ー 楽しみですね。やはり土地によって、ノリ方やノる曲に違いはありますか?
あります、あります!あとは会場の雰囲気や照明の明るさ、天気にも関係します。この『doa Acoustic Live Tour “3WAY STREET”』では毎回セットリストが違うんです。何十曲か用意しておいて、その日にどの曲をやるか決めるので、毎回ライブの流れも違ければ、ノリも違うし。そういう意味では本当にその時にしかないライブになっています。
ー アルバムタイトルの『RIDE ON』という手書き文字をどなたが書かれたか気になっているというご質問もTwitterで多数寄せられていました。
あれはデザイナーの方に書いてもらったんですが、今回のジャケットは文字だけでなく車と一緒に写っているデザインも僕らから提案させてもらったんです。赤い車が写っていますが、あれと色違いの車に実際僕が乗っていたんです。フォルクスワーゲン タイプ3という66年の車なんですが、最初は僕の車で撮ろうかという話もあったんですが、僕のは地味な色だったので赤い色をお借りしてきて富士山麓で撮影しました。それなのに富士山が写ってないというね(笑)。
ー やっぱりイメージとしてはもっと…。
そう。カルフォルニアのイメージだからね(笑)。カメラマンさんが「富士山が入るとやっぱり和風なイメージになっちゃうから。」って、フレームアウトさせて撮りました。
ー じゃあ実際、徳永さんたちは綺麗な富士山を見られたんですね。
もう、ドーン!って感じでしたよ。
(Twitterより)アルバムで一番苦労した曲は何でしょうか?
“Like an angel”です。この曲は3、4年前からずっと温めていた曲なんですが、なかなか納得いく形に出来なくて。特に歌詞を何度も書き直したんですが、ハマリが良くなかったんです。僕らは三人のうち誰か一人が納得いってないとものすごくテンションが下がっちゃって「もういいや、次の曲やろう!」ってなっちゃうんです(笑)。まぁそこは信頼感があるからなんですけどね。やっぱり誰かが良くないということは曲自体が良くないんだと思うんです。だからこの曲もデモ状態でずっと置いていたんですが、今回はこういうストーリーが出て来て、それがすごくハマッたので、作り始めてからは1週間位で出来上がりましたがそれまでが大変でした。
ー この曲では、もう別れてしまった愛しい人の未練や後悔を切ないバラードで表現していて、まさに今この時期にピッタリの楽曲ですね。 前回のアルバム『THIS LIFE』でも“かすうどん”という、関西を象徴するようなタイトルの作品がありましたが、今回は「心斎橋」 というキーワードが出てきますね。
はい。僕は元々横浜生まれで、doaを活動する少し前に大阪に移り住んでから向こうでメンバーと知り合ったので、doaはずっと大阪で育ってきたバンドで今も3人共大阪に住んで、大阪を拠点として活動しています。この “Like an angel”を作るにあたって、心斎橋というキーワードはどちらかというとお笑いに近いイメージというか、明るいイメージがある場所なので、失恋ソングに当てはめて歌うのがすごく難しい曲でした。だから心斎橋ではなく、京橋にしようかなとか四つ橋にしようかなとか色々考えたんです。
ー そうだったんですね。
心斎橋って、いわゆる繁華街で飲み屋さんとかも沢山あるから、夜中もずっと賑わっている街なんです。
ー でも最終的に心斎橋にした理由は何ですか?
本当にいつも活動しているスタジオが心斎橋にあるので、そこら辺の喧噪はすごく分かっているし、やっぱり大阪を象徴する地名でもあるので、例えば東京の方が大阪に行った時に心斎橋に寄ってみて、「あぁ、こういうところなんだ」とか、この曲を聴いてから心斎橋を見てもらうと、曲自体の聴こえ方がまた変わってきたりしますから面白いかもしれないと思い、心斎橋というワードを使いました。
(Twitterより)doaの曲を聴くと、関西や大阪に行きたくなります。
ー 関西でおススメの場所はありますか?
いっぱいありますが、僕は淡路島が好きです。僕はバイクでツーリングに行ったりもするんですが、明石海峡大橋というすごく大きい橋があって、そこからちょっと渡ったところにあるサービスエリアからの眺めがすごく綺麗です。
ー あと大阪だとやはり食い倒れのイメージがありますね。美味しいものが安い!
安いですね!でも僕は生粋の関東っ子だったので、あえて言わせていただくと、関西って関東人から見るコテコテのイメージってあるじゃないですか。
ー すみません、確かにあります。
でもそうではないです。しかもみんなが面白い人かっていうと、シャイな人もいるしすごく真面目な人もいる。でも一応ボケツッコミはやるけど!みたいなね(笑)。
ー なるほど。
それに、思った以上に関西には、色々な地域から移り住んでいる人達がいます。僕らはhillsパン工場というライブハウスをホームグラウンドに活動しているんですが、周りのミュージシャンは九州や四国出身、東京や北海道など本当にあちこちから集まっているんですよ。だからそういう部分でも僕自身イメージと違いました。
(Twitterより)メロディや歌詞はどういう時に思いつくことが多いのですか?
