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GLIM SPANKY『焦燥』インタビュー


ー 当時のオリジナル曲は、今のGLIM SPANKYの延長線上にある感じですか?

亀本:基本的には延長線上にあるんですが、上京したタイミングで若干変化はあったと思います。

松尾:まずサウンドの変化がありました。でも世界観や歌詞のような本質的な部分は、初めてオリジナルを作った時から何も変わってないです。進化はするけど本質は変わっていない。


ー メジャーを意識し始めたのは、いつ頃ですか?

松尾:いつ頃だろう。というか、私たちはお互いメジャーになろうという確認をしたわけではなかったんです。まだコピーバンドで何も考えていない時、CDショップに並ぶことを考えて名前は決めましたが(笑)。


ー そうだったんだ(笑)。

松尾:絶対に濁点が付いていた方が覚えやすいと思うし、その時から私は音楽で何かを表現したいという想いはずっとありました。でも、メジャーなんて大きなことは考えていなくて。


ー そんな中、今年6月11日にミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。

松尾・亀本:はい!


ー いきなりMVの話からするのもどうかとは思ったんですが…。

松尾:どうぞ、どうぞ!

<スタッフ>話したいんでしょ(笑)

松尾:そうそう(笑)


ー では遠慮なく(笑)。タイトルトラック“焦燥”のMVは、冒頭のオイルアートからして、かなりアーティスティックですよね。

松尾:あれ本当にカッコいいですよねー!!個人的にもすごくお気に入りなんです。

亀本:今回、偶然Qotori filmを紹介していただいたんですが、僕自身も「この感じ良いな。」と思うMVはいつもQotori filmの作品だったんです。だからこういう形でご一緒出来たのは嬉しかったです。


ー 撮影はいかがでしたか?

松尾:超楽しかったです!

亀本:楽しかったね。

松尾:感動、感動で、あっという間でした。元々Qotori filmのファンなので、それだけでも楽しかったし、やはりオイルアートに感動しました。凄かった。だって、ライヴアートだったよね。

亀本:そうそう、その場でやってたからね。

松尾:例えば、サビのこの部分でオイルを変える話し合いもされていたんですが、それって上手くいくかどうかも分からない。オイルアートを担当された方は、その世界ではベテランだけど、当然同じものは出来ないので何回か実験されていました。これも先程の実験音楽ではないですが、それと同じようにドキドキする撮影でした。今回は私たちが提示している「焦燥」という世界観に、Qotori filmという世界観で違うアングルから「焦燥」を提示していただき、それが本当に見事に合致したと思います。


ー “焦燥”は、インディーズ時代からの曲ですよね。

松尾:高校2年の時に書いた曲です。


ー 今回、いしわたり淳治さんがプロデュースですが、当時のアレンジは今回とはかなり変えましたか?

松尾:変えました。…というか、変えたいという気持ちがすごくありましたので、そのイメージをいしわたりさんにお伝えしながら話し合いを重ねて、今のGLIM SPANKYを出せるアレンジに変えていきました。

亀本:元の“焦燥”は、頭から最後までサビの雰囲気のままガーッと勢いで持っていっていたんですが、ヘヴィーなロック感も欲しいということで、いしわたりさんと一緒にアイデアを出しながら作りました。

松尾:当時のアレンジは普通のギターロックだったので、今のGLIM SPANKYの色ではないという理由で、ライヴでは出来なかったんです。でも曲自体はいつかきちんと表舞台に出したかった。問題点は今のGLIM SPANKYと、高校生の頃にしか出来なかった技術をどうやって迎合させられるか。でも今回は今のGLIM SPANKYの音に変えて発表することが出来て嬉しいです。基本的には自分たちで全部作りますが、その上でいしわたりさんはもっと上にいけるアドバイスを的確にくれるので、私たちもどんどんパターンを作って聴いてもらいました。だからいしわたりさんはプロデューサーではありますが、製作中は本当にGLIM SPANKYのメンバーのようでした。


ー 冒頭からのレコードノイズがいいですよね。小節ごとのサウンドアプローチの違いが、そこに描かれている感情の変化を映し出しているようにも思いました。

松尾:17歳の頃、苦い想いをしたことから、この“焦燥”は生まれました。 私たちの高校は当時結構荒れていたんです。そこで、もっとコミュニケーションを取りましょうということになり、 地域の人たちと高校側で交流会を設けて、会社の社長さんや図書館の司書さん、保育園の先生など色々な人が集まりました。そこで今の高校生たちがどんな夢を持っていて、将来どんな仕事につきたいかなど、高校生に質問するコーナーがあったんです。生徒会長は、街の工場に就職して、その後は家庭を持って幸せに暮らしたいという夢を話して、地域の大人たちからも拍手喝采でした。次に、副会長に立候補していた私の順番になり、そういう空気の中で、さすがにミュージシャンになりたいとは言えなかったんです。でも私は子どもの頃から絵を描くことが大好きだったので、美術系の大学に進学したいという話をしました。でも、美術系大学と言った途端、参加した街の人からはクスクスと笑い声が漏れてきたんです。


 

リリース情報

Debut Mini Album「焦燥」
2014年6月11日発売

syoso_j.jpg
1500円+税 / TYCT-60038

収録曲
1. 焦燥
2. MIDNIGHT CIRCUS
3. ダミーロックとブルース(Live)
4. Flower Song (Live)
5. Rolling In The Deep(カバー音源)
6. ひこうき雲(カバー音源)

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LIVE情報

インストアイベント
6月12日(木)タワーレコード新宿店7F イベントスペース

6月17日(火)仙台MACANA
6月19日(木)up!!!NEXT @O-WEST
*対バンツアー*
7月03日(木)大阪アメリカ村CLAPPER
7月04日(金)名古屋CLUB UP SET
7月10日(木)仙台PARK SQUARE
7月11日(金)横浜 CLUB LIZARD
7月18日(金)神戸 太陽と虎
7月19日(土)京都 MOJO
7月21日(月・祝)千葉 LOOK
*ワンマンライブ*
8月07日(木)渋谷チェルシーホテル

 

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