2011年7月23日ロンドンの自宅で急逝した英歌手＝エイミー・ワインハウス。彼女の最後の録音作品となったのは、超大御所歌手＝トニー・ベネットとのデュエット曲「ボディ・アンド・ソウル」であった。

トニー・ベネットは先日85歳の誕生日を迎えた、100枚のアルバムを世に送りだしている米エンターテイメントの最高峰の歌手。このレコーディング映像が、彼女の28回目の誕生日であった9月14日に全米で公開され大きな反響を呼び、日本のワイドショーで早速取り上げられ、全世界的に話題を呼んでいる。YouTubeでは既に再生数が125万回を超え、動画を見ている内にリアルタイムで再生数がどんどん増えるほどの勢いになっている。
 
http://www.youtube.com/watch?v=_OFMkCeP6ok
 
この曲は2011年3月にロンドンのアビー・ロード・スタジオで録音され、今回発表された映像はその時のレコーディングの模様を収録したものである。アカデミー受賞の映画カメラマン、ディオン・ビーブ（『シカゴ』、『Sayuri』、『コラテラル』等）が監督したこのビデオ・クリップでは、トニー・ベネットの創作的、芸術的プロセスや、生前のエイミー・ワインハウスの元気で素晴らしいパフォーマンスを見ることができる。
 
また、レコーディング直後のインタビューで、彼女は憧れのトニー・ベネットと共演できた喜びをこうコメントしている。
 
「トニーと隣り合わせに立って、こうして一緒に歌えることが夢みたい。彼の歌は本当に素晴らしいんだもん。私が何年か前にグラミー賞を受賞したときは、本当に感動したわ。それは、受賞できたからじゃなくて、トニーが私の名前を呼んでくれたからなの」
 
また、トニー・ベネットもエイミー・ワインハウスの思い出をこうコメントしている。
 
「スタジオで共にレコーディングをした時間は、実に美しいひと時で、エイミーもそれを楽しんでいたと感じたよ。彼女は本当に素敵で、今回のレコーディングはその類を見ない芸術性を正確に捉えている。彼女のような才能溢れるアーティストは希有な存在だ」
 
この楽曲に関する収益は、彼女の父、ミッチ・ワインハウスが薬物依存症で苦しむ人たちの救済のために創設した基金「エイミー・ワインハウス・ファウンデーション」へ寄付される。
 
トニー・ベネットとエイミー・ワインハウスのデュエット曲「ボディ・アンド・ソウル」は、10月5日に日本発売となるトニー・ベネット生誕85周年記念アルバム『デュエッツ㈼』に収録される。同アルバムには他にもレディー・ガガ、マイケル・ブーブレ、マライア・キャリー、ノラ・ジョーンズ、アレサ・フランクリン、ジョン・メイヤー他、錚々たる豪華アーティストとの共演が収録されるということで、話題を呼んでいる。
 
そんな本作の公式Twitterアカウント、その名も「トニー・ベネッター」も開設された。　http://twitter.com/TonyBennetter

現在、日本のスタッフが85歳のトニー・ベネットに直接本アカウントに書き込んでもらえるように、捨て身でアプローチ中だそうだ。
 

着うたフル(R)配信開始
トニー・ベネット「ボディ・アンド・ソウル with エイミー・ワインハウス」
http://recochoku.jp/artist/20001040/




■ CDリリース情報

トニー・ベネット『デュエッツII』
2011年10月5日発売　



初回限定盤：1CD+ボーナスDVD2枚組 ￥3,780 SICP-3256〜3257
通常盤：1CD ￥2,520　SICP-3258
 
日本盤のみのボーナストラック2曲収録
「星に願いを with ジャッキー・エヴァンコ」「霧のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」

初回限定盤にはボーナスDVD付
『デュエッツII−ザ・メイキング・オブ・ジ・アルバム』（日本語字幕付）
本作のレコーディング風景や競演アーティストのコメントなどを収録。すべてのアーティストがトニー・ベネットと共にスタジオ入りし、ライヴ・レコーディングによる共演という形で制作。
「スタジオで起こる奇跡がそのままパッケージ化」したと言われるその過程が明らかに！
 

『デュエッツII』特設サイトオープン！
www.sonymusic.co.jp/TonyBennett

公式Twitterアカウント「トニー・ベネッター」
http://twitter.com/TonyBennetter