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テスラは泣かない。『TESLA doesn't know how to cry.』インタビュー


今年4月に『Lie to myself』でメジャーデビューした、テスラは泣かない。村上学(G,Vo)、吉牟田 直和(B)、實吉祐一(Dr)、飯野桃子(Pia,Cho)で構成されるこの4ピースバンドは、緊張感と疾走感、アグレッシブさが渾然一体となった圧倒的なパフォーマンス力で私たちに音を流し込む。そんな彼らが 6月25日にメジャー1st Album『TESLA doesn’t know how to cry.』 をリリース。前回、NEXTBREAKで紹介したテスラは泣かない。 を早くも再びインタビュー!作品のことは勿論だが、鹿児島を離れて東京でのメンバー共同生活の話など、前回同様村上さんに訊いてみた。


ー 4月23日にデビューシングル『Lie to myself』をリリースし、インディーズからメジャーに変わった実感や手応えはありますか?

今迄、僕らのことを知らなかった人が気づいてくれたということは、本当に色々なシーンで実感します。元々僕らを知ってくれていた人も、今回初めて知ってくれた人も、良い意味で期待してもらいたいですし、その期待に応えなければという気持ちは、以前より強く感じるようになりました。


ー 5月に開催された東京・新代田FEVERでの『Lie to myself』リリースライヴ(w/ヒトリエ)も盛り上がりましが、4月5月はMAN WITH A MISSIONのツアー2公演に参加されましたね。

4月5月は本当にライヴラッシュでした。僕らは楽曲を作る時も常にライヴを意識していますし、自分たちもライヴで一番音楽を伝えられるバンドだと思っているので、ライヴ力を強くしたいと思いました。それで、ライヴを沢山やらせて欲しいとお願いをして、誘われたライヴには沢山出たんです。その中で自分たちが精一杯ライヴをするのは勿論ですが、MAN WITH A MISSIONとかは本当に、こういう機会がないと近くで観られないバンドなので。将来なるべきロックスター像を間近で観られて、夢がまたひとつ増えるというか。ああいう風になりたいというイメージも確かになってきて、本当に良かったです。


ー テスラは泣かない。さんのFacebookで、MAN WITH A MISSIONと一緒に写っている写真がUPされていましたよね。

MAN WITH A MISSIONと共演したバンドがああいう写真を載せているのを観て、羨ましいなと思っていたんです(笑)。だから僕たちも一緒に記念撮影させてもらいました。 ライヴの打ち上げでも色々なお話やアドバイスをいただきました。


ー さて、6月25日リリースのメジャー1st Album『TESLA doesn’t know how to cry.』ですが、『Lie to myself』のリリース頃にはすでにレコーディングに入っていたんですよね。

『Lie to myself』と同時進行でレコーディングをしました。


ー アルバムタイトルは『TESLA doesn’t know how to cry.』ですが、“Cry Cry Cry”からアルバムがスタートするのがまた(笑)。

それを最近色々なところで言われるんです。「矛盾してるじゃないか!」って(笑)。ただ、 “Cry Cry Cry”は、「泣く 泣く 泣く」ではなく、「泣け 泣け 泣け」と捉えてもらえればと思います。だから、テスラが泣くという曲ではないということの誤解を改めてここで解いておきたいと思います(笑)。


ー なるほど(笑)。歌詞がまたテスラは泣かない。らしい面白さを感じました。感情を閉じ込めた檻のスペアキーを、実は首にぶら下げているのに気づかずにうろついて探しているという、灯台下暗し的でありある種暗示のような。

ありがとうございます。まさに今言っていただいた部分が、かなりこの曲のキーになります。泣くという才能は生まれた時から持っている筈なのに、大人になるにつれて、その才能を自分の理性で隠してしまっているところがある気がするんです。ふさぎ込んでしまった時に、感情を解放することで暗いトンネルを抜けられる筈なのに、その才能を閉じ込めてしまっている。だから、涙を流して感情を解放することで、人はもう一度フラットに戻ることが出来るんじゃないかということを歌っています。


ー 確かに大人になるにつれて、泣きたいのに我慢する、我慢しなければいけないシーンは増えてきますよね。

これは医学的な話なんですが、涙には塩味と無味の2種類があるって知っていますか?


ー 知らなかったです!

リラックスしている時や感動した時に流す涙は無味で、興奮して感情が高ぶった時に出る涙は塩味なんです。


ー 興奮している時ということは、うれし涙でも怒りで出る涙でも塩味なの?

そうです。アドレナリンが出ると塩味になるそうなので、今回 “Cry Cry Cry”で言っているのは、自分では抑制しきれなくなった時の、塩味の涙のことを言っている気がします。


ー 最近、村上くんが塩味の涙を流したことはある?

僕ですか!?感情はわりと出る方ですが…(笑)。これは塩味の涙ではないと思いますが、今回ミトさん(クラムボン)とレコーディングに入った時に、昼食後少し時間があって、ミトさんと僕と飯野とでレコーディングルームにいたんです。その時ミトさんがそこにあったピアノをおもむろに弾き始めて。ミトさんのソロ曲だったんですが、それが素晴らしくて涙が出ました。


ー それは貴重な経験ですよね。


スゲーなと思って鳥肌が立ちました!


ー この“Cry Cry Cry” は、ドラムの刻むリズムの細かさと早さが疾走感を生んでいて、ある意味ではサウンド面の軸になっている気がしました。

ドラムでいうと、全部出来た時に最初から最後までスピード感は絶対に落としたくないと考えていたんです。Bメロで少し穏やかにはなりますが、ずっとベクトルは前を向いていることをメンバー全員かなり意識していて。だから、Aメロは4つ打ちでリズム面でも疾走感を大切にして、サビに向かって緊張感を持たせるビートに仕上げました。


 

リリース情報

メジャー1stアルバム
『TESLA doesn’t know how to cry.』

2014年6月25日発売


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サウンド・プロデュースはミト氏(クラムボン)

内容
01.Cry Cry Cry
02.Lie to myself(4/23リリースデビューSg.)
03.my world is not yours
04.fuga
05.めんどくせえ
06.Arc
07.cold girl lost fiction
08.パルモア
09.シャドウ
10.Someday

初回限定盤CD+DVD,紙ジャケット仕様
TYCT-69018 / \3,500+税

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通常盤
TYCT-60036 / \2,759+税

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LIVE情報

TESLA doesn't know how to cry. release tour

7/10(木)愛知・池下CLUB UPSET
7/11(金)大阪・心斎橋Live House Pangea
7/18(金)東京・渋谷WWW

 

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