今年でデビュー20年を迎えるTHE YELLOW MONKEY。
11年8ヶ月振りとなるシングル「Romantist Taste 2012」のリリース日となる10月10日、東京・渋谷O-Eastにて「Romantist Taste 2012」の発売を記念したリリースパーティが行われた。
このリリースパーティでは、MCにBooを迎え、10月21日にリリースされる『TRUE MIND “NAKED”』の大画面先行上映をはじめ、中村貴子、中田裕二、山本浩市らを迎えたトークライヴ、ダイノジによるスペシャルDJタイムに加え、現在ニコニコ動画チャンネルで行っているMV企画の完成披露など、様々な企画が用意された。

この日は、ニコニコ生放送（以下：ニコ生）での生放送連動もあり、ステージ左右のスクリーンに映し出されたニコ生のコメントとBooの軽快なMCで会場はスタート前から盛り上がっていた。
そしてリリースパーティーがスタート。
96年にリリースされた『TRUE MIND TOUR '95-'96 FOR SEASON:in motion』を完全再現でDVD化した『TRUE MIND "NAKED"』が10月21日にリリース。そのDVDから「Romantist Taste」「SWEET ＆ SWEET」「LOVE COMMUNICATION」が先行上映し、ゲストトークコーナーへ。
進行役は1995年からパーソナリティーを務める「ミュージックスクエア」（NHK-FM）を通じてTHE YELLOW MONKEYとはデビュー当時からの親交があり、彼らの全作品についてインタビューしているという中村貴子さん。

続いて椿屋四重奏を経て現在ソロ活動中の中田裕二氏と『TRUE MIND “NAKED”』プロデューサーの山本浩市氏が登場すると、挨拶中もニコ動から配信されるコメントに笑ってしまうシーンも。
中学時代からTHE YELLOW MONKEYの大ファンでもある中田は「This Is For You」「審美眼ブギ」「赤裸々GO!GO!GO!」を選曲。ファンならではの視点の渋い選曲に会場も納得の様子で、中田自身も上映中スクリーンに釘付けだったが、全てワンコーラスのみの上映だった為、会場はもとよりニコ生からも「えー!」と不満の声が上がったが、「続きは本編で楽しんで」中田はコメント。（といいつつも、本人もガッカリした様子だったが。）

また、山本はこのパーティーの前日、久しぶりにTHE YELLOW MONKEYのメンバー全員と会い、「（メンバー同士）当時から仲が良かったけど、相変わらずみんな仲良しでした。」と語った。また、今回の『TRUE MIND "NAKED"』初回生産限定盤に付属のボーナスDVDは、オリジナルでは使われていないオフショットとインタビューで構成され、山本は180本という膨大なテープから約70分程に編集したことに話が及ぶと会場からは驚きの声があがった。この編集はメンバーからもほぼ即OKが出たらしく、それは信頼関係の証とも言えよう。96年、全国43公演を回るツアー「FOR SEASON-野生の証明」にも同行した山本は、「メンバーとスタッフはすごく仲がよくて、しかしキメるところはきっちりキメる。メンバーの皆さんはすごく真面目で、これだけやった後にまだ打ち合わせをするのかと驚いた。しかしライブが始まるといつものカッコイイ姿を見せてくれる。」とスタッフとの強い絆も含め、当時を振り返った。

そして中田は、吉井和哉の歌詞の世界観やTHE YELLOW MONKEYの魅力をアツく語り盛り上げると、最後に「イエモンは永遠に不滅だ!」という言葉でしめ、コーナー終了。

再び『TRUE MIND “NAKED”』より、96年NHKホールのライヴ「FOUR SEASONS」「熱帯夜」「Rock Star」を上映。フィルムにも関わらず会場は当時を彷彿とさせる振り付けで盛り上がる。

その後再び登場したBooがTHE YELLOW MONKEYのメンバーが会場に来ていることをうっかり漏らすと、フロアやニコ生がどよめくシーンも。

その後、ニコニコ動画内の「THE YELLOW MONKEYチャンネル」で行われていたMV制作企画「みんなで『Romantist Taste 2012』MVを作ってみた!」の完成披露が行わた。
これは応募者から寄せられた映像を繋ぎ合わせ、一つの作品にしているが、その編集は勿論今迄もTHE YELLOW MONKEYのMVを多く手がけてきた高橋栄樹氏が担当。

