ー 鍵盤やベースが際立っていますし。

タツヒロ：そうなんです。あと“イントゥマヤ”では僕がエレキギターを弾いたんですが、この曲ではコウスケがエレキを弾いています。それにバンドサウンドにしたかったので、参加してくださったミュージシャンの方達にも「一切テーマや歌詞は見ないで下さい。曲としてカッコ良く演奏して下さい！ってお願いして。

コウスケ：楽譜だけ見てね（笑）。


ー 同世代のミュージシャンとバンドで一発録りということですが、どういうミュージシャンが参加したか教えてもらえますか。

タツヒロ：キーボードが宗本 康兵さん、ベースが川崎哲平さん、ドラムが小笠原拓海さんです。ちなみにベースソロを弾いてくださった川崎さんも、正月ベイビーです!


ー “HappyBirthday”はグリコカレーZEPPINCMソングとしてBSデジタル放送でオンエア中ですが、コーラスの女性はミュージシャンではないとか。

タツヒロ： はい。このCM制作に関わった広告代理店のスタッフさんにお願いしました。最初、その方がデモで歌っているものを聴かせてもらったんですが、 曲の雰囲気と声の質がすごく合っていたので、急遽お願いしました。


ー カサリンチュさんの楽曲で女性コーラスが入っていること自体新鮮ですよね。

タツヒロ：そうですね。聴いてくれた人達が自然と口づさめるイメージになったらいいなと思います。


ー “トンネルぬければ”は、頑張りすぎている人の肩の力を抜いてくれるような楽曲ですね。

タツヒロ：ありがとうございます！色々あるけど少しずつでも次に向かっていけるような、そんな力にちょっとでもなれればと思い作りました。


ー さて、12月1日からツアー【あなたの笑顔にやめとま感謝祭2013～千秋楽になっちゃうかも？ツアー】がスタートしますね。

タツヒロ：はい。毎年、年末にやっているライヴをツアーとしてガッツリ、色々な場所でやろうと思っています。今作『カサリズム２』を引っさげてのツアーになりますので、当然皆さんに新曲を沢山お披露目したいという気持ちもありますし、それこそ年末なので今年の年忘れ忘年会みたいな形でファンのみなさんと楽しい時間を過ごしたいです。カサリンチュの楽曲はお客さん参加型が結構あるので、そういう意味でも楽めると思います。

コウスケ：前回は【わん、脱いじゃいます！」重大発表しちゃいます！ツアー】でしたが、今回はタツヒロが仕事を辞めてのツアーですから。

タツヒロ：脱いだ後なので、もう素っ裸のまま（笑）。

コウスケ：お！そうするとオープニングでタツヒロがどうやって登場するか楽しみになってくるな。

＜一同爆笑＞


ー 特にライヴを楽しむ上で今回の『カサリズム２』の聴きどころを教えて下さい。

タツヒロ：ライヴ中にコール＆レスポンスやお客さんが叫べるような部分が色々な曲に入っていますので、そういう部分で楽しんでもらいたいです。

コウスケ：僕は自由に楽しんでもらいたいです。どの曲でどうやってノッても良い。もし間違えていたら「間違えてるよ！」ってツッコみますから（笑）。そうやって友達になる感覚でライヴに来てもらえたら最高です。


ー では、最後にmFound読者のみなさんに一言お願いします。

タツヒロ：仕事を辞めるという大きな決断をした後、シングルやアルバムのリリース、ツアーなど、音楽で忙しい時間を過ごさせてもらえることは本当に嬉しいです。そういう意味でも新しい一歩を踏み出したカサリンチュなので、今年終わる前にその姿をみなさんにしっかり見せられたらと思います。そして、2ndアルバム『カサリズム２』がリリースとなります。これまでとはまた違う新しいカサリンチュの曲が沢山入っていますので、是非聴いていただいてライヴにも遊びに来てください！よろしくお願いします!!

コウスケ：是非とも奄美大島に来ていただけたらと思います。


ー シングルインタビューに続いて、やはり奄美大島オシですね？（笑）。

タツヒロ：あはは！

コウスケ：島に来てもらいたいんですよー（笑）。 音楽だけでなくその地方地方で頑張っている人達も沢山いると思うんです。だから僕らが奄美大島に住みながら本土にどんどん音楽を発信し続けているということを全国のみなさんに知ってもらえたらと思います。今年はちょっとずつそういうことが出来たので、来年はもっと広げていきたいですし、とにかくライヴに来て欲しいです！12月からのツアーに来ていただき色々なことを感じてもらえたらと思います。


ー ありがとうございました。


取材・文／秋山昌未


■ カサリンチュ公式サイト

http://www.kasarinchu.com/top.html