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ドレスコーズ『the dresscodes』インタビュー Page3

ー 山中さんから観てのメンバーはいかがですか?

山中:丸山くんは一番肝心なところがあるというか…。そういう人です。

丸山:それじゃ伝わらないよ!(笑)

山中:器用なタイプではない。ギタリストに求めることってすごくシンプルなんだけど、その肝心な部分をしっかり持っているから、一緒にやっていてその感じはすごく嬉しいです。あと菅さんは、僕が本来持っていなきゃいけないのに持っていない部分を、菅さんが叩いてくれることでリズム隊として成り立つというか。僕が無理をしないで今迄通りにやっても菅さんのドラミングでロックとして成立している気がします。

:嬉しいですね。今日、飲み行きますか!(笑)

山中:僕たち、日常的に良く飲みに行くんですよ。

:僕と山中くんは場末担当。

志磨:あははは!


ー じゃあ志磨くんは?

山中:志磨くんは、歌手ですね。 唄うたい。『Trash』を録っている時に、この人は本物の唄うたいだと感じました。昔、対バンをやっていた時はそんな風には思っていなかったけど。


ー ちなみにその当時はどういう印象を?

山中:すごく世界観を持っていて、それを本気で具現化しようとしている人というイメージはありました。でも今はもっと音楽家として見えます。

志磨:変わったんだよ、多分。昔はもっとアバウトに何かをしたかったけど、今はもっと具体的になってきた。例えばもっと歌を歌えるようになりたいとかね。


ー プレイヤーとしてはお互い素晴らしいと思っていることが分かってきましたが、キャラクターとしてはどうなんだろう。例えば飲んだ席とか。

志磨:(菅を指して)途中でキレる人。


ー えー!!

:それは1回だけじゃん!!

山中:(菅を指して)こわいですよー、この人!(爆笑)

志磨:(山中を指して)チン◯ン出す人。(丸山を指して)すぐ寝る人。

山中・丸山:あははは!


ー みんな、お酒強いんだっけ?

丸山:志磨くんメチャクチャ強いですよ。


ー あれ、志磨くんってお酒飲まなかったよね?

志磨:多分体質的には飲めるんですよ。でも別にお酒を飲みたいと思わなかったから飲まなかっただけで、今はもう凄いですよ(笑)

:三十路を迎えたからね(笑)

志磨:そうそう。最近、山中くんに担がれて帰ったということもあったし。 初めて二日酔いを経験しました。


ー 背も高いし、すごく目立ちそう。

志磨:下北沢にトーテムポール出現みたいな(笑)


ー あはは、それじゃ都市伝説だ(笑)。でも飲んだ時も音楽の話ばかりしてそう。

山中:そうそう!あたり!

志磨:真面目だな〜って思いますよ(笑)。割と深い時間までお酒を飲んでも音楽の話ばかりしています。根っから音楽が好きなんでしょうね、僕たちは。


ー では改めてアルバムから何曲かピックアップして、伺いたいと思います。
“Lolita”の疾走感と「さあ、はじまりの朝だ」という歌詞から始まる歌詞全体が、これからのドレスコーズの始まりを象徴しているようにも感じました。

志磨:まさにそうです。「燃える頬に夜明けの風」という歌詞が自分では好きですね。 昔がどうだったかという比較ではなく、ただ今は風通しがいいです。でも風通しが良いというのも色々あると思うけど、何もない荒野に吹き晒されて「俺はやるぜ!」という感じ。そういう気持ちを歌詞に込めました。


ー あと“ストレンジピクチャー”は淡々としたポップさとキッチュさがアルバムの中でも珍しい感じですね。

志磨:この曲は個人的にもすごく好きなんです。こういうポップさが入るといい感じでしょ。


ー そう思います!

志磨:あと“リリー・アン”は初めてみんなが作ってくれた曲なんです。


ー お!

志磨:僕がいない間に、「曲を作ったから歌詞つけて」って言われて。そんなことは今迄初めてだったから、その分歌詞はすごく悩みましたけど単純に嬉しい!すごく嬉しかったです。だからこの曲はちょっと特別です。

山中:丸山くんがギターリフを思いついて作ってくれて、せーので合わせて録ったんです。


ー セッションのような感じで?

山中:セッション…までもいかなかった…かな。

志磨:セッションまでもいかないって、それってただの思いつきじゃん!(笑)

丸山:違うよ!

<一同爆笑>

志磨:でも何かプレゼントをもらった気分でした。セッションまでもいかなかったとは言ってるけど、ただ闇雲に作ったわけではないだろうし。基本的に僕は自分で曲を書いて自分で歌うから世話ないんですけど、「これ歌って」って言われるのが嬉しくて。
苦しいとか楽しいはさておき、沢山時間と労力をつぎ込んで完成した曲ばかりだから、聴いてくれた人のもそれが伝わったら嬉しいです。


 

リリース情報

ドレスコーズ
1st Album「the dresscodes」

2012.12/05 Release

初回限定盤

COZP-735~6
 ¥3,360(税込)
thedresscodes_syokai.jpg



通常盤

COCP-37693 ¥2,940(税込)
thedresscodes_tj.jpg

M-01:Lolita
M-02: Trash
M-03:ベルエポックマン

M-04:ストレンジピクチャー
M-05;SUPER ENFANT TERRIBLE
M-06:Puritan Dub
M-07:Automatic Punk
M-08:リリー・アン

M-09:レモンツリー

M-10:誰も知らない
M-11:(This Is Not A)Sad Song
M-12:1954

LIVE情報

the dresscodes TOUR“1954”
2013年1月23日(水)京都磔磔
2013年1月24日(木)渋谷O-WEST
2013年1月27日(日)札幌cube garden
2013年2月02日(土)広島ナミキジャンクション
2013年2月03日(日)福岡DRUM Be-1
2013年2月09日(土)仙台darwin
2013年2月10日(日)新潟RIVERST
2013年2月16日(土)梅田QUATTRO
2013年2月17日(日)高松DIME
2013年2月22日(金)名古屋QUATTRO
2013年3月08日(金)日本青年館

TOWER RECORDS購入者対象イベント
2012年12月22日(土)TOWER RECORDS渋谷店B1F<CUTUP STUDIO>
18:00 START

HMV 購入者対象イベント
2013年1月6日(日)LIVE HOUSE FEVER
14:00 START

イベント
12/27(木)日本武道館「DECEMBER’S CHILDREN」
12/29(土)インデックス大阪「RADIO CRAZY」
12/31(月)「rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 12/13」
 

Interview

Live Report

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