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ドレスコーズ『Trash』インタビュー Page3


ー 志磨くんに?

志磨:そうそう。最低だという一点において似ていて、あぁ、これなら頼まれるわって。だからそれならピッタリな曲作りますということで作ったのが、「パラードの犬」なんですが、これは原作者のお墨付きもいただいているので確実です!


ー おー!! でもそれが何故「Trash」に?

志磨:原作のイメージだとピッタリなんだけど、映画で沢山の人の目に触れることを考えるとちょっと暗かったというか興行的にね(笑)。


ー なるほど(笑)。

志磨:観た後に「パラードの犬」が流れて、何も救いようがなく、ズンッと重い気持ちになってそのまま映画のことを考えながら帰っていくみたいな感じもいいかなと思ったんですけどね。「あれ、どういう意味やったんやろ?」って考えながら。そこであまり爽快なポップスが流れてもどうだろうと思ったんですが、今思うと、それはあまりにも映画のことのみを考えすぎてるかなと。折角の僕たちのデビューシングルでもあるわけだから逆に爽快なポップソングを作って(笑)、持っていったら凄く気に入ってくださって。


ー 「苦役列車」のサイトでトレーラーを観たけど、曲がすごくハマってましたよね。

志磨:そうそう。森山未來くんが最後歩いてくるシーンがあるんですが、これがカッコいいんですよ。ボブ・ディランみたいや!って思いましたもん。それでディランみたいな歌詞の書き出しにしようと思いました。それで”Blue”と”How does it feel”が入っていて。


ー おー!!!!そっか!そういうことだったんですね!!あと、”さあBlue もう撃ちそこねるなよ、次は きっと! ” という歌詞が、 志磨くん自身の自虐というか自戒を感じるんですが(笑)

志磨:まさしくそうです! あんまり僕は最近そういう歌詞を書くことがなかったんです。人の為にやりたいと思っていたから。奉仕の音楽というか。でもここでこういう歌詞を書くことで何か面白いことになってきたって自分の中で思いました。バンドを組むって、やっぱり自分のことを歌いたくなるのが世の常なんですねぇ(笑)


ー 毛皮のマリーズの時は、”志磨遼平のイマジネーションを具現化するバンド”というイメージを持っていたんだけれど、今回の音作りってどういう感じでやられたんですか?



志磨:僕は、曲の大元や簡単なコード進行を持っていって、後は各々のパートをそれぞれが作るという感じです。 歌詞はひねり出すという感じなんだけど、曲に関しては、すごい苦労して苦労して生み出すという感じではなく、降りて来たイメージを拾ってくるという感じなんです。こういうメロディが降りてきたから、それを僕らで預かろうみたいな。動物や鳥のヒナみたいに、ポトッと落ちてきたから、これを保護しましょうという感じで、いままでは外を寄せ付けず、自分だけで囲って餌をあげて育てて、安心して預けられるいい里親を見つける感じというか。だけど今回は現場であれやこれや話し合いながらも、それぞれのパートを一生懸命考えて「そう、この感じ。最高や!」ってなっています。たまにヘコんだりしながら、また頑張ってを繰り返して最後に歌詞を書いてレコーディングに臨みました。


ー 歌詞は最後に書いたの?

志磨:はい。今迄だと何となく出来上がりの想像がついていたので、歌詞はいつでも書けたんだけど、今回は音的にどういう仕上がりになるか見えない部分もあったので、最後にご対面して「君は一体、どういう歌なんや?」って。


ー なるほど。そういえば、先ほど上がったばかりの「Trash」のPVを全て観させていただいたんですが、爆破シーンが凄いですね。

志磨:凄いでしょ。


ー カッコいいけど、でもあの至近距離で爆破しているわけだから、ビビらなかった?

山中:ビビらないです(笑)。


ー 最後のシーンの爆破は威力が半端じゃなかったけど。

志磨:あれは凄かったですね。大きな音を聴くのが仕事の僕らがビックリするわけですから(笑)。ちょっと普通にある音量じゃないから。


ー あ、やっぱりビビったのね。

志磨:はい。ビビりました(笑)

:あんなに近くで爆破なんて見ることないですからね。

志磨:事故以外ではね。

:そうそう。

志磨:途中の爆破でも石とかブロックの破片が飛んできたりするんですよ。


ー ひえー!!