本人が登場すると、「うすら寒い作品ばかりが集まったらどうしようかと思ったが…」というコメントで爆笑をとりながらも「素晴らしい映像が多くてやり甲斐がある仕事でした。」と続けると会場は大きな拍手に包まれ、愛情溢れる映像達の結集を鑑賞。

現在高橋氏は、ライヴ映像集「RED TAPE」のノーカット版を編集中であることを明かし、12月3日に新たなDVD作品『RED TAPE “NAKED”』が発売されることも公表された。「RED TAPE」のオリジナルは、1997年に行われたアリーナツアーとスタジアムツアーの模様に、ロンドンでのライヴの模様やオフショットを盛り込んだツアードキュメント作品。
そしてここで、リリースパーティー当日発売の『Romantist Taste 2012』が、デイリー・チャートで4位を獲得したということが突然速報として発表されると会場からは拍手と歓声が巻き起こった。

その後、吉井和哉の武道館ライヴで前説を担当したこともあり、エアギターで有名なお笑いコンビ、ダイノジが「サイキック NO.9」「Shock Hearts」「甘い経験」「My Winding Road」など、THE YELLOW MONKEYの曲ばかりを集めたDJプレイ&エアギターでフロアを盛り上ると、「Spark」ではまさかのサプライズが!

ベースのHEESEYこと広瀬洋一がステージに登場！
これにはフロアもニコ生もテンションMAXになった。広瀬は「嘆くなり我が夜のFantasy」「アバンギャルドで行こうよ」などを自らDJプレイ。途中、音が止まってしまうハプニングでは舌をペロッと出す愛嬌ある表情を見せたり、エアベースを披露するなど、更にボルテージを上げる。

…と、ここでダイノジの大谷に引っ張り出されるように、ギターのEMMAこと菊地英昭までもがステージに現れると、歓声が轟音のように響いた。


二人は「悲しきAsian Boy」でエアギター&エアベース競演という何とも贅沢なステージに。セクシーさでオーディエンスを盛り上げる広瀬と、ひたすら照れ笑いの菊地の登場にニコ生からも「会場に行きたい!!」のコメントが数多く映し出された。

広瀬と菊地は今月14日に下北沢GARDENにてライブ競演をほのめかすと、熱気が冷めやらぬままリリースパーティーは幕を閉じた。

この日、ニコ生視聴者数はなんと40,000人超え！
やはりそれだけTHE YELLOW MONKEYというバンドの存在は大きいのだろう。
いつかまた、THE YELLOW MONKEY4人揃ってのステージを願いつつ、往年のファンは勿論だが、イエモン世代以降の若者も、今月21日にリリースの『TRUE MIND "NAKED"』、そして12月3日にリリースのDVD『RED TAPE “NAKED”』を是非チェックして欲しい。



◆THE YELLOW MONKEY
「みんなで ”Romantist Taste 2012” MVを作ってみた」完成MV
http://www.nicovideo.jp/watch/so19088688


 

「RED TAPE“NAKED”」
2012年12月3日(月)発売

【初回生産限定盤】　(DVD4枚組+特典盤1枚)
XT-3270〜73　
￥10,500（tax in）
収録内容：
・DVD：RED TAPE“NAKED” -ARENA TOUR '97 “FIX THE SICKS”at 横浜アリーナ-（DVD2枚組）
・DVD：RED TAPE“NAKED” -TOUR '97 〜紫の炎〜 at 西宮スタジアム-（DVD2枚組）
・ボーナスDVD付き　
・豪華フォトブック付き

■「RED TAPE“NAKED” -ARENA TOUR '97“FIX THE SICKS” at 横浜アリーナ-」 (DVD2枚組)
COBA-6387〜88
￥3,675（tax in）

■「RED TAPE“NAKED” -TOUR '97 〜紫の炎〜 at 西宮スタジアム-」(DVD2枚組)
COBA-6389〜90
￥3,675（tax in）
 

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