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グッドモーニングアメリカ『拝啓、ツラツストラ』インタビュー


ー それと歌詞の「喜びだけじゃなく 苦しみもグミに変えて 食べちゃえば」というところで、食玩のドラゴンボールグミを想い出しました(笑)。

そこは意識したんですが、でもドラゴンボール本編ではグミに変えるシーンはないんですよねぇ(笑)。


ー そっか!でも、ドラゴンボールファンとしてはきっと分かるということで(笑)。

そうであれば嬉しいです(笑)。


ー 更に歌詞を読み進めていくと、「何度生まれ変わっても 良かったと誇れる様な生き方をしていたいよな」とありますが、これって結構難しいですよね。

「ツァラトゥストラはかく語りき」で伝えたい部分はこういうことだと思うんです。何度生まれ変わっても同じような人生が繰り返される、故に生と死しかない。「それならつまらない生き方をしよう。」というのは駄目な生き方であり、それに対して、生と死しかない、それこそ広い意味でのルーティーンワーク…ただ生きるだけという中で有意義に何かを見つけようと能動的に動く人が「超人」になれるというような話なんです。だから毎回壁が出て来るです。それも毎回同じような壁だったり、もう少し高かったり低かったり。そういうのが繰り返される永劫回帰という考えがあり、つまりはそういう人生が何度も繰り返されるということ。


ー なるほど。

どうせなら能動的に楽しむ人生の方が良いのに、この民衆達は堕落してくだらない世界を生きているんだ。 もっと能動的に人生を楽しもうとツァラトゥストラさんが説くという物語です。


ー 完全に哲学の世界ですね。

そうです。実際、悟空も自分が心臓病で死ぬとなっても、戦えないのが悔しいという感じだったんです。それ自体「生」と「死」があるものだと分かっているというか、何かを超えているというか。


ー サウンド面ですが、ドラムの変則リズムと、ギターの出す疾走感のバランスがいいですね。

ドラムのリズムありきでAメロを作りました。サビが出来た時点でペギに「Aメロをどういう感じにしたい?」って聞いたら、彼の持っているリズムイメージを伝えてくれたので、(ツアー)長崎公演のリハ終わりくらいからずっと作っていたんです。今回CDに入っているベースラインもその時にあてた通りに出来たので、それなら流れるようなイメージで変則的に演れたらいいなと思い、そのまま繋げてサビ前はああいう感じでポン、ポン、ポンと。 でもドラムは当初、もっと変則だったんです。


ー そうだったんですか?

ええ。でもそれだと、拍子が分からなくなるって事務所のボスに言われて(笑)。だから少し変則は抑えました。それとギターに関してはCメロの最後を渡邊くんに託して、あとは自分で作りました。個人的に2番のオクターブでメロディを刻む部分はニュースクール・ハードコアシーンのCINEMECHANICA (シネメカニカ)みたいで気に入っています。


ー CINEMECHANICAって、お恥ずかしながら知らないです。

アメリカより日本の方が人気あったと思います。2ndシングルはツインドラム!ハードコアだけどインスト曲があるバンドで、面白いですよ。


ー 是非チェックしてみます!

今お話した“拝啓、ツラツストラ”の2番のオクターブみたいなニュアンスが入っているのは少しだけど、いつかやりたいなと思っていました。


ー 良い意味で変態的な?

そうです。まぁミニクラシックをエレキでやっている感じなんですが、僕らはあまりそういう作り方はしないので凄いなと思って。


ー そういうエッセンスは、サウンド作りの上でスパイスになりますよね。

そう思います。だからというわけではないですが、今回初めてベースラインを第二主線で作りました。ルートに重きを置きつつもメロディを刻む。そのお陰でギター2本の自由度が高くなったんです。バンドサウンドでそういうことに挑戦したのは初めてだったので、そういう意味では新しい方向にいきそうだと思いますし、今後も出来そうだと感じました。


ー 今作は、初回盤AとBでc/wが違いますが、“喝采”と“メロディ”どちらとも寺岡呼人さんがプロデュース。寺岡さんとは「イチ、ニッ、サンでジャンプ」からですよね。

はい。順番的には“メロディ”、 “喝采”、“イチ、ニッ、サンでジャンプ”でプロデュースしていただきました。僕ら、呼人さん以外にプロデュースをしてもらったことがないので、他の方と比べることは出来ませんが、すごく気を遣ってくださいました。でも、その気遣いをあまり表に出さないでいてくれたのでやはり大人だなと。それにすごい才能がある方です。作家さんのような感じ。歌詞の面で特にそういう部分は感じましたし、それこそ呼人さんが書く小説とかを呼んでみたいと思いました。


 

リリース情報

「拝啓、ツラツストラ」
2014/5/6(火)
発売

COZP-905-620140404.jpg
初回盤Aタイプ
COZA-905 / ¥1,500+税
CD
1 拝啓、ツラツストラ
2 喝采
DVD
グッドモーニングアメリカ企画「凌ぎ合う」ライブセレクト DVD
1.カラツ風ガ吹キツケル(凌ぎ合う vol.3 ~Wow Wow Sky~@八王子RIPS)
2.突破していこう(凌ぎ合う vol.3 ~Wow Wow Sky~@八王子RIPS)
3.ひこうき雲(凌ぎ合うvol.4 ~No No Dance~@吉祥寺Warp)
4.イチ、ニッ、サンでジャンプ(凌ぎ合う vol.5 ~Go Go Heaven~@八王子Match Vox)
5.未来へのスパイラル(凌ぎ合うvol.5 ~Go Go Heaven~@八王子Match Vox)

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COCA-1685820140404.jpg
初回盤Bタイプ
COCA-16858 / ¥1,300+税
CD
1 拝啓、ツラツストラ
2 メロディ
ボーナストラック たなしんの“走れ!ファイヤーレディオ!!”(たなしんによるラジオ番組)
「ベストヒット たなしん」、「ファイヤーショッピング!」、「たな姉の“恋のお悩み”100人斬り!」など

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COCA-1685920140404.jpg
通常盤
COCA-16859 / ¥1,000+税
CD:1 拝啓、ツラツストラ
2 喝采
3 拝啓、ツラツストラ(カラオケ)
4 喝采(カラオケ)

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LIVE情報

「7つの秘宝を探す冒険(読み:アドベンチャー)2014」ワンマンツアー

5月30日(金)広島 ナミキジャンクション
6月01日(日)福岡 BEAT STATION
6月06日(金)札幌 PENNY LANE24
6月15日(日)なんばHatch
6月21日(土)名古屋DIAMOND HALL
6月25日(水)仙台 MACANA
7月05日(土)Zepp DiverCity Tokyo

 

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