志磨:でも楽しかったなぁ。


ー カップリングの「TANGO,JAJ」ですが、どの曲も本当に好きだけど、この曲が中でも一番好きです。

志磨: お!2番が好き派ですね。


ー そうそう、王道よりマニアックなものを好む派(笑)。

志磨:でも今回確かに好みが分かれました。この「TANGO,JAJ」も聴いてもらった方には結構好評で。


ー この曲は2012年のカウントダウン直後に行われた最初のライブで演奏された曲なんですよね。

志磨:そうです。まだ完璧ではなかったんですが、それからまたみんなでやって、今回のヴァージョンになりました。


ー「Trash」とも全く違うアプローチの、すごく特徴的なメロディなので、ギターはどういう風にしようと思いました?

丸山:面白ければいいかなと思いました。真剣にはやっているんですけど、ある種ふざけてるのかなと思われる方がいいというか。それはユーモアという意味ですが、曲が求めている部分はそういうところかと思いましたので、あまり真剣に聴かずに笑って欲しいです。


ー なるほど。資料にはパリ・ミュゼットのイメージとあったけど、パリ・ミュゼットだとついついアコーディオンとかを足したくなると思うんだけど、それが入っていないのが、かえって洗練されたイメージというか仕上がり的に良かった気がするんだけど。

志磨:そうそうそう!今も沢山レコーディングしているんですけど、今のところ「パラードの犬」でピアノを入れましたが、殆どゲスト抜きで4人だけで、出来るだけ多重録音をしないようにと思って。

:ドラムはうるさいですけど(笑)

志磨:そうそう、またドラムの音ががうるさいっていうね(笑)


ー どの曲もそうですが、ドラムの音が立ってますよね!!それに対してというのも何ですが、ベースは逆に控えめにしてありますね。

山中:タイプとして自分のベースはそうかもしれません。ベースの音を出しすぎると色々な良くないことが起きるというのを、身を持って体験しているので…(笑)

メンバー:笑


 

リリース情報

1st Single「Trash」
2012年7月11日 Release

初回限定盤【CD+DVD】
COZA-699~700
¥1,575(tax in)
Trash_shokaiJK.jpg

通常盤【CDのみ】
COCA-16606
¥1,260(tax in)
Trash_tsujoJK.jpg

M-01 Trash
(7/14全国ロードショー映画「苦役列車」主題歌)

M-02 TANGO,JAJ

M-03 パラードの犬

amazon

LIVE情報

「OTODAMA'11-'12 〜音泉魂〜」


開催日:2012年 9月8日(土)・9日(日)※2日間開催

出演日:2012年9月9日(日)

会場:大阪・泉大津フェニックス ※客席芝生

開場/開演/終演:10:00/11:00/21:00 予定

チケット料金:前売り 自由¥6,300/2日通し券¥10,500
※小学生以下無料
※整理番号順の入場

■チケット発売:7月1日(日)10:00〜

■問い合せ:清水音泉 06-6357-3666

詳しい情報は
OTODAMA'11-'12~音泉魂~
にてご確認ください。



「LIVE BURGER SPECIAL」


公演日:9月5日(水)

会場:Zepp Toyko

開場/開演:18:00/19:00

■出演:ザ・クロマニヨンズ、THE BAWDIES

チケット料金:前売り 1F立見/2F指定 ¥4.500(ドリンク代別) 

■チケット一般発売:7月7日(土)
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:171-553)
ローソンチケット:0570-084-003(Lコード:79989)
e+:http://eplus.jp
■お問い合せ :HOT STUFF PROMOTION 03-5720-999

■オフィシャルHP先行:6/7(木)19:00〜6/14(木)23:00 エントリー受付

■HOTSTUFF会員先行:6/19(火)〜6/21(木)エントリー受付

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