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高橋優『僕らの平成ロックンロール②』インタビュー Page1


「僕って頭でっかちなイメージがありませんか?」以前、高橋優は取材で自分のことについてそう語りかけた。でも本当の高橋優はもっと生身の人間であり、ライブや作品を重ねる毎にどんどんと剥き出しになってきた。しかし、今回のそれはいままでの変化ともまた違う気がする。2009年にインディーズで『僕らの平成ロックンロール』をリリース。今、高橋優は再度その時の初期衝動と向かい合い、更に一皮も二皮も脱皮を続けている。そして12月26日、『僕らの平成ロックンロール②』をリリースするにあたり、現在の変化やそこに込めた歌詞への想い、高橋優への向き合い方など、多方面で話を聞いてみた。


ー 全国14都市16公演 ツアー<高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012>ですが、mFoundでは初日をレポらせてもらいました。

ありがとうございます!!


ー ライブでの歌とパフォーマンスのパワーが圧倒的で感動しました!ご自身として今回のツアーの手応えはいかがですか?

手応えは感じました。自分自身でもライブでの変化というものを感じているので、もっともっとやっていきたいと思えました。


ー ところで今回、プロデューサーの箭内道彦さんとかなり話し合いをしたらしいですね。

はい、九月の中旬から終わり頃にかけて本当に二人だけの時間を頂いて色々な話をさせてもらいました。


ー それは今回の7曲入りアルバム『僕らの平成ロックンロール②』をリリースするにあたっての話し合い?

シングルをリリースしようという話にはなっていたんですが、まだ曲数も含め、状況が色々うごめいていた時期でした。この作品のこともそうだし、高橋優という人間の生き方というか方向性というか。そういうことについて自分でも「こうしていきたい」というものがあったので、その想いを箭内さんと照らし合わせるようなことをしました。


ー 具体的には?

今回、 “発明品”や “夜明けを待っている”という、ある種の自分らしさを持つ曲が出来たんです。これは初期衝動に刈られていた頃の自分に戻っている部分があって、メジャーでやっていく上ではもしかしたらそういうのは一度封印したものだったのかもしれないんです。剥き出しの感情をもう少し型にはめた綺麗なものにして出していった方がいいんじゃないかとか、バンドサウンドを少し厚めにして作品としてのクオリティーを高くした方がいいんじゃないかという気持ちに寄っていました。それは決して悪いことではないんですが、下手くそでもいいから自分らしさを出したいし、見栄えは悪いかもしれないけれど、高橋優の色を濃くしたいという考え方が自分の中にはずっとあったんです。
だからより自然体で、より濃密に高橋優の音楽をやっていきたいということや、音楽以外でも例えばラジオをやらせてもらったりしているけど、自分という人間はまだ「やれるのにやってないことがすげー沢山あるんじゃねーか」という話をさせてもらいました。


ー 箭内さんとしても同じ意見でした?

そうですね。最初は箭内さんと一緒にやらせてもらっていたのに、いつしかみんなで話し合って決めるというのが主流になっていたんです。勿論それは決して悪いことではないけれど、インディーズの頃やメジャーデビューしたての頃は箭内道彦と高橋優の遊びにみんなが仕方なく付き合うという構図があったんです(笑)。


ー あはは。

箭内さんが「ニューヨークで歌ってみる?」とか「ここで突然即興をやってみる?」とか言い出して、僕も「やれないなんて言いませんよ!」ってそれにのっかって、曲が出来たりとか。それを僕は「クリエイティブ合戦」と呼んでいるんですが、その感じが最近少し薄れていたんです。それで改めて考えた時に僕は箭内さんとやってみたいと思い、半ば仲が悪いと思われてもいいし、喧嘩みたいに見えてもいいから箭内さんが言ったことに僕が言い返して、それに対してまた箭内さんがリアクションをとる。それが形になっていた方が周りから観ても面白いと感じたんです。


ー それで今作タイトルが、インディーズの時にリリースした『僕らの平成ロックンロール』の次作『僕らの平成ロックンロール②』になったんですね?

