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中 孝介『ベストカバーズ~もっと日本。~』インタビュー Page3


ー 確かに桜の美しさの裏に、儚さや切なさを感じ、人への想いと重ねたり連想したりします。

春という季節は、前の年の冬から次の年の夏へ向けての通り道でもありますが、季節の変わり目に人は色々なことを感じて言葉に残していくからこそ春の名曲というのが沢山生まれるんだと思います。


ー 確かに春の名曲は多いですね。同じくボーカロイドで黒うさPさんの“紅一葉” もメロディが美しく、丁寧な歌詞使いが特徴的ですね。

そうなんですよ!本当に素晴らしくて!!


ー この曲に関してはスタッフさんからのご提案だったとか。

そうです。レコーディング前に必ず一度歌ってみるんですが、歌いながら「これは間違いないな!」と思いました。




ー 中さんの声とこの楽曲そのもののイメージが見事に合致していました。

ありがとうございます!メロディが和テイストで僕自身、歌っていても秋の風景を思い浮かべました。まだ早いですが、紅葉の季節には是非聴いて欲しい1曲になったと思います。


ー “歌に形はないけれど” もボーカロイドですがリアレンジは作者であるdorikoさんが担当。

お願いしました。やはり歌詞の世界が素晴らしい1曲です。人間は支えられたり支えたりしながら生きていきますが、その行為自体、形としては目に見えないですよね。でも優しくて思いやりの気持ちに溢れたことだと思うんです。


ー そうですね。

だから相手のことを大切に考え、接していればその想いはきっと届くものだと信じています。この “歌に形はないけれど”は、そういうことを感じさせてくれる曲です。アレンジもピアノとギターというシンプルな形で表現しています。


ー それがかえって中さんの歌声をはじめ、楽曲の全体像を際立たせている感じがしました。

僕もそう思いました!


ー 中島みゆきさんの“糸”ですが、リクエストが一番多かったそうですね。

はい。この曲は僕が高校生の頃にドラマのエンディングとして起用されていたんですが、その歌詞の世界観を震える想いで聴いていました。それからもよくカラオケでも歌っていましたし。


ー 私もまだこのアルバムの収録曲について知らなかった時、 “糸” が何故か一番最初に浮かびました。

本当ですか!? 嬉しいです。すごく好きな曲なので、デビュー後もライヴではカヴァーしていたんです。でも今回は自分の声で作品となって沢山の人に届いてくれるというのが嬉しくて。


ー 井上陽水さんの“少年時代”は夏のライヴではよく歌われているらしいですね。

結構昔から歌わせていただいています。


ー しかも間奏のフルートは中さんが演奏されているということですが。

あぁ、そうです。吹いてしまいました(笑)。


ー すごいですね!

いやいやいや(笑)。でも小さい頃から管楽器は大好きだったんです。吹奏楽部だったし。


ー そうだったんですか。吹奏楽部の頃からフルートを?

いえ。元々僕が音楽に触れたきっかけは姉の影響で習い始めたピアノでした。それで小学生の時に吹奏楽部に所属していて、当時はチューバという大きな金管楽器を担当していました。でも自分としてはフルートやクラリネットのような木管楽器をやりたくて。


ー ではなぜチューバを?

その時にたまたま男の子が少なくて「お前、これやれ!」って(笑)。


ー よくあるパターンですね(笑)。

そう(笑)。でもやはり木管楽器がどうしてもやりたくて、その後は自分でお小遣いを貯めてフルートを買いました!だから今回録音で使ったフルートは小学校のころからものなんです。


ー すごい!でもああいう楽器はメンテナンスをきちんとすれば一生ものらしいですね。

ええ。だからこれからも大切に使っていこうと思っています。


ー 中さんのフルートは夏の原風景を映し出すこの “少年時代” にピッタリな音色でした。

ありがとうございます。でも本当に、曲だけで夏を連想させてくれるいうのはすごいことだと思うし、同時に井上陽水さんのすごさも感じます。


ー 中さんの少年時代の夏の想い出で印象に残っているものは何ですか?

色々なところで話してしまっていますが、家族集まって浜辺でバーベキューをしていたんです。それで夜になったら僕たちが座っているシートの下がモコモコって動き出したので「何だ?」とシートをみんなでめくりあげたら、ウミガメの赤ちゃんが一斉にふ化していて(笑)。 それは未だに忘れられないです。


ー 奄美大島らしいというか、なかなか普通の海水浴場などでは体験できないことですよね。でも海が近い土地なのでいつでも泳ぎに行けることは羨ましいです!

