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Rake ワンマンツアー 「Rake 1st TOUR2011〜First Sight〜」@渋谷クラブクアトロ 2011.7.4

Rake ワンマンツアー 「Rake 1st TOUR2011〜First Sight〜」@渋谷クラブクアトロ 2011.7.4

あなたはRakeというアーティストを知っているだろうか?
…もし知らなかったとして、ヨコハマタイヤのCMでワンちゃんが気持ちよそうに毛をなびかせ、ドライブしているCMで流れている曲は思いだせるだろうか? “「愛してる」の言葉じゃ 足りないくらいに君が好き〜♪」” という曲。
そう! あの曲を歌っているのが仙台出身・在住のシンガーソングライター Rake(レイク)だ。キマグレンのオープニング・アクトで知っている人もいると思うが、その歌唱力と楽曲のクオリティ、ギターテクは新人とは思えない程のものを持っている。
そんなRakeの自身初ワンマンツアー 「Rake 1st TOUR2011〜First Sight〜」が7月4日(月)東京・渋谷クラブクアトロでファイナルを迎えた。

ステージの下部からあたる強いライト。アツい拍手で登場したバンドメンバーとRakeはその光の中をかき分けステージへ。
SEが止み、すーっと息を吸ったかと思うとビートボックスで一気にフロアを盛り上げるRake。ギターが ”First Sight”  のイントロを激しく掻き鳴らすと、1曲目からグルーヴ感いっぱいにRakeの世界を見せつけてくれる。ネイティブな英語の歌詞に天性としか思えないリズム感。
 

Rake110704_01.jpgしかし、挨拶では「今日ファイナルということで、みんなと会えるのを楽しみにしていました。みんなの心の届くように一生懸命歌います!」と、誠実な人柄を伺わせるような丁寧な挨拶をした。
Rakeの先導で ”Sunday Morning” をフロアも一緒に歌うが、アットホームであたたかい雰囲気がいつしか、初めてのツアーファイナルに緊張するRakeをも先導しているようにみえ、曲が終わるとRakeもオーディエンスに拍手を送った。刺激というより、調和に溢れた空気が満ち満ちている。


「東京の夏はやっぱり暑いね」
Rakeから、少しだけほっとした笑顔がこぼれた。しかし、すぐ真剣な表情で「震災の影響かもしれないけど、あっという間に一年の半分が過ぎた」と語ると「涙がこぼれる時も悔しい想いをする時も、それでも今日こうやって泣いたり笑ったり出来ることが幸せ」と続け、” 世界は今日も僕らをのせてまわる ” を熱唱した。



Rake110704_02.jpgライヴ中盤、スペシャルゲストのキマグレン ISEKIがサプライズで登場すると会場も大興奮!
「お前、キャンキャン言われてるなぁ」と ISEKIが言うと、「今日イチの盛り上がりじゃないですか!」と ISEKIへの大歓声にちょっとすねたように笑うRake。
ISEKIは「真面目だなぁ」とRakeを気兼ねない笑顔でひやかすと、お前にはユニークさが必要だと、Rakeの為に考えた一発ギャグを披露。当然フロアは、次にRakeがこれをやらされるんだ…というISEKIの無茶ぶりに変な緊張感が走った。当然、ISEKI先輩のお言葉、そりゃやらないわけにはいかないRake、頑張ってやりましたよ!かなり赤面しながらね(笑)。
 しかし、” Twilight feat.ISEKI(キマグレン) “ では、太陽のようなISEKIと、木漏れ日のようなRakeの光が美しく調和され、その絶妙なハーモニーにオーディエンスも魅了された。

Rake110704_03.jpg7年前、路上でストリートを始めた頃は自信がなく暗いところで歌っていたRake。
路上の先輩達からは「もっと明るいところで歌えよ!」といわれたという。
しかしこの日、本編最後となる “100万回の「I love you」” は、その時とは違い、今やUSEN J-POP総合チャートで史上初となる連続チャートイン日本新記録を樹立し、今もなお33週連続で記録を更新し続け、USEN上半期総合J-POPチャートでも2位という、2011年 “日本で一番聴かれている曲”として話題を集めている。

Rake110704_004.jpgアンコールになると、この “100万回の「I love you」” をハミングする歌声と手拍子がフロアに響いた。500人程の合唱に「これ、すごくない?!」と、近くで見ている人がつぶやく。確かにすごい!この光景をRakeはどう感じて、どう見ていたのだろうか。
その声に手をとられるようにして再び登場したRakeは、以前ものすごく緊張すると言っていたピアノ弾き語りの” 誓い” を歌い上げた。これは東北六県の夏祭りが仙台に集結した「東北六魂祭」のCMソングにもなっている。

「自分が好きでやってきた音楽。2、3年前までは音楽をやることがゴールだと思っていた。でも音楽はみんなに出会うための架け橋じゃないかと思う。」そういうと、やはり大切な出会いだったというバンドメンバーを再び引き入れ、ラストはアルバム『First Sight』同様に ”ただ会いたくて” を歌い上げ、締めくくると、初めてのツアーの幕はおりた。



Rake110704_05.jpg
ライブ後、Rakeにツアーの感想を聞くと、まだまだステップアップしていかなければいけないと言いながらも、みんなと出会えたことの喜びをキラキラした笑顔で語ってくれ、そういうRakeから生まれるものすべてがこの日のグルーヴと笑顔、心地よい時間を作り上げたんだと実感した日になった。


取材・文/まさやん


■セットリスト
M1 First Sight
M2 輝く明日へ
M3 愛の花
M4 WEAK
M5 Sunday Morning
M6 世界は今日も僕らをのせてまわる
M7 Sweet bitter days
M8 Freaky!
M9 Twilight feat.ISEKI(キマグレン)
M10 YES or NO
M11 君へのLOVE SONG
M12 希望の歌
M13 Drive on
M14 Fly away
M15 100万回の「I love you」


E1 誓い
E2 僕らはまた
E3 all I need is...
E4 ただ会いたくて



◉Rake 公式サイト http://www.rake.jp/

◎エムファン インタビュー http://mfound.jp/next/2011/05/rake.html

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