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高橋優『太陽と花』インタビュー


ー『僕らの平成ロックンロール』に収録の“16歳”を、今回は弾き語りヴァージョンとして収録されていますが、何故今回この作品に収録しようと思ったんですか?

16歳の頃から思っていたことが、今回の“太陽と花”や「アリスの棘」のテーマとリンクしている気がしていたんです。やられたらやりかえすのか?やられてもやりかえさない方法はないものか?と悩んでいたことが、すごく投影されている曲なんです、この “16歳”という曲は。色々と辛い現実をみせられて「何なんだ!?」と戸惑いながらも、この世の中でまだ生きていけるだろう、君の瞳はまだ死んではいないだろうということを歌うことが ずっと一環していたんです。そういうメッセージは何も変わらず今も歌っていて、今回の新曲 “太陽と花”で歌っている内容も、同じ延長線上に歌詞の世界がある。だから今回 『太陽と花』で初めて高橋優を知ってくださる方にも、こういう曲をずっと歌っていたんだという紹介になるかなと思ったんです。


ー なるほど。この“16歳”を書いたのは、いつ頃でしたっけ?

上京してからなので、25歳位です。でも、歌詞のベースになっている、文章やメモ書きみたいなものは16歳の頃のものです。上京したての24、5歳位の時も、16歳当時と同じような気持ちになっていたんです。東京に味方も友達もいなくて。だから、「人間って何なんだろう?お金に頼るって何なんだろう?それでもこの瞳は死んでないだろう。」ということを歌いたくなったと思うんです。それで16歳のころのメモ書きと当時の想い出をミックスさせながら書いたんです。


ー その曲を30歳になった今、そしてその後、年齢を重ねながら歌うと伝えたいメッセージは変わらないにせよ、想いのようなものは変化してくると思いますか?

変化していって欲しいと思います。でも今のところ全然変わらないんです。今でも当時の気持ちのままで歌っちゃっているので憑依するんですよ、当時の自分が。レコーディングの時もそうでしたし。だから逆に「こんな時代もあったよね。」って思えたらいいし、今の気持ちからまた一歩前に出たいという想いもあります。ただ、30歳になった今でも大人に対しての疑問や、世界に対しての苛立ちや不安や混沌としている精神状態みたいなものがあるんだと思うんです。


ー それはそれで大切にした方がいいかもしれないですね。今は。

そうかもしれません。


ー 今回、初回盤特典には『高橋優2014東北ライブハウス大作戦ツアー“一人旅”(宮古~大船渡~石巻)“一人旅”完全密着5日間』が付属されていますが、東北ライブハウス大作戦ツアーはいかがでしたか?

僕にとって東北は、ものすごく情報量が多かったです。


ー 情報量?

弾き語りでおよそ2時間弱のステージをワンマンで演りきることは、メジャーデビューしてからは初めてでしたし、ましてやそれを3日間。1日1日が違う2時間だったし、お客さんの雰囲気も会話も全然違う。 宮古、大船渡、石巻それぞれに違う現状が広がっていました。移動中に陸前高田や名取市の現状を見ることも、自分の中ではすごい情報でしたし。そういう意味でも、移動も含めたあの5日間はインプットの多い5日間でした。


ー そうでしたか。

この時、密着してくれたカメラクルーとも仲良くなってLINE交換とかしたんです!


ー お、いいですね!

カメラマンの方が僕と同世代だったから、すごく話も合っておもしろかったです。先程も話しましたが、今は人と仲良くなるのが好きで、ご飯を一緒に食べようって話もして。カメラマンの仕事のことや人生観って訊いてみたいじゃないですか。


ー はいはい!

しかもお互いに映画好きということで、移動中の車内では「仮面ライダーでいったら何世代?」という話になったり(笑)。


ー 仮面ライダーって確かに世代って分かるよね(笑)。

僕もカメラマンさんも仮面ライダーBLACK世代でした。だから二人で、夜の東北の移動中に仮面ライダーの動画を観て「いいね〜。」って(笑)。


ー 男二人でもうちょっと色っぽい話はなかったの?