アップダウンの厳しい坂道を汗だくだくで友達と自転車を走らせ、海に飛び込んだ時のあの開放感!最高でした。そういうこともこの曲が思い出させてくれました。それと奄美大島は屋久島ほどではありませんが、シダ植物が生えている原生林が存在し結構山深いので、川や滝があちこちにあるんです。だから海水浴だけではなく川遊びもよくしました。


 

リリース情報

中 孝介 4thアルバム
『ベストカバーズ~もっと日本。~』

2013年7月31日リリース

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初回生産限定盤(CD+DVD)¥3,800 BVCL-519~20
★DVD特典収録内容★
■世界遺産 吉野山金峯山寺蔵王堂  救おう千年の桜チャリティコンサート 
■中孝介『もっと日本。』投稿写真解説
<収録曲>M1.春 M2.花 M3.家路

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通常盤(CD)¥3,059 BVCL-521

【収録曲】
01 瑠璃色の地球
02 雨の降らない星では愛せないだろう? 中孝介 feat.高橋愛
03 桜 中孝介 feat.河口恭吾
04 少年時代
05 もしも明日が
06 紅一葉
07 糸
08 花
09 歌に形はないけれど
10 サンサーラ
11 春なのに 中孝介 feat.カサリンチュ
12 上を向いて歩こう
13 明日があるさ
14 愛燦燦
15 桜ノ雨  中孝介 feat.伊東歌詞太郎
16 夏夕空TX系アニメ「夏目友人帳」エンディング・テーマ
17 ありがとう

LIVE情報

中孝介アルバム完成記念SPニコニコ生放送
2013年7月28日(日)21:00~23:00(出演者の登場は、22:00頃を予定)
出演:中孝介(ヴォーカリスト)、伊東歌詞太郎(歌い手)、doriko(ボカロP)、桃知みなみ(アニメちっくアイドル)、ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
内容:スタジオ生ボカロカバー、中孝介feat.高橋愛「雨の降らない星では愛せないだろう?」ミュージックビデオ・フルヴァージョンOAなど
URL
http://live.nicovideo.jp/
watch/lv143843787


中孝介『ベストカバーズ~もっと日本。~』発売記念ミニライヴ&特典付握手会
7月30日(火)19:00スタート TSUTAYA名瀬店(奄美大島)
8月01日(木)12:00/15:00/18:00スタート(全3回)イオンモールりんくう泉南(大阪)
8月03日(土)12:30スタート ラゾーナ川崎 ルーファ広場グランドステージ(神奈川)スペシャルゲスト:高橋愛(握手会への参加は予定していません)
8月03日(土)19:00スタート イオンモール鹿児島(鹿児島)
8月04日(日)13:00スタート 阪急西宮ガーデンズ 4Fスカイガーデン 木の葉のステージ(兵庫)スペシャルゲスト:伊東歌詞太郎(握手会への参加は予定していません)
8月16日(金)17:00/19:00スタート(全2回)イオンモール土浦(茨城)
詳細は、中孝介オフィシャルHPをご覧ください。

中孝介 全国コンサートツアー2013『もっと日本。』
08月30日(金)大阪・高槻現代劇場 中ホール
08月31日(土)東京・シアター1010
09月07日(土)滋賀・日野町立 町民会館わたむきホール虹
09月08日(日)三重・多気町町民文化会館
09月10日(火)京都・京都府丹後会館
09月13日(金)新潟・NIIGATA LOTS
09月14日(土)山形・山形テルサ
09月22日(日)徳島・FIGARO
09月23日(月・祝)高知・高知県民文化ホール・グリーンホール
09月27日(金)鹿児島・かごしま県民交流センター
09月28日(土)福岡・イムズホール
10月14日(月・祝)広島・はつかいち文化ホールさくらぴあ
11月03日(日)宮城・仙台市民会館 小ホール
11月23日(土)北海道・札幌コンサートホールkitara 小ホール
11月30日(土)沖縄・桜坂劇場 ホールA
12月08日(日)東京・国際フォーラム ホールC
12月15日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ
12月21日(土)愛知・三井住友海上しらかわホール

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