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元気ロケッツ Repack Album「GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage」インタビュー Page1


昨年9月、実に3年ぶりのアルバム『GENKI ROCKETS II -No border between us-』をリリースした元気ロケッツが、今度は同アルバムを”リパッケージ”という形で8月8日にリリース。新曲も収録された今作では、セルフリミックスに加えいわゆるボカロ系といわれるkz (livetune)、八王子P、sasakure.UKがリミックスを担当。元気ロケッツの新境地がどう切り開かれたのか、新曲のことも含め、作品の仕上がりを通じて伺ってみた。


ー 昨年リリースの『GENKI ROCKETS II -No border between us-』の際はライナーノーツでお世話になりました。ご無沙汰しております!

水口・玉井:ご無沙汰しております!!


ー 今年4月に沖縄の美らSUNビーチで開催された「GENKI ROCKETS Splash Live!! in OKINAWA Powerd by BRITISH AMERICAN TOBACCO JAPAN」では、幅40m×高さ15mの巨大な噴水「ウォータースクリーン」を導入したライブで、かなり話題になりました。実サイズもそうですが、アイデアの規模が大きすぎて想像しがたいのですが、具体的にどういうものか教えてもらえますか?

水口:巨大なウォータースクリーンを作る水の噴霧器を、ビーチから海上20〜30mのところまで持って行き、それを海の上に浮かべるんです。そこから海水を使って水を吹き上げてスクリーンを作ります。


ー 海水で作るんですね。

水口:そうです。そこに向けて映像のプロジェクターを投写すると、まるでホログラムのように見えるんです。


ー 当日、かなり風が吹いていたようなんですが。

水口:二日目が風、強かったね。

玉井:初日と二日目では風向きが逆だったんです。だから毎日画面の形が変わるんですが、それが逆に面白くて。でもそれで歪んでないと、分かりづらい位綺麗に映るんです。


ー 観ていた方々の反応はいかがでしたか?

水口:やはり皆さん、うぉー!っていう感じでしたよね。

玉井:考えてみれば当たり前なんですけど、水蒸気というか水しぶきに映像を映すので、少しだけ立体感が出るんです。3Dまではいきませんがそれに近い立体感があって、それがまたリアルタイムに不規則に動いていくので、それに対しての反応は大きかったです。僕らも観たことがなかったですし、お客さんも観たことないものを初めて見る歓声でした。

水口:ディズニーランドか、元気ロケッツかという感じです(笑)。

玉井:ちょっと大きな話になってきましたね(笑)。

水口:フロリダのディズニーランドには以前同じ原理のアトラクションがあったんですが、日本では殆ど観たことがないし、やはり自然の中でああやって出来たのは気持ちよかったです。

玉井:そうそう。直前のインフォメーションにも関わらず大勢の人が来てくれましたので驚きました。


ー 実際この「ウォータースクリーン」、やってみて難しかった点を教えてください。

水口:フレームがないので、空中にモワーンと漂っているというか、しかも風向きによっても少し左右へ流れたりするので、どこを中心に据えて、どういう映像が一番、より立体的に見えたりカッコ良く見えるかという調整が大変でした。

玉井:予定していたことが狂うじゃないですか。リハーサルと同じ形にはなってくれませんので、リアルタイム対応力というのを要しました。雨降ったらアウトですしね。


ー「ウォータースクリーン」というは、昨年の1月にラスベガスで1027インチの巨大LEDスクリーンを用いた3Dライブを経て、出てきたアイデアなのですか?

玉井:そうです。ただ今回は、そこにあるビーチを利用して出来るというのが利点です。単純に、客席がビーチなのでそこにセットを組んでダンサー入れました。

水口:ダンサーとのコラボは銀座OPUSでのイベント以来だったけど、やっぱり盛り上がったね。銀座OPUSでは2人だったけど、今回は8人。


ー それはかなり盛り上がりますね! そして今回、昨年9月にリリースした2ndアルバム 『GENKI ROCKETS II -No border between us- 』のリパック・アルバムが8月8日にリリース。そもそも何故リパック・アルバムをリリースしようと思ったのですか?

玉井:今迄リミックスは沢山やってきましたが、リミックスのみのアルバムというものはなかったですし、折角好評を得て来た部分もありますので、全編リミックスのアルバムを出そうということになりました。しかし現在、海外アーティストの中では、リパッケージという概念が増えてきていたんです。僕らは一曲一曲にフィロソフィー(哲学)があって、一個一個ゼロベースで組み上げていく作り方をしています。そうやって作ったリソース自体をリミックスするだけではなく、もっと自分達の目線を入れて、全く違うものを作りたかったんです。それで、軸になるフィロソフィーは変えずに組み直していくと、どうなるんだろう。それってリパッケージだよねという話になったんです。


ー つまり目線を変えるということですか?

玉井:そう。リミックスを束ねて発売するのはいつでも出来るかもしれないけれど、リパッケージという概念で見直した時に、面白そうだなという話になりました。


ー なるほど。

玉井:それと、リパッケージのことを、”リパック”と呼ぶのですが、その響きにも反応してしまいました(笑)。

水口:反応してたね(笑)。最初はリパッケージという言葉自体、聞き慣れなかったのですが、知っていくうちに確かに面白いし、元気ロケッツ的にはとてもアリだと思いました。やはりリミックスは元気ロケッツとしてのひとつの魅力にもなっているだろうから、夏のど真ん中っぽいものとしてまたリリースできたらいいなと思って、今回こういう形でのリリースになりました。


ー リパックとしての『GENKI ROCKETS II -No border between us- 』の仕上がりはいかがですか?

水口:とてもいいです。『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』、『GENKI ROCKETS II -No border between us- 』ときて、音的にも変わってきたというか、進化もしているし、今回リミックスで参加してくれた、元気ロケッツとニオイも近くてフレッシュな音を出す人達との化学反応もあるし、すごく面白いものが出来た気がします。

玉井:リパックという概念で見直した時に、何がやりたいのかという原点に戻れるんです。


ー 原点ですか?

玉井:つまり、元気ロケッツの目指しているものや、ここから出て来たフィロソフィーを主体に色々作っていくことに戻れるんです。簡単に言うと、オリジナルとは違うフィロソフィーの拡散作用というか。そこを再発見出来ました。あと、進化してきた過程も感じてもらえたらと思い、 自分達の首を絞めることになるんですが(笑)、やはりオリジナルも収録しました。あと、kz(livetune)や八王子P、sasakure.UKにリミックスしてもらったものが上がって来て、それを聴きながら自分達の温度も上がったんですよ。

水口:確実に上がったね。


 

リリース情報

元気ロケッツRepackage Album
「GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage」

2012年8月8日発売

GENKIROCKETS2_sj0807.jpg

初回生産限定盤CD+DVD
¥3,100 (tax in)
SRCL-8068〜69
※「Revive」Music Clip DVD付



通常盤
CD
¥2,800 (tax in)
SRCL-8070

amazon

LIVE情報

WEEKENDLESS

日時 : 2012年8月12日(日)START 14:00〜
会場 : 渋谷WOMB 東京都渋谷区円山町2-16

LINE UP:小室哲哉、VERBAL(m-flo)、RE:NDZ a.k.a.kz(livetune)、八王子P、DJ KAYA、元気ロケッツand more...

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