twitter twitter
SALU「In My Shoes」インタビュー Page1


甘さのある歌声。ある種の哲学を感じるリリック。HIPHOPを常聴していない私にも、”SALU(サル)”のフロウが持つスキルとセンスというのは、すぐに感じ取れた。BACH LOGICが主宰するレーベル「ONE YEAR WAR MUSIC」第一弾作品として 3月7日リリースの『IN MY SHOES』は、BACH LOGICと 新世代プロデューサーOHLD(7070PRODUCTION)がサウンド面を支え、SALUのリアルな心の声が言葉となりバリエーション豊かな作品に仕上がっている。 iTunesによる“2012年活躍が期待されるアーティスト10組”「Japan Sound of 2012」にも選出されたSALUに今作のテーマやHIPHOPについて聞いてみた。


ー エムファン初登場なのでSALUさんのプロフィール的な部分を教えてください。

はい。よろしくお願いいします。


ー 音楽との出会いは4歳の頃に聴いたDr.Dreの "Let Me Ride" とのことですが…。

はい。きっと、さかのぼると胎児の頃から音楽というのは家でも車でも常にかかっていたと思うんです。実際、家庭では小さい頃、本当に色々な音楽がいつもかかっていましたし。ただ、物心がついてからきちんと音楽を聴いたのは何だろうって振り返えるとHIP HOPでいえば、Dr.Dreの "Let Me Ride" でした。


ー では、Dr.Dreもご両親が聴いていたという感じですか?

父親の趣味ですね。


ー その時HIPHOPというものを聴いて、何か感じました?

あまり覚えてはいないんですが、その頃耳にしていた音楽を今、聴くと落ち着きます。


ー それから14歳でラップを書き始めるということですが、それまではどういう音楽を聴いていました?

小学校の頃、友達はよくレンタルCD屋さんでCDを借りたりしていたんですが、僕はわりとそういうことをしていなかったんです。ラジオから流れる曲だったり、家にあるレコードやCDを聴いていました。JAZZ、SOUL、FUNK…あとは90年代までに淘汰されたR&Bとかはよく聴いていました。


ー じゃあ洋楽が多かった?

そうですね。日本だと桑田佳祐さん、サザンオールスターズさんが多かったです。


ー ラップを書こうと思ったきっかけは何かあったんですか?

中学校2年生頃でしたが、KICK THE CAN CREWさんの「カンケリ」という曲があって、それをラジオで聴いたんですが、あきらかに普通のポップスとは違うじゃないですか。


ー 確かにそうですね。

歌詞から歌い方から全然違ったので、そこにまず衝撃を受けました。


ー なるほど。

わりと他の音楽のジャンルよりも、とっつきやすかったというのが大きかったんです。その頃僕の他にもう一人ラップが好きな友達がいて、そいつと「(ラップは)真似出来るんじゃないかな」っていう話になって、そこから遊びで真似しながら、授業中に(笑)思ったことを書いて、帰ってからインストヴァージョンにのせて遊んでたのがきっかけでした。


ー 難しかった?

難しかったです。やはりなかなかプロのようには真似できなかったので、簡単に思えて、すごい難しいことだというのを最初に感じました。


ー ラップを書き始めて、その後、まずはどういう活動をしました?

15、6歳の頃に、バンドをやっている友達がいて、その兄貴がニューヨーク帰りのプロの作曲家だったんです。そこの兄弟と他の数人でバンドを組んでいて、「お前、ラップやってるんだったら一緒にライヴしてみない?」って言われて、そこで曲作りからライヴの過程までを教わりました。そこから自分でクラブにも行くようになって、ライヴもやらせてもらいました。


ー 最初のライヴは覚えていますか?

覚えています。それが全然うまくできなかったですよ!家という狭い空間でパソコンに向かって録るというのとは、まったくワケが違いましたね。音の環境もそうですし、声を張りすぎたり緊張したり、オーディエンスとのコミュニケーション、心の行き来もうまくできなくて。なかなか難しくて、もう二度とやらないと思いましたね(笑)


ー あはは。そうなんだ。でもそこからまたやりたいと思ったのはいつ頃ですか?

またイベントに呼んでもらったので、次の月にはもうライヴやってました(笑)


ー はやっ!(笑)でも今では若手実力派として、ライヴ力というのも定評があるじゃないですか。

そう言っていただけるのは嬉しいんです。でも先日のライヴもウマくできなくて未だに、「もう無理」とか思ったりもします(笑)。まぁ、かと思えば違うライヴではすごくうまくいったりもするので、難しいですね。


 

リリース情報

SALU「In My Shoes」
2012年3月7日リリース
salu_jkt.jpg
品番:OYWM12001
定価:¥2,835 (tax in) / 全14曲

01.BALANCE(Pro.by BACHLOGIC)
02.BURN IT(Pro.by OHLD)
03.STAND HARD(Pro.by BACHLOGIC)
04.JUST A CONVERSATION(Pro.by BACHLOGIC)
05.DAREDEVIL(Pro.by OHLD)
06.ITS YA BOY..(Pro.by OHLD)
07.THE WATCHER ON WOODS(Pro.by BACHLOGIC)
08.KAZE(Pro.by BACHLOGIC)
09.TAKING A NAP(Pro.by BACHLOGIC)
10.BUTTERFLY EFFECT(Pro.by OHLD)
11.THE GIRL ON A BOARD feat.鋼田テフロン(Pro.by BACHLOGIC)
12.IN YOUR SHOES(Pro.by OHLD)
13.夢から醒めた夢(Pro.by OHLD)
14.TO COME INTO THIS WORLD feat.鋼田テフロン(Pro.by BACHLOGIC)
 

amazon

Interview

Live Report

Blog

ページの先頭へ

ホーム | プレスリリース | プライバシーポリシー | 広告に関しまして | お問い合わせ

  • facebook
  • ツイッター