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石崎ひゅーいが即興で曲作り!3日間に亘る音楽人養成クリエイティブ講座フェス「ソニアカ」、大盛況!

2014.09.25 EVENT 石崎ひゅーい

ソニーミュージックが行なう初の音楽人養成クリエイティブ講座フェス「Sonic Academy」(略称:ソニアカ)が、9月13日(土)〜15日(月・祝)の三日間に亘り、ソニーミュージック本社を中心に開催された。

超一流音楽プロフェッショナルによる実践的講座が3日間で全40講座以上、講師は第一線級の音楽のプロフェッショナルばかり。作詞・作曲、アレンジ、DTM、レコーディング、ギターテクニック、プロデュース論、セルフマネージメント、ヴィジュアル制作、ヴォーカルレッスン、バンドクリニック等、多岐に渡る実践的講座で、3日間でのべ1500名が受講した。

また、岸谷香、岸田繁(くるり)、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)など、著名なアーティストが登場するトークセッションや、自身のデモ音源を持ち込み、直接その場で現役のレコード会社プロデューサー、ディレクター、にアドバイスがもらえる「持ち込みデモ審査」等、バラエティに富んだ講座の数々。


tomita.jpg初日13日最初の講座は、MISIAや中島美嘉、秦 基博、キリンジなど数多くのプロデュースを手がけ、本人も冨田ラボとしてアーティスト活動をしている冨田恵一氏による『音の匠、 冨田ラボ(冨田恵一)が語るサウンドプロデューサーのホントのところ。』。

昨年リリースした自身のアルバム『Joyous』を題材に、デモから完成までのプロセスを、楽曲制作の際にインスパイアされたスコット・キンゼイの楽曲などと照らし合わせながら講義を行った。

また講義後半では、ソニー・ミュージック エンタテインメントのスタッフを聴き手に、自身のプロデューススタイルの他、実際のエピソードを冗談めかしに語り、受講生からは笑いが起こる一幕も。
講座の最後には「音楽を好きであることが重要。音楽が好きという熱量が高い人ほど訴求力が高い音楽を作っているし、音楽産業で必要な仕事をするのではないだろうか。」と語った。


tsuda.jpgまた、津田直士氏(作曲家・音楽プロデューサー)が講師を務める『「メンタルプロデュース」で世界に通用するアーティストへ』では、津田氏から観た“優れたアーティスト(クリエイター)”の共通点として、小中学校時代にドロップアウトしていることをあげた。

社会や常識などの矛盾に迎合できず「真実」を観ているからこそぶつかるのだと。
だからこそ物事をクリエイトする人間は社会の枠に捉われてはいけないと語り、X-JAPANの故・HIDEのレコーディングエピソードなど、「X JAPAN」をデビューから世界の舞台まで押し上げた音楽プロデューサーならではの講義となった。


marutani.jpgAKB48のミリオンシングル「永遠プレッシャー」「ラブラドール・レトリバー」などを始め、数多くの楽曲を手掛ける今もっとも注目のクリエイター、丸谷マナブ(Composer/Producer)の講座『コンペ戦国時代を勝ち抜く方法』では、同じくAKB48作品を多く手がける若田部誠(Producer / Composer / Songwriter / Arranger)を招いて、自分の武器、監督力、継続するメンタルについて講義を進めた。

まずコンペの為の曲作りとして1つのオーダーに膨大な量の応募が寄せられる為、平均的に良いのではなく、飛び抜けた何か、強烈にやりたいこと、培った経験を活かさなくてはならないと語り、洋楽をルーツに持ちながら自身もシンガーとして音楽と接してきた経験や、DTMスキル、Voディレクションスキルなどにも触れた。
更に仮歌やサウンドクオリティについての話や、受講生の持ち込みデモの評価など充実の内容。


sudou.jpgそして14日(日)、尾崎豊、浜田省吾、玉置浩二、橘いずみといった数々のビッグアーティストを手掛け、未だ現役プロデューサー、作詞家として活躍し続ける須藤晃氏(音楽プロデューサー)の講座『伝説のプロデューサー、須藤晃の音楽塾』では、声の要素、歌いっぷり、言葉の重要性に触れ、「人の言葉を受けいれるのは難しくても、それが音楽になった途端、心に入ってくる。音楽に対するリスペクトを持ってほしい。」と語った。

更に尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」(歌詞も既発された作品と大幅に違う)や、未発表音源など貴重なデモテープも披露。
「プロデューサーやミュージシャンを目指している人は、ここでこれを聴けたのは何か意味がある。」と語った。

更に、講座の最後、その後開催の『Special Talk Session "アーティスト"と"プロデューサー"の関係とは?須藤 晃 × 石崎ひゅーい』で、石崎に何か曲を作ってもらおうと突然の提案。
多くの受講生がworkshop areaへ。


sudou_ishizaki.jpg大きな拍手の中、須藤氏と石崎ひゅーいが登場。
石崎ひゅーいは須藤氏のプロデュースで2012年にデビュー。バンド「astrcoast」を解散しソロに至る経緯や、 トオミヨウ氏と制作したデモ音源のクオリティの高さ、放送事故と言われたMステーションのことなど多岐に亘る話が繰り広げられ、飄々とした笑顔や発言で会場は和みつつも、須藤氏は石崎を「10年、20年に一人の逸材」と言う。

