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山田洋次×久石譲、夢の初共演!スペシャルトークセッション!

2013.01.26 映画

main20130126161828.jpg『家族』、『幸福の黄色いハンカチ』、『おとうと』、そして『男はつらいよ』シリーズなどで、その時代、時代の家族を見つめ続けてきた山田洋次監督。監督作81作目となる最新作『東京家族』が先日公開初日を迎えた。

慈しむように丁寧に映し出される、どこにでもある家族の風景。やっかいだけど愛おしい、今を生きる家族を通して、大きな共感の笑いと涙を届けている本作は、本日付で動員50万人を突破するなど大ヒット公開中。

そしてこの度、映画の公開を記念し、国立音楽大学の学生向けに、映画界・音楽界の第一線を走り続けている山田洋次監督、久石譲さんの2人の巨匠による、初の貴重なトークセッションが開催され、二人の映画、そして音楽に対する思いが語られると共に、この日を楽しみに集まった250名の学生の皆さんからは、たくさんの質問が飛び出し、更に、久石譲さんによる『東京家族』のピアノ生演奏が行われるなど映画同様大いに盛り上がったスペシャルトークセッションとなった。


■ スペシャルトークセッション概要

日時:1月25日(金)16:20~
場所:国立音楽大学新1号館オーケストラスタジオ
登壇者:山田洋次監督、久石譲
ゲスト:花崎薫(チェロ演奏)
(愛知県立芸術大学准教授 元新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者)
司会:津島令子


■ スペシャルトークセッション内容

MC:それでは、ご紹介いたしましょう。山田洋次監督、久石譲さんです。みなさま、拍手でお迎えください。それでは、一言ずつご挨拶を頂きます。はじめに、山田洋次監督、ご挨拶をお願いいたします。

山田洋次監督:音楽大学はあこがれの場所です。ここでどんな授業が行われているのか、想像するだけで夢のようです。

久石譲さん:今日は映像と音楽の話で、授業じゃないから興味深い話が出来ると思うから楽しみにしててね(笑)

MC:映像音楽という世界へ入られたきっかけは?

久石譲さん:食べるためですかね(笑)年間300本以上映画を見ていたので、一番好きな音楽と、大好きな映画の仕事ができるからかな。

MC:映像音楽の魅力とは?

久石譲さん:思い通りにいかないところですね。今でも思い通りにいかない。

山田洋次監督:映画が一番近い芸術は音楽かもしれないですね。演劇なんかよりも映画は音楽に近いのでは?映画音楽の学問が日本にないのが不思議なくらいです。

MC:ここで、本日は特別に、生演奏をお聞かせ頂きましょう

<久石さんの『東京家族』演奏>

演奏曲
・One Summer’s Day(『千と千尋の神隠し』より)
・東京家族(『東京家族』より)
・Departues(『おくりびと』より)

MC:山田監督演奏はいかがだったでしょうか?

山田洋次監督:『東京家族』の画面が浮かんできました。私の中では音楽と画面が既に一緒になってしまっているようです。

MC:山田監督と久石さんは今回の『東京家族』で初タッグを組まれましたが、どのような感じだったのでしょうか?

久石譲さん:映画監督も音楽家も呼吸が合うかが大事ですね。『東京家族』はある意味重くて、素晴らしい作品。個人的にはとてもプレッシャーがありました。

山田洋次監督:作曲家と組んでやるのはとても大変。お見合いのようなもので、どういう人と組んでやるかというのはとても気を使う。緊張しました。

MC:『東京家族』では監督からはどんな指示があったのでしょうか?

久石譲さん:空気のような音楽、雰囲気を邪魔しないような音楽と言われていました。今回はあまりたくさんの音楽を必要としない、芝居を邪魔しないで共存出来る音楽なんだと思いました。

山田洋次監督:カメラだけ、演技だけ、音楽だけが素晴らしいというのではなく、映画全体でアンサンブルをつくりあげて、観客の心の中にすーっと吸い込まれていくような作品でなければいけないと思っています。

久石譲さん:今回は2時間半ぐらいの映画なんだけど、曲は全部で25分ぐらいしかないんです。いかにうすく書くか、でもやせすぎちゃいけない・・・そんな色々な工夫をしていくうちに、こんな技があるんだと、3つぐらい新しい技を発見しました。

山田監督:今回はいかに雰囲気を邪魔しないような音楽と思っていたのですが、でもオーケストラでないといけないと思いました。節約するととどうしても貧しくなってしまう。

久石譲さん:色々なテクノロジーが流行るのはいけど、ダウンロードした音楽などはあくまで情報。情報には感動がありません。映画もやっぱり映画館で見るからこそ感じるものがあると思います。

山田洋次監督:安っぽく感じるものは全て情報だけで成り立っている。映画は全てのショットが情感を持っていなくてはいけないと思います。

<この後、学生から山田洋次監督と久石譲さんとの間で、活発な質疑応答が行われ、イベントは大盛況のうちに幕をおろした。>


「東京家族』
監督:山田洋次
脚本:山田洋次  平松恵美子
音楽:久石譲
出演:橋爪功  吉行和子  西村雅彦  夏川結衣  中嶋朋子  林家正蔵 妻夫木聡  蒼井優

制作・配給:松竹株式会社
2013年1月19日(土)全国ロードショー
©2013「東京家族」製作委員会

■ 公式サイト
http://www.tokyo-kazoku.jp/

■ 公式Facebook
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