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高橋優『僕らの平成ロックンロール②』インタビュー Page4


ー もう一つ、今作で気になったのが“発明品”での音域です。今迄の作品の中ではない位に低い音域で音を取っていますよね。

そうですね。


ー 特にシンガーソングライターの人は、自分の得意な音域をメインに楽曲を作ると思うんだけど、あそこまでの低音を取ったのは、何か理由があって?それとも自然と?

自然と。あんまり意図してはなかったです。


ー でもそれがこの楽曲にはぴったりだし新しい面を見ることが出来た気がしました。

あの曲は音域も含め、満場一致でした。最初に弾き語りの音源があったんですが僕自身それがすごく気に入っていたんです。でも弾き語りのままの状態だとバンドサウンドにするのがすごく難しいんです。ただ、どれだけ上手くやってもバンドサウンドにしたことによって逆に伝わらなくなってしまったら何の意味もないですし。それで考えた結果、 “発明品”は弾き語りに寄せようということになりました。


ー なるほど。でもこの曲で歌っている通り、携帯やネットという新たな発明は便利だし今や無くてはならないものだけど、違うストレスや新たな犯罪さえも生み出しましたよね。

そうなんですよ。これは、“発明品”で、ここまで歌えたらいいなと思ったけど言えなかったことなんですけど、それをふまえて人は歩んでいくと思うんです。ピストルを発明したことを、後悔はもう出来ないじゃないですか。自分と同じ形をした人を殺すための道具を人は発明して、「やったぜー」って思ったけど結局は自分の家族を殺す武器になったり、自分自身を殺める道具にもなっということを学ぶ。それを無しには出来ないけど、それありきで人間らしさや自分達の希望を見いだせたらいいなと思っているんです。でもどうにもそれが発明された反動というか、副作用みたいなものに苦しんでいる人が沢山いる。経験したことからは目をそらせないのに。


ー たしかに。

例えば、ずっと独りでいた人が一回彼女が出来て付き合って別れる。それでまた前のように独りに戻っただけだとはなかなか考えづらいですよね。


ー 考えられないね。

一回付き合ったことで、寂しさを覚える。ずっと独りでいた頃よりも、独りでいることの苦痛を学ぶじゃないですか。そこは全部一緒だと思うんです。だから物が発明されたことは悪いとは思わないけど、その上に立ってなお人と会って話すことは素晴らしいと学びたいんです、僕は。ネットでの関係を悪いとは言わないけど、それをふまえた上でやっぱり人と分かり合うことは素敵だと思えたらいいなという気持ちがずっとありますし、僕たちは学べる強さを持っていると思うんです。この “発明品”ではそこまで歌えたのか歌えてないのかは分からないけど、会っていなくても想いあっていれば価値観も一緒と言いたかったです。


ー 2012年は高橋優にとって、どんな年でしたか?

変化の年でした。髪が短くなったり髭を伸ばし始めたというのもそうですし、それをやってもよくなったというか、やりたくなった自分が出て来たことが一番の変化です。服を着飾ることや、音もバンドサウンドで誤摩化すようなことではなく、より荒削りでも下手くそでもいいから自分の音、自分の歌詞を届けていかなくては意味がないという価値観が戻って来た一年でした。


ー リリース日の12月26日は優くんの誕生日ですね。

そうなんですよ。29歳になります。僕、一度手相占いをやってもらったことがあったんです。正直、僕は占いを信じない人なんですけど、友達とふらっと入っただけでギターも何も持ってなかったのに「音楽やっている人ですね。」って言われたんですよ!


ー それって、ただ高橋優という存在を知っていただけじゃなくて?(笑)

いや、メジャーデビュー前でしたから。しかも、「小学校の頃に人に気を遣うことを覚えて、本当は自由な人なのにかなり方向転換をさせられましたね?」っていわれて。僕、小学校の時にいじめにあって、結構一時期暗くなったりしたんですが、何で手を観ただけでそんなこと分かるんだー!って感じだったんですが、更に「30歳になるかならないかの時に、今いる環境からおさらばするでしょう。」って言われたんです。だからその時は「あぁ、僕は事務所を辞めるのか」って思いました。

<一同爆笑>

でもその当時はそんなこと考えてもいなかったし、CDリリースさえしてなかったのに現状のままでいいと思っていたんです。ただ、現在28歳から29歳を迎える時に変化しようとしている自分がいる。別に音楽家としてという意味ではなく人としてここらで一発自分らしさを提示していきたいし、変化もしていきたいと思っています。


ー 最後にエムファン読者のみなさんに一言お願いします。

『僕らの平成ロックンロール②』では、自分の血となり肉となったものが全て詰め込まれた楽曲を、一曲でいいと思ったものが七曲も出来ました。それをゴロゴロと不揃いではありますが収録したCDですので是非聴いて下さい。七曲全部を気に入って欲しいとは思っていません。どれか一曲だけでも気に入って聴いてもらえたら嬉しいですので、是非聴いて下さい。


ー ありがとうございました。


取材・文/まさやん


■ 高橋優オフィシャルサイト
http://www.takahashiyu.com/



 

リリース情報

「僕らの平成ロックンロール②」
2012年12月26日発売

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初回限定盤(CD+DVD)
WPZL-30492/3
¥2,415(税込)

初回限定盤特典:DVD~【MUSIC VIDEO】「ボーリング」「夜明けを待っている」「発明品」
【ボーナス映像】MVメイキング+マル秘映像

通常盤(CD)
WPCL-11273
¥2,100(税込)
※初回プレス特典(通常・初回共通):同時発売DVDとのW購入応募特典

収録楽曲

1.ボーリング

2.夜明けを待っている
3.今、君に会いにいく
4.昨日の涙と、今日のハミング
5.微笑みのリズム
6.発明品

7.I LOVE YOU


同時発売 初のLIVE DVD
「高橋優LIVE TOUR~この声って誰?高橋優じゃなぁい?2012 at 渋谷公会堂2012.7.1」

2012年12月26日発売

初回プレス盤
WPBL-90200/1 ¥5,775(税込)

【DISC1】
序曲

終焉のディープキス
誰がために鐘は鳴る
雑踏の片隅で
HITO-TO-HITO
気ままラブソング
福笑い
あなたとだから歩める道
8月6日
ほんとのきもち
一人暮らし
サンドイッチ
誰もいない台所
絶頂は今

頭ん中そればっかり
現実という名の怪物と戦う者たち
こどものうた
想いよ、届け
卒業
【DISC2】
<ENCORE1>
陽はまた昇る
花のように
セピア
<ENCORE1>
素晴らしき日常(弾き語り)
<BONUS VTR>
ドキュメンタリー LIVE TOUR“この声って誰?高橋優じゃなぁい?2012”
●初回プレス特典(通常・初回共通):同時発売CD&DVD 連動特典応募シリアルコード封入
特典1:“一夜限りの全曲未発表曲弾き語りライブ”100名様ご招待(応募抽選)
特典2:応募者全員に届く“スペシャルフォトブック~29歳最初の高橋優”
●三方背ケース+ツイントレイパック仕様

LIVE情報

COUNTDOWN JAPAN 12/13
12月29日(土)幕張メッセ国際展示場1~8ホール、イベントホール
※高橋優は29日(土)17:20~GALAXY STAGE出演となります。

NAGASHIMA COUNTDOWN&NEW YEAR’S PARTY 2013
12月31日(月)ナガシマスパーランド内 大観覧車前特設ステージ
【出演】girl next door/CLIFF EDGE/BRIGHTG/
KingrassHoppers/Rihwa

Interview

Live Report

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