ー なるほど。
流れでというか、勢いで弾いてみようかという感じでやっていったらめちゃめちゃへヴィーな感じになりました。
ー サウンドも歌詞もすごく耳に残りますよね。
「泣ぐ子はいねか」って、僕はすごく良い言葉だと思うんです。つまり「泣ぐ子はいねか」ということは「泣いてちゃいかんぞ」というメッセージじゃないですか。“福笑い”の反面教師というか(笑)。
ー でも「泣ぐ子はいねか!」と言いながらナマハゲが登場した途端、それまで笑っていた子どもが泣いちゃうというね(笑)。
秋田の構図です(笑)。ナマハゲって本当に怖いんですよ!
ー 怖いでしょ、あんな風貌の人がいきなり家に入ってきたら(笑)。
でもそれで、お父さんやお母さんの言うことをきちんと聞きなさいということを促すんです。「ニンジン残したらナマハゲ来るよ!」って言われると子どもは慌てて食べるし、「ちゃんとオモチャを片付けなさい。そうじゃないとナマハゲ来るよ!」って言われるとウワァーってもの凄い勢いで片付ける(笑)。
ー それは確実に片付けるね(笑)。
そういうトラウマ的経験を一度しておくと、子どもたちにはすごい説得力になるんです。なのに先日ナマハゲに入っていた人が女子風呂を覗いたって捕まったんですよ。
ー えー!ダメダメ、それは!!!
でしょ!説得力ゼロ!
<一同爆笑>
それに加えて秋田は今、 高齢化率ナンバー1だからナマハゲに入る人が減ってしまっていて。若い人は秋田を出る人が多いんです。
ー そうなんだ。
だから自分の曲がどんなアプローチになるか分からないけど、地元愛を持つというのは大切だと思って作りました。
ー 地元愛とか方言とか、絶対に大切にした方が良いと思います!
そうですよね!「俺、ナマハゲだけで生きていく」みたいな若者が出てきて欲しいですもん。
ー それが秋田だけでなく全国区になったりして。
ユルキャラに対抗してオドロオドロしいキャラ!
ー いいですね、それ(笑)。では改めてアルバム最後の楽曲“涙の温度”の話を伺いますが、この曲の穏やかな歌詞世界とメロディで、どこか救われるような気持ちになりました。まさにアルバムの最後をしめる意味がある気がしたというか。
このアルバムのトータルとして何が言いたいかということになってくると思うんですが、僕はこのアルバムで他者と繋がりたかったんです、もっともっと。自分以外の人の温度というのは自分とは違う。それは肌の温度が違えば心の温度も違うし考え方も違って当たり前だと思うんです。だから人は時に、その違いで隔たりを作って遠ざけあったりすることもあるけど、違うところが見つかることも僕はすごく素晴らしいことだと思うんです。それもひとつの繋がりだし。勿論そんな中で何か共通点を見つけられればそれも素晴らしい。ただそれは同価値だと思うんです。つまり他者と出会えている状態というのはどちらも素晴らしい。自分独りだったら誰の温度も知ることが出来ないわけですから。死んだ人の温度はすごく冷たいじゃないですか。
ー ええ。
それもすごく哀しいことだし、生きている人同士で触れ合えるって、本当に素晴らしいと思います。だから僕は今回のアルバムで11曲を通して高橋優の今感じている全てを心をおおっぴらに開いて聴いて欲しいし、感じて欲しいです。そこで、「自分とは考え方が違う、私ならこうは思わない。」とか「うわぁ、俺このワードすごく共感出来る!」とか、それこそ「私もいじめられていた。」とか「僕もまさしく今彼女をフッたばかりだ。」とかで共通点や相違点をいっぱい確かめ合いたかったし、そこに繋がりを見いだしたかった。それが人との出会いだし、縁(ゆかり)を深めていくことだと思ったんです。この曲では最後に「さよならまた会えるそのときまで」と歌っていますが、僕以外の人がいなかったら僕はこのアルバムを作っていませんでした。だから正直なところ、みんなに言いたいんです。「生まれてきてくれてありがとう。」って。だけどそんなことを急に言ったら気持ち悪いじゃないですか(笑)。
ー まぁ驚くね(笑)。
だからあまり言いたくはなかったんですが、このアルバムでつまり僕が言いたいことというのはそこに集約されているんです。自分と他者がいる。みんながいてくれたから僕は歌おうと思ったし曲も書ける。だから「生まれてきてくれてありがとう」。そこに辿り着きたかったから、この “涙の温度”をアルバムの最後に置きましたし、それがこのアルバム『BREAK MY SILENCE』で一番言いたかったことです。
ー ありがとうございました。ツアーも頑張って下さい!
取材・文/秋山昌未
■ 高橋優オフィシャルホームページ
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応募は締切ました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※未記入の場合は無効となりますのでご注意ください。
※発表は発送をもって代えさせていただきます。
応募締切:2013年7月14日(日)23時59分
3rdフルアルバム
『BREAK MY SILENCE』
2013年7月10日発売
1 ジェネレーションY
2 (Where's)THE SILENT MAJORITY?
3 陽はまた昇る
4 人見知りベイベー
5 空気
6 CANDY
7 スペアキー
8 蝉
9 泣ぐ子はいねが
10 同じ空の下
11 涙の温度
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初回限定盤(2CD)
WPCL-11519 \3,570(税込)
『ボツ曲大全集①』(CD)
1 傍観悲観者
2 足フェチ
3 ブランク
4 テレビを見ながら
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通常盤(CD)
WPCL-11521 ¥3,150(税込)
*初回プレス盤(初回限定盤・通常盤共通)のみ:封入特典あり
高橋優2013全国ホールツアー【BREAK OUR SILENCE】
7月27日(土)福岡国際会議場メインホール
8月11日(日)秋田市文化会館
8月17日(土)渋谷公会堂
8月18日(日)渋谷公会堂
8月24日(土)オリックス劇場
8月25日(日)オリックス劇場
8月30日(金)札幌市教育文化会館
9月21日(土)仙台市民会館
9月23日(月・祝)いわきアリオス中劇場
9月27日(金)広島アステールプラザ大ホール
9月29日(日)愛知県芸術劇場大ホール









