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ドレスコーズ『the dresscodes』インタビュー Page2


ー 確かに志磨くんやメンバーそれぞれ初めての体験が多かったでしょうからね。

志磨:そう。だから今回は出来ちゃった系というか。だって普通は1年も経たないこんな時期の作品なんて残らないですよね。出来た曲をどんどんライブで磨いていって、それを自分達も咀嚼する。それでアレンジを変えたりしながら作品として世に出していくと思うけど、今回は作っては録って作っては録ってをひたすら繰り返して12曲溜まった。だから、ある到達地点がこのアルバムだし、それがカタログに残るというのは、僕らの不思議な運命を感じます。まるで赤ちゃんモデルみたいな(笑)


ー 赤ちゃんモデル?(笑)

志磨:生まれてまもないのに人目に晒されるっていう感じ。


ー なるほど!じゃあ、ドレスコーズとしての持ち曲って今はどれ位あるの?

志磨:今はこのアルバムに出してる曲と『Trash』に収録している曲だけです。


ー それは聴く側もシビレるね。だってまさに旬モノでしょ。

志磨:そうそうそう!! だからこれはもう僕らも作れないと思います。


ー コンセプトはないという話だけど、アルバムを通じてメンバー同士、どういう部分に一番重きをおいて話し合いをしましたか?

志磨:どこかな?曲ごとに音の面では色々あるけど、最低限のところでは、いつ聴いても何回聴いても何年先に聴いても良いアルバムが作りたいというのをかなり早い段階で丸山くんが言っていました。それと、今回のアルバムではあまり多重録音をしない。だからゲストプレイヤーも入れないし、せーので出来ないことはやらないということは話し合いました。演奏もほぼ一発録りだし。


ー 実際、ライブアルバムのような臨場感を感じました。

志磨:それは嬉しい!今回本当にレコーディングが早かったんです。『Trash』を録り終えた後にスタートしたから4月、5月には半分位曲が出来ていましたし、5月からレコーディングして残りの曲を作っては録ってという感じでした。レコーディングは今回10日位で出来たかな。


ー それは凄いね。

志磨:あれ?言い過ぎた?(笑)

:いや、その位じゃない?

山中:そうだね。

志磨:1日でベーシックを5曲位録った日があって、事務所とレーベル大喜び!その日の帰り道はいつもより優しかった。

<一同大爆笑>

志磨:まぁ「いつもそう出来るとは限らないよ。」とは言っておきましたが(笑)。


ー あはは。

志磨:でも、この期間は本当に制作のことしか考えていなかったから、それこそ人からどう観られるかなんていうことも考えていなかった。

山中:レコーディングの雰囲気も良かったんです。「これはないよなぁ…沈黙」みたいな空気が全然なくて「いいじゃん、いいじゃん!」って。勿論軽い意味ではなくてね。


ー それは作品を作る上で大きな意味を持ちますね。シングルの時はまだ一緒に作品を作るという上でお互いのことが見えない部分もあったと思うんですが、今はお互いをどういうプレイヤーだと観ていますか?

:山中くんはメロディックなベーシストだと思います。色々なベーシストのスタイルってあるじゃないですか。例えばオルタナティブのピッグ弾きで、ダダダダダダッって勢い良く弾く人もいるけど、山中くんはベースでメロディが付くというか、彼の弾くベースラインに鼻歌をのせたくなるような感じ。でもそういう一面を持ちながらもガッツあるベースも弾くんですよ。あと丸山くんはすごくユーモアのある人かな。


ー ユーモア?

:これは僕にもある部分なんですが、浅はかな知識で触れられないジャンルというか。そういうのを大切にしつつ、でも踏み込んでいく時もある。そういうところから旨味がある部分を抽出したり、ボソッと面白いアイデアを出したり、フレーズを弾いたりして「そこにいくか!」って驚かされたりします。すごく幅が広いんです。そういう意味でユーモアがある人。志磨さんはひょうきんな人で…。

志磨:ひょうきんな人って!丸山くんの時はユーモアって言ったじゃん。そっちの表現の方がカッコいいんだけど(笑)

丸山:ユーモア、いいでしょ(自慢げに)。おい、ひょうきん!(笑)

志磨:ひょうきんって、下ネタばっかり言ってそうじゃない?

丸山:あと踊ってそう(笑)ハッピーで、ちょっとイタイ奴みたいな。

:いや、痛みはない(笑)

志磨:それなら良かった。

:僕は結構余計なことも言ったりするんだけど、さすが関西。ちゃんとそれにノッかってくれたりするんですよ。

志磨:今のところ、トークのことしか言ってないよね。


ー 出来ればプレイヤーとしての志磨くんを…(笑)

:そうでした(笑)。まぁ彼はキャリアもありますし頑固なところはもの凄く頑固なので4人でやっていくにあたって葛藤している部分はかなりあるんじゃないかな。

丸山:(志磨は)一番カッコいいんですよ。一番カッコよくて大人で最高なヴォーカリストだと思います。

山中:優しい発言だね(笑)

志磨:丸山くん給料アップ!!!

<一同爆笑>


ー 丸山さんから観てメンバーはどういうプレイヤーですか?

丸山:菅さんはすごく最高だと思う時があります。ライブの時とかお父さんみたいで頼れるし。


ー お父さんね(笑)。でも確かにバンドでリズム隊がしっかりしているかどうかって大きいから。

丸山:そうなんです。だから曲の中で遊び的なフレーズを弾く時、ウワモノの人達は安心して遊べるというか。あと山中くんは友達って感じ。

山中:友達かよ!(笑)

志磨:あはははは!!!

丸山:感覚がすごく近い。ふざけてても笑っていてくれるし。でも気を遣って笑ってくれてるのかも。

山中:(笑)

丸山:だから人間としてもプレイヤーとしても最高にいい人。


 

リリース情報

ドレスコーズ
1st Album「the dresscodes」

2012.12/05 Release

初回限定盤

COZP-735~6
 ¥3,360(税込)
thedresscodes_syokai.jpg



通常盤

COCP-37693 ¥2,940(税込)
thedresscodes_tj.jpg

M-01:Lolita
M-02: Trash
M-03:ベルエポックマン

M-04:ストレンジピクチャー
M-05;SUPER ENFANT TERRIBLE
M-06:Puritan Dub
M-07:Automatic Punk
M-08:リリー・アン

M-09:レモンツリー

M-10:誰も知らない
M-11:(This Is Not A)Sad Song
M-12:1954

LIVE情報

the dresscodes TOUR“1954”
2013年1月23日(水)京都磔磔
2013年1月24日(木)渋谷O-WEST
2013年1月27日(日)札幌cube garden
2013年2月02日(土)広島ナミキジャンクション
2013年2月03日(日)福岡DRUM Be-1
2013年2月09日(土)仙台darwin
2013年2月10日(日)新潟RIVERST
2013年2月16日(土)梅田QUATTRO
2013年2月17日(日)高松DIME
2013年2月22日(金)名古屋QUATTRO
2013年3月08日(金)日本青年館

TOWER RECORDS購入者対象イベント
2012年12月22日(土)TOWER RECORDS渋谷店B1F<CUTUP STUDIO>
18:00 START

HMV 購入者対象イベント
2013年1月6日(日)LIVE HOUSE FEVER
14:00 START

イベント
12/27(木)日本武道館「DECEMBER’S CHILDREN」
12/29(土)インデックス大阪「RADIO CRAZY」
12/31(月)「rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 12/13」
 

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