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元気ロケッツ Repack Album「GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage」インタビュー Page4


ー そうですね。

水口:だけどそうではない。地球には70億人位の人達がいて、昔の名曲も沢山あるのに、みんなまだまだ新しい音楽を聴きたがるわけです。そう考えると、音楽って何なんだろうって思いませんか?これだけ何曲も新たな作品が生まれてくる。 自分の成長と共に音楽もあるし、音楽や歌って人生において必要なものなんですよ、きっと。どんどん多様化して今迄出来なかったことも出来るようになってきているから、多分そのうちみんな、自分で作った曲をカラオケで歌うという日がすぐそこまでやってくると思うんです。実際、技術で考えれば今だって出来るわけだし。でも、社会の中で光り輝いている人が歌っている曲も聴きたいわけですよ。音楽って色々な欲求やニーズがあると思うし、技術やテクノロジーの変化で変わってきたので、これは止まらないし、止めようがないんですよね。人間はどこまでもいくし。勿論その逆もあって、人間が手を出したくないというものは絶対に手を出さない。


ー 確かに世の中や技術の変化と共に音楽のあり方も変わってきましたが、音楽そのものは変わらないですからね。

水口:そうなんですよね。元気ロケッツのこととして玉井健二とよく話しているのは、新しい技術やテクノロジーから生まれる新しい表現、視点というのがあって、考え方や意識はやはり変わっていくわけで、そこに生まれてくるクリエイティブも当然変わっていく。そういうものを元気ロケッツとして自分達なりに定期的に答えを出し続けていきたいです。それは音楽と映像、ライブ。もしかすると全然違うものとしてアウトプットされることもあるかもしれない。たとえば「Child of Eden」もそのひとつですが、グローバルにやり続けていけるというのが面白いし、僕らが元気ロケッツにおいて出来ることの楽しみのひとつでもあるから、そうやって世界中のリスナー達とシンクロしていきたいです。


ー ダウンロードやCDやライブなど、音楽のツールは今後変化していくと思います?

玉井:していくだろうね。

水口:うん、確実に変化すると思います。


ー その、変化させるのが元気ロケッツのような気がします。

水口:そうかもしれませんね。もしそのツール自体を生み出すことが必要であればきっとやるだろうし。そういう意味では限界はないね。

玉井:そうそう。限界はない。例えば音楽で人の心が動く動かし方というのがあって、それ自体は変わらないと思うんです。ただ、そこに至るプロセスや入り口、触ってもらう刺激の作り方は無限に広がっていると思うし、根源的にそうなったらいいとみんなが考えているので、絶対に技術は追いついてくるんです。


ー なるほど!

玉井:例えば何かしらの方法で、ダウンロードをしなくても勝手に音楽が入ってくる日常が何年後かには来るんじゃないかなーと。それを選ぶだけという時代になるだろうし、その中で自分達はどんなことが起こせるかなと考えてはいます。


ー 元気ロケッツは常に留まることがないので、こうやってお話をしている間も着々と進んでいる計画があって、また突然みんなを驚かせることをしてくれそうですが、最後にエムファン読者にひとことお願いいたします。

水口:『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』、『GENKI ROCKETS II -No border between us- 』ときて、今回のリパッケージで、次はどんな歴史が刻まれていくのか。2007年には地球環境イベント『LIVE EARTH 2007』で幕張メッセ会場のオープニングアクトとしてホログラムで出演したり、2010年にはソニーと3DのMVも作ってライブもやったり。今年の沖縄でのウォータースクリーンもそうだけど、常に新しい表現、新しいテクノロジーを求めて実現させてきました。今回アルバムでは新しいところから出て来た人達とセッションしたりと、益々この動きは加速させていきたいし、それが僕らの制作のエネルギーでもあるので、そう考えると歴史が溜まってきたなと思います。6年経って、ここからまた面白くなっていくと思います。僕ら際限がないので(笑)。


ー 確かにそうですね(笑)。

水口:やればやるほど面白くなっていくだろうし、発想自体も広がっていく。だからそういう部分を元気ロケッツのファンの人達と共有しながらもっともっと楽しんでいけるようになればいいなと思います。

玉井:今回、リパッケージアルバムを作りましたが、オリジナルやリミックスアルバムをリリースするのともまた違う、”リパッケージ”という視点で、同じ食材を違う味付けをする。そうやって、やっていること全てが面白いんです。 これをやらなければいけないとか、やるべきだと思っていることがすでに積み上っていて、それをどこから触ろうかという毎日の中で、更に新たな発見が出てきてしまうので、今後はユーザーの皆さんが新しい発見をしてもらえるようなことが出来てきたらいいなと思います。このアルバムの中には、オリジナルの新曲もリミックスもありますが、自分達自身でリソースをひっくり返して作り直すということもやっているので、そういう部分もまた楽しんで欲しいです。それと、音楽が好きで研究している人は、このアルバム、すごく面白いと思います。どこをどう変えるとこうなるのかとか、例えば元々のトラックをパッチワークのように張り替えていて違う曲になっていたり。良い意味で探究心を持って聴いて欲しいです。


ー ありがとうございました。


取材・文/まさやん


今作にリミックス参加したkzさん (livetune)、八王子Pさん、sasakure.UKさんよりコメントが届きました!

kzさん(livetune)
Heavenly Starを聴いてから早5年、念願叶ってのリミックスオファーということに加え、Touch Meは友人の飛内がアレンジを担当してる曲ということもあり、いつもとは違う気合いが入った作品になってます。聴く際は是非フロアで。

八王子Pさん
元気ロケッツは自分が音楽を作り始める前から聞いていた大好きなアーティストなのでこうしてリミックスに参加できて本当に光栄です。make.believeリミックス、楽しんで聞いてもらえたら嬉しいです。

sasakure.UKさん
原曲の持つ良さを大切にしながら、自分らしい音を乗せていきました。一度作ったパートを分解して再構築して乗せたりしています。未来のイメージだけれどどこか懐かしいような雰囲気を意識して制作しました!


■ 元気ロケッツ Official Site
http://www.genkirockets.com/new/


 

リリース情報

元気ロケッツRepackage Album
「GENKI ROCKETS II -No border between us- Repackage」

2012年8月8日発売

GENKIROCKETS2_sj0807.jpg

初回生産限定盤CD+DVD
¥3,100 (tax in)
SRCL-8068〜69
※「Revive」Music Clip DVD付



通常盤
CD
¥2,800 (tax in)
SRCL-8070

amazon

LIVE情報

WEEKENDLESS

日時 : 2012年8月12日(日)START 14:00〜
会場 : 渋谷WOMB 東京都渋谷区円山町2-16

LINE UP:小室哲哉、VERBAL(m-flo)、RE:NDZ a.k.a.kz(livetune)、八王子P、DJ KAYA、元気ロケッツand more...

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