そして(約束通り)須藤氏の提案を受けその場で曲を作ることに。
テーマは須藤氏提案で「女性活躍担当大臣」。
実際の現場では女性がかなり活躍している話などを交えながら楽曲を仕上げ、大きな拍手が巻き起こった。
楽曲に対し石崎は「アナーキーな感じもいいかなと思ったんですけど、最近“良いヤツ”が自分の中にいて、そいつが出てきました(笑)」と発言。
須藤氏も「素晴らしい!」と絶賛。

そして 同日、New Acoustic Camp 2014で披露したデング熱と蚊のことを歌った曲を披露する他、 最後に「折角だから」と「花瓶の花」の弾き語りで終了した。


shimazaki.jpgSMAP、AKB48、w-inds.、アニメ主題歌など数多くの作品を手掛ける島崎貴光氏 (作曲家・作詞家・編曲家・音楽プロデューサー) の講座『「作詞・作曲・編曲」全方位型クオリティーアップ・採用術!』では「よく運が良いとか、特別だとか言われるけれど、その影で見えない程コンペに落ちている。」と島崎氏は語った。

肩書きの多い島崎氏は、「単独ではなく組み合わせで採用率が増える。良いメロでもサウンドがしょぼければ駄目。」と武器を増やすことの重要性を述べる。

更に「歌詞の物語性については、キャッチコピーを勉強すると良い。」と、用意したプリントを元に講義。
島崎氏が作詞を手がけたw-inds. の「Top Secret」武道館公演【w-inds.Live Tour2007~Journey~】の映像を観ながら、歌詞のイメージから舞台演出が決まった話なども聴かせてくれた。


kawamurayuki.jpgカワムラユキ(作詞家/音楽プロデューサー/DJ)が講師を務める『音楽で起業したい人向けトータルプロデュース講座』ではカワムラ氏がプロデュース中の芸術家アイドルユニット「ナマコプリ」を聴き手に迎え、自身のバイオグラフィーをメインに、企業とはお金を産む方法を作る事、冒険とエレガンスの両立(貴重な茶目っ気と遊び心)、揺るぎない「自分の生き方」を貫ける環境を確立することを自分自身でトータル・プロデュースすることだと講義。


その他、15日(月・祝)もたむらぱんによる『たむらぱん音楽教室』や フラワーカンパニーズのグレートマエカワ氏による『直伝!セルフマネジメントでライブバンドマンとして生きる方法。』、「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」や「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」の著書が話題のジェーン・スー(コラムニスト/作詞家/ラジオパーソナリティ)による『コトバをカタチにする!キモチを伝えるコトバ講座』など、充実の内容で、音楽人養成クリエイティブ講座フェス「Sonic Academy」が幕を閉じた。


【主な講師陣】 (略敬称、順不同)
9/13(土)
冨田ラボ(冨田恵一)/いしわたり淳治 (作詞家/音楽プロデューサー)/津田直士 (音楽プロデューサー)/CHOKKAKU(編曲家・音楽プロデューサー)/砂原良徳 (ミュージシャン/プロデューサー)/Ryosuke “Dr.R” Sakai (音楽プロデューサー/歯科医師)/丸谷マナブ (Composer/Producer)/三好敏彦 (スタジオエンジニア)/三谷佳之(DiGiRECO編集長)/Open Reel Ensemble (アーティスト)/ソニー・ミュージック エンタテインメントグループ社員
*トークショー出演:岸谷香

9/14(日)
須藤晃 (音楽プロデューサー)/カワムラユキ(作詞家/音楽プロデューサー/DJ)/深澤秀行 (Composer/Producer)/井上ジョー (アーティスト) /川村ケン (作曲家/ミュージシャン)/西寺郷太(作曲家・作詞家・編曲家・音楽プロデューサー)/奥村岳児(PAエンジニア) /島崎貴光(作曲家・作詞家・編曲家・音楽プロデューサー)/藤本健(DTMステーション)/クボタマサヒコ (元BEAT CRUSADERS・キューンミュージック プロデューサー)/ソニー・ミュージック エンタテインメントグループ社員


9/15(月)
岸田繁 (くるり)/中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)/ROLLY(ロックスター)/たむらぱん(アーティスト)/sasakure.UK(サウンド・プロデューサー)/グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)/MANABOON(プロデューサー/作曲家/トラックメーカー・アレンジャー)/ジェーン・スー(コラムニスト・作詞家・ラジオパーソナリティ)/松浦晃久(サウンドプロデューサー)/園田健太郎(作曲家・音楽プロデューサー)/松井五郎(作詞家)/福原将宜(ギタリスト)/Watusi /COLDFEET (音楽プロデューサー・ベーシスト/DJ)/K-Ta/ソニー・ミュージック エンタテインメントグループ社員


【オフィシャルサイト】
http://www.soniaca.com

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