純米酒を呑みながら、夜の東北の風を肴にとか?(笑)


ー そうそう(笑)

全然なかったです(笑)。でも「マルサの女」がお勧めだって言ってたから観ました。世代が近いと、観て来た映画が似ていたり、気にはなってたけどまだ観てなかった映画の話でも合うので、すごく楽しかったです。


ー ライヴと言えば、『太陽と花』がリリースされる5月28日に、昨年11月に開催された武道館公演のLIVE DVD&Blu-ray「高橋優2013日本武道館【YOU CAN BREAK THE SILENCE IN BUDOKAN】が同時リリース。振り返って、初の武道館公演はいかがでしたか?

いつになく感情は高ぶっていました。それはあの日1日がすごく良い日だったからだと思います。映像の編集作業を僕もずっと立ち会わせてもらい、そこで改めて自分のライヴを観たんですが、映像を観ていてもぐーっと何かあの時のアツい気持ちが蘇ってくるんです。それは、あの日よほどの熱量が自分や会場の中にあったからなんだろうなと感じました。だからあの日来てくれた人にも、来れなかった人にも是非観て欲しいです。


ー 最後にmFound読者のみなさんに一言お願いします。

ドラマ「アリスの棘」は本当に面白いので皆さんに観ていただきたいんですが、今回『太陽と花』という曲で人間関係というか、人の面白さを改めて僕なりに歌おうと思いました。日々勉強を頑張っている人や、人に褒められることなく仕事をこなしている方々、頼るあてもなく独りで頑張っているすべての方々へこの曲をお届け出来たらと思っています。是非聴いてみて下さい。


ー ありがとうございました!


取材・文/秋山昌未


■ 高橋優 オフィシャルサイト
http://www.takahashiyu.com/


 

リリース情報

高橋優 11thシングル
『太陽と花』

5月28日(水)発売

1. 太陽と花
2. 以心伝心
3. 16歳(弾き語り)



taiyotohana_syokai.jpg
初回限定盤(CD+DVD)
WPZL-30856
 / ¥1500(税抜)
高橋優2014東北ライブハウス大作戦ツアー(宮古~大船渡~石巻)“一人旅”完全密着5日間

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taiyotohana_tsujo.jpg
通常盤(CD)
WPCL-11851
 / ¥1200(税抜)

amazon
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LIVE DVD/Blu-ray
『高橋優2013日本武道館【YOU CAN BREAK THE SILENCE IN BUDOKAN】』


初の日本武道館公演全曲収録!映像作品化!
初回プレス盤 別冊『武道館と高橋』(豪華80P)+デジパック仕様

収録曲:素晴らしき日常、福笑い、同じ空の下、旅人、こどものうた他全23曲収録
<特典映像>
高橋優すべってもくじけないライブMC集2011~2012
噛みんぐTune~カミカミ10連発

DVD

WPBL-90272/3(2枚組)/ ¥5,500(税抜)

Blu-Ray

WPXL-90064 / 
¥6,500(税抜)

※商品リンクはBlu-Rayです。

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LIVE情報


高橋優「太陽と花」発売記念スペシャルフリーライブ
2014年5月31日(土)13:00START 
東京都 ダイバーシティ東京プラザフェスティバル広場 

2014年5月31日(土)17:00START 
愛知県 アスナル金山内明日なる!広場 

2014年6月01日(日)14:00START 
大阪府 あべのキューズモール



「JOIN ALIVE」
2014年7月19(土)、20日(日)
※高橋優は20日(日)に出演致します

いわみざわ公園〈野外音楽堂キタオン&北海道グリーンランド遊園地〉

JOIN ALIVE イベントページ

http://www.joinalive.jp/2014/



「Amuse Fes 2014 BBQ inつま恋 ~僕らのビートを喰らえコラ!~」
2014年7月19日(土)
静岡県・つま恋
出演: WEAVER、Skoop On Somebody、高橋優、Perfume、BEGIN、flumpool、ポルノグラフィティ and more… (50音順)
イベントページ
http://www.amusebbq.jp/



「風とロック芋煮会2014 風とロックBASEBALL」

2014年9月27日(土)、28(日)
郡山総合運動場 開成山野球場

イベントページ
http://kazetorockimonikai.jp/2014/
home.html


 

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