ー じゃあ今後ツインヴォーカルの曲も出てくるかもしれませんね。
Lyuon:いやぁ。それにはまだまだ修行が足りません。
Taki:いやいや(笑)
Lyuon:元レッチリのギタリストだったフルシアンテ(John Anthony Frusciante)もすごく歌えるじゃないですか。
ー そうですね。
Lyuon:僕たちも歌いたいんですよ。歌いたいというか、歌えるバンドでありたいと思っているので。Takiの声や歌い回しを活かすようなコーラスワークやメロディの乗せ方を、特に僕とJukerは勉強していくべきかなと考えています。
Taki:このバンドはそういうところが凄いですよね。僕が出会ってきたバンドや自分がやってきたバンドは得てしてコーラスを嫌がるんです、難しいから。
Juker:そういう意味で、3人でライブをやっていたというのはすごく大きいです。それまではやはりコーラスに苦手意識を持っていましたから。ヴォーカルの良さを潰してしまうんじゃなかって。でも以前よりもチャレンジしてみようというマインドは大きくなりました。
ー 逆に、メンバーからみたTakiさんはどういう人ですか?
Juker:最初観た印象より先輩肌というか。
Lyuon:「タメ語使ったらキレるよ」っていわれました(笑)
Kaz:こえー!
Taki :いやいや(笑)
Juker:でも本当に引っ張っていってくれるタイプだと思います。
Kaz:Takiは真面目で粘り強い人です。Brandelを3人でやってきたということもあるし、そもそも僕らは世界を見据えているということもあるので、要求のレベルがすごく高いんです。だからすごく無茶を言ってるんじゃないかなと思ってもTakiは「よし、分かった!頑張るよ」って言ってくれて。そういうポジティブな思考と、それに向けて何をすればいいのかという努力の道筋を立てるのが上手な人なので安心して一緒にやっていけます。
Lyuon:やっぱりカッコいいんですよ、Takiは。発言や振る舞いがカッコいいし、プライベートのことを聞かれても躊躇したり吃ったりしないんです。すぐ答えてくれるし。そういう部分にカッコいい男性像を感じます。あとすごく大人です。だからBrandelとしてライブハウスに行った時もひとつも恥ずかしいことがない!それって実はとても難しいことじゃないですか。つい、みっともないことや恥ずかしいことをしてしまいがちだし。
ー なるほど。
Lyuon:Takiは必ず自分から「おはようございます!」って挨拶していくからフォローされる部分は多いです。特に年下の人達には積極的に話しかけるんです。
Kaz:そういえば対バンした高校生のバンドの子にクオカードあげてたよね(笑)。
Taki:あれはその子がその日誕生日だったらしくて、何かしてあげたいなと思って。
Lyuon:だから、そういうのがカッコいいんだよ。あと名古屋のライブでTakiがハンドマイクで歌っている時に100万円近いギターを倒しちゃったことがあったよね。
ー えー!!
Lyuon:でもお客さんに向かって「Don't be afraid」(訳:怖がらないで)って言ったんだよね。
Taki:あははは!確かにあの時はしょうがないって思ったからね。だけどその後、大丈夫かなって色々チェックしました。(笑)
ー では作品のことも伺いたいのですが、12月5日に先行配信曲『Sunrise』がリリースされますが、現在“Sunrise”が収録される新たな作品というのを製作中ですか?
メンバー:はい。
Lyuon:以前からあった2曲と新曲2曲なんですけど、新曲2曲は結構チャレンジしまくりですね。
Kaz:でもTakiが加入してから初めての新曲なので、Takiが入ってきたことによる良いケミストリーが出ていて4人ともこれは良い曲だと言えていますので、出来上がりが楽しみです!
Lyuon:1曲はTakiが持って来てくれた曲をアレンジしていて、それが凄くカッコいいです!
ー それに先駆けてリリースする『Sunrise』ですが、改めて楽曲に込めた想いを教えていただけますか?
Kaz:“Sunrise”は以前からある曲なんですが、実は3人でライブをやっている時に出来なかった曲なんです。
ー 出来なかった?
Kaz:はい。全体的にギター2本の絡みをすごく美しく聴かせるというコンセプトで作っていた曲なので、3人だとそれを表現出来なかったんです。でも曲的にはすごく好きなので早くやりたいと思っていたんです。そこへTakiが入ってきてくれたので、レコーディングすることが出来ました。
Juker: “Sunrise”は「日の出」という意味ですよね。そこには4人になってまたこの曲が出来るという想いもありますし、これからBrandelはどんどん昇っていくぞという意味も新たに込めた曲になりました。
ー 歌詞も、苦悩の中でも前向きであろうとする凛とした強さを感じました。
Lyuon:この歌詞はJukerの原案なんですが、JukerがBrandelに加入してから初めて一緒に作った曲です。
Juker:だから僕としても思い入れの強い曲です。それに新しいBrandelの一発目として出すにはふさわしい曲だと思っています。
ー “Sunrise”というタイトルも良いですよね。
Kaz:この曲は最初Jukerの家で夜中ずっと作業をしていて、良い感じのデモが仕上がったと思った時に朝になっていたんです。それでタイトルを “Sunrise”にしたんですが、そこから曲を振り返ってみた時に、サウンドはすごく壮大な感じにしたかったんです。日の出から来る新たな気持ちのようなものを表現したくて。
Sunrise TOUR 2012-2013 ツアー日程第一弾
2012/12/05(水)@ 下北沢 MOSAiC
2012/12/07(金)@ 高崎 club FLEEZ
2012/12/13(木)@ 熊谷 HEAVEN'S ROCK kumagaya
2012/12/19(水)@ 横浜 B.B.STREET
2012/12/26(水)@ 吉祥寺 SHUFFLE
2012/12/27(木)@ 下北沢 MOSAiC
2013/01/17(木)@ 千葉 LOOK
2013/01/21(月)@ 下北沢 SHELTER
2013/01/24(木)@ 大阪 2nd LINE
2013/01/28(月)@ 京都 MUSE
2013/01/29(火)@ 神戸 太陽と虎
2013/02/14(木)@ 名古屋 APOLLO THEATER
2013/02/19(火)@ 神戸 太陽と虎
2013/02/20(水)@ あべの ROCKTOWN