ー 制作に関してですが、それぞれが曲を作った時は、作った人が歌うという形ですか?
タツヒロ:そうです。
ー 例えばタツヒロさんが作った曲をコウスケさんが歌うということはないんですか?
タツヒロ:基本的にはないです。
コウスケ:でもそれ、面白いですね。
ー タツヒロさんが作るような柔らかなバラードをコウスケさんのヴォーカルで聴いてみたい気もします。
コウスケ:本当ですか!? 練習しようかな!いつも勢いある曲ばかり歌っているので。でもそういう面でも色々なことに挑戦したいです。
ー では“イントゥマヤ”…って、すみません、アクセントがどう言っていいのか分からず(笑)。
タツヒロ:いや、大丈夫です(笑)。
コウスケ:そうですよね。あー、良かった!カタカナ表記にして(笑)。
ー 最初は違う表記の予定だったんですか?
コウスケ:英語表記にしようかというアイデアもあったんです。
ー カタカナで助かりました!
タツヒロ:あはは。
コウスケ:内地では仲良くない者同士のことを「犬猿の仲」と言いますよね。
ー はい。
コウスケ:島では「犬」と「猫」で表現するんですが、それを方言で「イントゥマヤ」と言います。でもこの曲は、例えば「男性」と「女性」でも良いんですが、その違いが楽しいし、違うからこそ何かが起こるということを歌にしています。僕らカサリンチュでいえばタツヒロも僕もタイプが違いますので、ある意味「イントゥマヤ」。
ー まさにAメロがお二人のことを歌っていますね。「お前うっかりマイペース、俺は気が多くハシャギすぎる」って。
コウスケ:そうです!
ー それぞれ、自分とは違うと思う点はどこですか?
タツヒロ:色々ありますね(笑)。コウスケはまず、計画なしで行動できる。
コウスケ:タツヒロは絶対的計画主義!
タツヒロ:だから、成り行きで行動出来ることがすごいと思います、本当に。
コウスケ:僕は逆に段取りをとれることがすごいと思うよ。
タツヒロ:あはは!でもそれがすべて良いわけではなくて、コウスケがポンッと打ち出してきた方が正解の時もあるんです。
コウスケ:まぁ僕はたまに大当たりを引くけど、基本は不正解だらけだしね。
<一同爆笑>
ー この曲では、途中民謡が入っていますが。
コウスケ:奄美大島の宴や宴会、イベントごとなど楽しい席で必ず踊る「六調」というものです。そのリズムを、僕らが兄と慕う中 孝介さんに三味線で弾いてもらいました。それによってよりパーティー感が出たと思います。
ー 確かにこの一節が入ることが、かなりフックになっていますね。
タツヒロ:そう思います。「六調」から通常のメロへ戻る変化もカッコいいですし。
コウスケ:あと、島の太鼓でチジンというものがあるんですが、それはタツヒロに叩いてもらいました。
ー お二人は島の楽器を演奏できるんですか?
タツヒロ:本当に触る程度です。だからきちんとした島の伝統芸能などは出来ないです。でもこの「六調」というのはリズム重視だったりするので、比較的取り組み易かったです。
コウスケ:「六調」は小さい頃から僕らも踊り続けているんです。
ー そうなんですか。ちなみに中さんに三味線を弾いてもらおうと思った経緯は?
コウスケ:この部分は悩みました。自分としてはすごくパーティー感を出したかったんですが、どうすれば良いか答えが見つからず、レコーディング中も考えて考えて。そこでふと「ここは“六調”みたいなリズムを入れたら面白いかな。」とアイデアが出たんですが、それも正直、半信半疑だったんです。でもとりあえずタツヒロに太鼓を入れてもらったらいい感じになったのでこの路線でいこうと決まったんですが、じゃあ次に三味線はどうしようかという問題が出て来て。ただすぐに「おった!三味線弾ける人!!」って(笑)。それで孝介兄に「先輩、お願いします!!!」って言ってお願いしました。
一 バンドでの一発録りということですが、レコーディングはいかがでしたか?
コウスケ:すごかったです! 本当にレコーディングしてみるまでどうなるか分からなかったので、自分の中では予想以上に良くなったと思います。
ー お二人それぞれが作る曲ってカラーが出ますね。“ヘタレター”、ちょっと情けない感じとポップなメロが好きです。しかも「ヘタレター」という言葉遊びタイトルも面白いですよね。
タツヒロ:言葉遊びは結構したがる方で(笑)。この曲は「ヘタレ」と「手紙」をテーマに曲が出来るかなと思い、そこから入りました。
ー 間奏のヒューマンビートボックスはコウスケさんの想像する「ヘタレ」動物をイメージしたとか。
コウスケ:そうです(笑)。ニワトリとヤギと豚。ニワトリは、よくチキン野郎とか言うじゃないですか。
ー はいはい(笑)。 でもヤギは?
コウスケ:島では「ヤギに似てる」という言い方をするんです。
タツヒロ:あまり良い意味ではないです。
コウスケ:だからかもしれませんがヤギは、ムシャムシャ。ボケーっていうイメージがあるんです。それから豚は一発ガッって鼻を鳴らしてますが、一種のオチとして入れた部分もありますし、ライヴも想像してどういうポーズでやろうか考えています。(様々なポーズをとってみせる)
タツヒロ:もうヒューマンビートボックスじゃないし(笑)。
マネージャー:最初にその部分をツッコみました。「これ、ヒューマンビートボックスじゃないよね?ただの動物の鳴きまねだよね?」って。
<一同爆笑>
コウスケ:こういうのは誰でも出来そうじゃないですか?
タツヒロ:お客さんがみんなで豚の鳴きまねするの?グガッって(爆笑)
コウスケ:それいいよね!面白そう!!!やってみよ〜(笑)。
『カサリズム2』
2013年12月4日リリース
初回生産限定盤
ESCL-4134 ~ ESCL-4135 / ¥
3,800(税込)
☆初回生産限定盤
ライブ映像やMusic Videoを収録したDVD付き
通常盤
ESCL-4136
/ ¥3,059(税込)
あなたの笑顔にやめとま感謝祭2013~千秋楽になっちゃうかも?ツアー
12月1日(日)奄美大島 ROAD HOUSE ASIVI(終了)
12月15日(日)宮城 HooK
開場17:30/開演18:00
問い合わせ:GIP 022-222-9999
12月22日(日)福岡 ROOMS
開場17:30/開演18:00
問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159
12月23日(月・祝)鹿児島 CAPARVO HALL
開場17:30/開演18:00
問い合わせ:K&Mコーポレーション 099-223-7710
12月27日(金)東京 shibuya duo MUSIC EXCHANGE
開場18:30/開演19:00
問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999
12月29日(日)愛知 ell FITS ALL
開場17:30/開演18:00
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
12月30日(月)大阪 umeda AKASO
開場17:30/開演18:00
問い合わせ:キョードー大阪 06-7732-8888
料金:全自由3,500円(税込)別途1ドリンク500円
※奄美大島のみ3,000円(税込)別途1ドリンク500円
※4歳以上有料