルバムに認定。5週以上連続でアルバム・チャート1位を記録するのは、2011年にリリースされたアデルの『21』以来となる。また、『x(マルティプライ)』は、アメリカでも2014年のポップ・アルバム最速セールスでBillboardチャート初登場1位を記録したほか、世界中の音楽チャートをも席巻しており、iTunesでは世界83ヶ国で1位を獲得している。
そんな中開催された今回のジャパン・ツアーは、東京公演/大阪公演ともに即日ソールド・アウト。8月8日(金)には新木場studio coastにて東京公演が行われ、プラチナ・チケットを手に入れた2700人がつめかけた。
スタンド・マイク2本とその足元に僅かな機材が置かれたステージに、Tシャツにハーフパンツ、スニーカーというラフな出で立ちのエド・シーランがリトルマーティンを抱え1人で登場すると、会場は大歓声に包まれ、ニュー・アルバム『x(マルティプライ)』からの「アイム・ア・メス」でライブがスタート。
コール・アンド・レスポンスで序盤から一気に盛り上げると、ループペダルを駆使し、ギター、ギターのボディをタップして生み出すリズム、コーラスを重ね、「レゴ・ハウス」、「ドント」と続く。
イントロが始まるたびに悲鳴のような歓声が湧き、「ドランク」のサビで大合唱が巻き起こると、エド・シーランは「みんなの歌、素晴らしいよ!最高!」と感激のコメントを述べ、寄せ書きが入った日の丸のフラッグを客席から受け取り、スタンド・マイクの1つにかけて次の曲へ。「ワン」でのしっとりとした美しいメロディと憂いのある歌声に聞き惚れていると、「テイク・イット・バック」では高速ラップを披露。表現の幅の広さに驚かされ、続く「ブラッドストリーム」ではギターの音を何層にも重ね、クライマックスでは力強くエモーショナルにギターを掻き鳴らし、生み出された音圧に思わず息を飲む。
デビュー前には年間300本以上ものライブを行っていたというエド・シーランだけに、全てを1人きりで演奏してしまうテクニックや観客とコミュニケーションを取りながらのパフォーマンスはさすがの一言に尽きるが、曲間ではチューニングをしながらファンからの呼びかけに応えたり、日本でのエピソードを無邪気に語ったり、どこまでも自然体にライブを進めていく。
今回のジャパン・ツアーで初めて演奏されたソウルフルな新曲「メイク・イット・レイン」、日本でも高い人気を誇る映画『ホビット 竜に奪われた王国』の主題歌「アイ・シー・ファイヤー」を披露すると、「これが最後の曲だよ。まぁ、アンコールでまた出てくるんだけどね(笑)。」と「ギヴ・ミー・ラヴ」を歌い上げ、本編が幕を閉じる。
そして、予告通りのアンコール。「ユー・ニードゥ・ミー・アイ・ドント・ニードゥ・ユー」では、ヒューマン・ビート・ボックスでリズムをつくり、マイクを手にステージを動き回り全身で会場を盛り上げる。「みんな携帯電話のライトをかざして」というエド・シーランのリクエストで生まれた幻想的な空間の中で、第55回グラミー賞で最優秀楽曲賞にノミネートされた「The A Team / Aチーム ~飛べない天使たち~」が披露されると、ラストはアルバム『x(マルティプライ)』からの1stシングル「シング」。サビでは曲名どおりこの夜最大のシンガロングが巻き起こり、どこまでも続く大合唱の中エド・シーランはステージを後にし、圧巻のライブが終了した。
Photo:HIROSHI NIREI
■ 8月8日(金) 東京 新木場studio coast セットリスト
I’m a Mess
Lego House
Don’t
Drunk
One
Take It Back
Bloodstream
Tenerife Sea
Little Bird
Make It Rain
Thinking Out Loud
I See Fire
Give Me Love
You Need Me, I Don't Need You
Gold Rush
A Team
Sing
■ ファースト・シングル「シング」ミュージック・ビデオ
http://youtu.be/tlYcUqEPN58
■ セカンド・シングル「ドント」ミュージック・ビデオ
http://youtu.be/iD2rhdFRehU
■ ワーナーミュージック・ジャパン ホームページ
http://wmg.jp/edsheeran/
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