ー 先ほど、歌詞のような経験があるといわれましたね。

はい。「人のモンに手、出さんといてや」みたいな（笑）。そういう経験はバッチリあります!


ー あはは。ガチで勝負ですね。

そうそう。でも私はどちらかというと、相手の女性にキレるというよりは男性にキレることが多いかな。「あんた、何やってんの!」って（笑）まぁ、女の子ならわかると思います。


ー AZUさんは、やきもち妬き？

めっちゃ、やきもち妬きです。例えば彼氏が電話している受話器越しに女性の声がしたら、キッと睨みます（笑）。飲み会行ってくるって言われても、「誰がいるんだろう」って気になったり。でも、結構ほったらかしにすることも多いですけどね。ちゃんと連絡さえくれればOKみたいな。


ー ”最後のLOVE SONG” は、ウルッときました。シチュエーションを教えていただけますか？

これは完全に、元カレに歌っています（笑）。


ー そうなんですか！この時は遠距離恋愛？

いえ、そういうわけではなかったです。


ー じゃあ、距離感というのは、物理的なことではなく心の問題ですね。

そうです。「必要とした時はいつもそばにいなくて」という歌詞は、多分女性しか分からない感情かもしれませんけどね。それに、サヨナラという言葉はやっぱり寂しさも残るから言いたくないので、それなら最後に歌うラブソングにしようかなと思ったんです。


ー 別れるのって、大変ですよね。

付き合うのは簡単なんですけどね（笑）ほんと、めんどくさいですよね。


ー そうそう（笑）”Love letter~君がいるから~”  ですが、タイトル曲でもあるこの曲を最後にもってきた理由は？

1曲目から順番に聴いてもらって、最後に「全てがあなた達に歌って来たラブレターです」という想いをこめて、最後にしました。


ー 歌詞がシンプルなだけに胸にストレートに響きますが、逆に想いをシンプルな言葉で伝える難しさというのはありませんでした？

難しかったです。本当に伝えたいことは溢れる程いっぱいあるじゃないですか。でも言いすぎちゃって分からなくなっちゃって、この曲に関してだけは、本当に久しぶりに歌詞を少し手直ししています。 1回目に書いた歌詞はもっと抽象的なうえに、言いたいことが強すぎちゃって。 切ない気持ち、悲しい気持ち、こうして欲しいのにやってもらえない、また逆に自分がやってあげられないという気持ちを書いていたら、訳分からなくなって。 だからもっとシンプルにできないかと考えました。「私は何で手紙を書いているんだろう？」「誰に向けて、何を思って書いているんだろう？」という部分に立ち返って、その答えだけを書くようにしたんです。そうして答えだけを読み取ると、それってつまり「言葉にならない想い」なんじゃないかなと思ったんです。


ー なるほど。

そういう気持ちはどうすればいい？と問いつめたら、「手紙に書いたらいいんじゃないか」という答えに辿り着いたんです。


ー 30歳になった今年はどんな年にしたいですか？

歌えればいいかな（笑）そんなに多くはのぞまないし。チャートの1位を獲るにはどうすればとか、そういうことではなく歌えることが続くなら、それが全てです。


ー 以前も取材で「ライヴは近くに感じられる距離のものがいい」と言われていましたが、それと相通じるところですね。

はい。「遠っ! みえへんし!!」というのは、嫌なんですよ。歌ってる表情とかが見えると、もっと近くに感じられるのではと思うんです。近いって、愛情を感じますしね。例えば私が歌っている時に、泣きそうな顔をしていればみんなも泣きそうになって、めっちゃ笑顔だったら、みんなも笑顔になれるって。それが嬉しいんです。そういう環境にずっといたいです。勿論、もっともっと沢山の人に聴いてもらいたいという気持ちもありますが、やっぱり歌い続けられるというのが、一番ベストです。


ー 最後にmFound読者のみなさんに一言お願いします。

昨年末にはシングルをリリースし、今年最初にアルバムをリリースして、みんなに届く音楽が出来たと思いますので、是非、私からのラブレターを受け取って、聴いてもらいたいと思います。応援よろしくお願い致します!!!


ありがとうございます。

取材・文／まさやん

■ AZU公式サイト
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