はい。原点回帰だと思っています。路上ライブをやったり、箭内さんと出会ったり。当時は多分お互いそんなに仲も良くなくて(笑)、箭内さんから「これやれ」って言われて僕が渋々応えるみたいな感じでした。でも今は仲も良いし、二人で「ああする?こうする?」って笑いながら話せるように変わってきたんですが、でもやっていてやっぱり面白いんですよ!
新しいものを生み出そうとしたり、箭内さんと戯れながら聴いたことも観たこともないことを急にやってみるのが良くて。そういう中で曲の出来方も三年前の、『僕らの平成ロックンロール』をリリースした頃と似ている構図だったんです。


ー「リアルタイム・シンガーソングライター」の取材の時に「『僕らの平成ロックンロール』は怒りだったり、眉間にシワが寄った表情だったりが全面に出ていた気がする」と、語ってくれたけど、今回はどういう表情を全面に出したかったですか?

僕の今回の表情は、このジャケットの絵そのものです(笑)。今回ブックレットにも自画像を描いたんですよ。


ー そうだったんだ!

でも今回は「自画像」ではなく「自我像」というイメージを持っていたので、あえて鏡を観ないで描きました。


ー それは何故?

「高橋優って、こんな感じだよね」というのを自分で想像しながら描きたかった。鏡で物質的なところを観て描くより、自分がこうありたいという理想や、こういう自分が嫌いだというような「自我」を反映できると思ったんです。


ー なるほど。

描いた時はまさにこのアルバムのレコーディングをしていたり、マスタリングが終わる頃だったりとタイムリーだったので、今回のアルバムはどういう表情で歌っているかと言われると、多分こういう表情で歌っていると思います。


ー 今言ったように、良いところも悪いところも理想も現実も全てが入っているということですね。

はい!


ー ちなみに、絵は普段からよく描くの?

描くのは好きです。スケッチブックも沢山持ってますし。


ー 今回、自作の絵にしようと言い出したのは箭内さんからと伺ったんですが、箭内さんは何故そういう提案をしてきたんだろう。

そういえば何でなんだろう。でも面白いと思ったからやりました!ちなみに僕のオフィシャルブログのヘッダーにも絵を使いましたし、僕やスタッフのTwitterアイコンも僕の自我像になっています(笑)


 

リリース情報

「僕らの平成ロックンロール②」
2012年12月26日発売

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初回限定盤(CD+DVD)
WPZL-30492/3
¥2,415(税込)

初回限定盤特典:DVD~【MUSIC VIDEO】「ボーリング」「夜明けを待っている」「発明品」
【ボーナス映像】MVメイキング+マル秘映像

通常盤(CD)
WPCL-11273
¥2,100(税込)
※初回プレス特典(通常・初回共通):同時発売DVDとのW購入応募特典

収録楽曲

1.ボーリング

2.夜明けを待っている
3.今、君に会いにいく
4.昨日の涙と、今日のハミング
5.微笑みのリズム
6.発明品

7.I LOVE YOU


同時発売 初のLIVE DVD
「高橋優LIVE TOUR~この声って誰?高橋優じゃなぁい?2012 at 渋谷公会堂2012.7.1」

2012年12月26日発売

初回プレス盤
WPBL-90200/1 ¥5,775(税込)

【DISC1】
序曲

終焉のディープキス
誰がために鐘は鳴る
雑踏の片隅で
HITO-TO-HITO
気ままラブソング
福笑い
あなたとだから歩める道
8月6日
ほんとのきもち
一人暮らし
サンドイッチ
誰もいない台所
絶頂は今

頭ん中そればっかり
現実という名の怪物と戦う者たち
こどものうた
想いよ、届け
卒業
【DISC2】
<ENCORE1>
陽はまた昇る
花のように
セピア
<ENCORE1>
素晴らしき日常(弾き語り)
<BONUS VTR>
ドキュメンタリー LIVE TOUR“この声って誰?高橋優じゃなぁい?2012”
●初回プレス特典(通常・初回共通):同時発売CD&DVD 連動特典応募シリアルコード封入
特典1:“一夜限りの全曲未発表曲弾き語りライブ”100名様ご招待(応募抽選)
特典2:応募者全員に届く“スペシャルフォトブック~29歳最初の高橋優”
●三方背ケース+ツイントレイパック仕様

LIVE情報

COUNTDOWN JAPAN 12/13
12月29日(土)幕張メッセ国際展示場1~8ホール、イベントホール
※高橋優は29日(土)17:20~GALAXY STAGE出演となります。

NAGASHIMA COUNTDOWN&NEW YEAR’S PARTY 2013
12月31日(月)ナガシマスパーランド内 大観覧車前特設ステージ
【出演】girl next door/CLIFF EDGE/BRIGHTG/
KingrassHoppers/Rihwa

Interview

Live Report

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