くるり 5周年を迎えた主催の音楽フェス「京都音楽博覧会」無事終了!!
京都出身のロックバンド・くるりが、地元京都で5周年を迎える主催フェス「京都音楽博覧会2011in梅小路公園」を開催した。
もはや日本全土で音楽文化として根強く定着し始めている野外フェスだが、主要ターミナル駅(京都駅)から徒歩圏内という場所での開催は全国でも類を見ない。2007年、地元京都で新しい音楽の楽しみ方を提案したいと考えていたくるりが発起人となり京都都市内での大型野外フェスティバルとしてはじまったこのイベント、今年も大盛況のうち、終了した。
5周年となる今年は、「公園で奏でられる音楽祭」という音博の原点に戻り、アコースティック主体のステージを展開。もちろん5周年ということもありラインナップはきわめて豪華でありつつも京都音博らしい顔ぶれとなった。
京都市内という音楽イベントを行うには特殊な環境である為、実施面でも音出しは19時をめどに終了、演奏はもちろん、快適な空間を作り上げるべく努力している。
日時:2010年9月23日(日)開場10:30 開演12:00
会場:京都梅小路公園・芝生広場
動員:13000人(SOLD OUT)
主催:京都音楽博覧会実行委員会
京都音博サイト:http://www.kyotoonpaku.net/
<出演順>
小田和正
10-FEET
石川さゆり
フジファブリック
細野晴臣
マイア ヒラサワ
斉藤和義
くるり
京都音楽博覧会2011
毎年恒例のくるりによる開催宣言終了後、トップを飾るのは、音博3度目の登場となる小田和正。
全国ツアー中にも関わらず、駆けつけてくれた小田和正の登場に会場は大歓声に。
2曲目の「恋は大騒ぎ」ではくるりの岸田&佐藤そして田中佑司、フジファブリックの山内総一郎、boboが加わり、セッションが始まる。さらに3曲目には上記メンバーに加え、細野晴臣も登場!奇跡のセッションで始まったのは「風を集めて」。早くも今年の音博はクライマックスを迎えたような盛り上がりを見せる。
2番手で登場したのは10-FEET。
くるりと同じ京都出身で自身もフェス「京都大作戦」を主催し、大成功を収めているかれらが音博に初参戦。
トランペットのドクターハセガワを加えた、普段とはまったく違うアコースティックの編成にも関わらず、メンバーのMCも含めリラックスしたパフォーマンス。途中、「LOODY」「recollection」では同じく京都出身のつじあやのが参加し、セッションするなどサービス精神も見せたくれた。
ラストの1.secまで、まさにライブバンド、という圧巻のパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。
音博2度目となる石川さゆり。前回の登場ではフルバンドを引きつれ、度肝を抜くパフォーマンスを披露したが、今年はギター、ベース、パーカッション、キーボードというアコースティック編成で登場。注目の1曲目は「ウイスキーがお好きでしょ」。会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こる。続いては「津軽海峡・冬景色」と怒涛のセットリスト。途中、観客からのリクエストに応え、「リハもやっていない」という「天城越え」をサプライズで披露するなど、まさに「石川さゆり」の世界を広げた。
京都音楽博覧会初登場となったフジファブリック。
新たな旅立ちをした彼らのパフォーマンスに大きな期待がかかる中、メンバーが登場。
1曲目に選んだ楽曲は「MUSIC」。途中、サポートドラム/パーカッションにboboが登場。ニューアルバムからの楽曲が響き渡る。ファンにもなじみの深い「虹」、ラストの「ECHO」と続き、大きな歓声と拍手に包まれた。
2度目の音博登場となる細野晴臣は高田漣をサポートにシンプルな編成での登場。
途中セットリストを1曲飛ばすというハプニング(?)もありながら、細野ワールドで会場を包み込む。
後半ではくるりのメンバー、boboを呼び込み「Roochoo Gumbo」をセッション。岸田の強い要望で実現したという、セッションに観客も沸きあがった。
今回の音博で唯一の海外からの参加となったマイア ヒラサワ。
「京都でライブは初めて」というMCからスタートし、少し涼しくなってきた会場にすばらしい歌声が響き渡る。CMでもオンエアされている「It Doesn’t Stop」などなじみの深い楽曲をはさみ、「My Heart Beat」と短いMCで始まったヒット曲「Boom!」では観客の手拍子が会場で響き渡り、ピースフルな雰囲気でライブが終了。
斉藤和義はギター一本の弾き語りスタイルで登場。
「アゲハ」、「空に星が綺麗」とおなじみのヒット曲で一気に会場の盛り上がりは最高潮に。
10月にリリースされるニューアルバムから「ウサギとカメ」を披露するとそのメッセージに多くのファンが耳を傾ける。シンプルなスタイルのなか、圧倒的な存在感を見せる。
夕焼けに染まった梅小路公園に、ついにトリのくるりが登場!
サポートメンバーにはおなじみのboboに加え、高田漣が参加。5周年を迎えることができたこのイベントと、来てくれているお客さんにむけ、感謝の気持ちがこもった熱いパフォーマンスを展開する。全11曲を演奏し、今日出演してくれたTAKUMA(10-FEET)、フジファブリック、マイア ヒラサワ、斉藤和義を向かえ最後の曲として、「リバー」をセッション。鳴り止まない歓声と拍手の中、5年目の京都音楽博覧会は幕を閉じた。
カメラマンクレジット:黒瀬康之 YUSUYUKI KUROSE
京都音楽博覧会2011セットリスト
小田和正
1. 東京の空
2. 恋は大騒ぎ(w/くるり岸田&佐藤&田中、フジファブリック山内総一郎、bobo)
3. 風をあつめて(w/くるり岸田&佐藤&田中、フジファブリック山内総一郎、bobo、細野晴臣)
4. たしかなこと
10-FEET
SHOES
RIVER
LOODY(w/つじあやの)
recollection(w/つじあやの)
1.sec
石川さゆり
ウイスキーがお好きでしょ
津軽海峡・冬景色
緑のふるさと
転がる石
天城越え
朝花
フジファブリック
MUSIC
STAR
水飴と綿飴
虹
ECHO
細野晴臣
恋は桃色
Ramama
Radio Activity
Lonesome Road Movie
Hong Kong Blues
Roochoo Gumbo(w/くるり)
マイア ヒラサワ
The Wrong Way
HUSH NOW
太陽
It Doesn’t Stop
Fragile
丘の上で
Star Again
Boom!
斉藤和義
アゲハ
空に星が綺麗
ウサギとカメ
ずっと好きだった
ずっとウソだった
歌うたいのバラッド
くるり
奇跡
旅の途中
砂の星
BABY I LOVE YOU
京都の大学生
いっぽ
バンドワゴン
おはら節
ブレーメン
宿はなし
リバー
(w/TAKUMA(10-FEET)、フジファブリック、細野晴臣、マイア ヒラサワ、斉藤和義)
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