何故か電車での乗り換え時が多いんです。だから急に思いついてスマートフォンで「ラララ〜ララ♪」って鼻歌を録音していますから結構怖いですよ。
(Twitterより)徳ちゃんはボケツッコミ出来るようになりましたか?
全然駄目です。なかなかネイティブの方には敵わないです。吉本君は関西人なので、彼がボケた時に僕がツッコまないとすごく怒られます!しかもライブ中に(笑)
ー え、ライブ中に?(笑)
そうそう!(笑)
(Twitterより)最近バイクでどこに行きましたか?いずれ吉本さんともツーリング出来ますね。
そうなんですよ。吉本君も最近バイクに乗り出したし。…最近どこに行ったかな。あ、そうそうバイクが壊れちゃって秋に紅葉を観に行きたかったのが行けなくて。だから一番最近バイクに乗ったのは、修理屋さんから家までです(笑)。
ー 徳永さんから観て、大田さんと吉本さんはどういう人ですか?
大田さんは字が綺麗。だから色々なところにサインと共にメッセージを書かせてもらう時には大田さんに書いてもらいます。僕は字が汚くて、吉本君は漢字が分かってないんです(笑)。だから頼れる兄貴です。
ー ミュージシャンとしてはいかがですか?
器がデカいです。キャパシティが広いので要望を言うと「そんなこと出来ないよ」って言いながらやってしまう。だから逆にリクエストしやすいんですよ。
ー 吉本さんは?
吉本君は生粋の関西人です。関西人を絵に描いたような関西人!あとは(レースで)1000分の1秒を争っているからかもしれないんですが、もの凄く飲み込みが早いんです。例えば打ち合わせでスタッフがちょこちょこっと説明するだけで、すぐ分かっちゃう。僕なんかは最後まで聞いて「さっきのあれって何でしたっけ?」って聞いて「さっきも言いましたけど…。」とか言われちゃうタイプ(笑)。吉本君は頭が良いですね。それにすごく細かいし洞察力が鋭い。スタッフが新しい服を着ていたり髪型を変えるととすぐ分かる。だからモテるタイプですね。それはレコーディングとかで音を少し変えた時もそうなんです。彼は楽器をやらないのであまり分かっていない筈なんですが、「歌、変えましたか?」とかすぐ気がつくんです。
ー それは凄いですね。
すごくセンシティブな人です。
ー 今日の放送を大田さんや吉本さんは観ているんでしょうかね?
今日はいないから言いたい放題ですよ!!(笑)
ー 案外チェックしていたりして。というか乱入してきたりして。
本当に来そうで怖いな(笑)。そうそう僕ね、ソロライブもやっていて札幌公演の時にリハーサルをやっていたら、普通に大田さんが「おはようございまーす」って言って入ってきたんですよ。あまりに自然に入ってきたから「ちょっと待って下さい。えーっと大田さんの曲は…え!何で大田さん来たの?」って感じで(笑)。スタッフもマネージャーも誰も知らなくて、随分前から早割航空券を買ってまで遊びに来たというね。
<一同爆笑>
「来ちゃった」って。
ー それ彼女じゃないですか!
どれだけ好きやねん!って感じですよね。まぁ結局出てもらいましたけど。そういう時に愛情を感じます(笑)。
ー いい距離感でお互いのことを感じ合っているのがいいですね。
それぞれ少しずつ年齢も違うし、大人になってから知り合っている関係なので、同級生バンドとはまた違うんですよ。ある意味会社のような。
(★この後、大田さんはdoaのオフィシャルブログにて、この中継を掲載してくれました。)
doa LIVE Tour 2013 -RIDE ON-
2月2日(土)東京/新宿BLAZE
OPEN 17:30/START 18:00
・ローソンチケット Lコード:73085
・チケットぴあ Pコード:188-460
・イープラス
(問)ディスクガレージ:050-5533-0888
2月3日(日)宮城/仙台CLUB JUNK BOX
OPEN 16:30/START 17:00
・ローソンチケット Lコード:29304
・チケットぴあ Pコード:189-637
・キョードー東北
(問)キョードー東北:022-217-7788
2月9日(土)大阪/umeda AKASO
OPEN 17:30/START 18:00
・ローソンチケット Lコード:54438
・チケットぴあ Pコード:187-785
・イープラス
(問)サウンドクリエーター:06-6357-4400
2月14日(木)福岡/DRUM Be-1
OPEN 18:30/START 19:00
・ローソンチケット Lコード:83113
・チケットぴあ Pコード:187-817
(問)BEA:092-712-4221
2月16日(土)愛知/名古屋Electric Lady Land
OPEN 17:30/START 18:00
・ローソンチケット Lコード:46229
・チケットぴあ Pコード:188-426
・TANK! the WEB
(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-9100
■ チケット料金:5,500円(税込・ドリンク代別)/オールスタンディング・入場整理番号付
※開場・開演時間は変更となる場合がございます。
※各公演6歳未満の方のご入場はできません。