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トニー・ベネット 85歳で史上最高齢全米No.1獲得記録樹立!

TonyBennett_20111004.jpg「米エンタテイメント界の最高峰」、「宇宙一権威のある歌手」などと称されるトニー・ベネット、現在85歳。トニーは60年以上ものアーティストとしてのキャリアを誇り、100枚を超えるアルバムをリリースし、15個のグラミー賞を受賞している。大現役である彼の「時代を超えた歌声」が、また新たな大記録を打ち立てた。
 
トニーの生誕85周年を記念した、レディー・ガガ、マライア・キャリー、ノラ・ジョーンズ、ジョン・メイヤー、マイケル・ブーブレなど超豪華共演陣とのデュエットを収録される『デュエッツ㈼』だが、今年7月に急逝したエイミー・ワインハウス最後の録音作品も収録されるということで世界的に注目されている。日本ではいよいよ10月5日に発売となるが、一足先に発売されたアメリカで数々の新記録を樹立した。
 
●「史上最高齢全米アルバム・チャートNo.1獲得」(これまでの記録はボブ・ディランが2009にリリースした『トゥゲザー・スルー・ライフ』の67歳。2位のレディ・アンテベラムの3人、25歳のヒラリー、30歳のチャールズ、29歳のデイヴを足しても84歳。)
●「史上最高齢全米シングル・チャート・イン」(エイミー・ワインハウスとのデュエット楽曲)
●「史上最大年齢差デュエット」(11歳ジャッキー・エヴァンコとのデュエットは年齢差74歳、日本盤ボーナス・トラック) 
●「史上最長チャート在位期間」(通算53年2ヶ月)
 
トニーのこれまでの最高位は2006年『デュエッツ:アメリカンクラシック』の最高位3位ということで、意外にも今回が念願の1位である。トニー・ベネットは今回の記録に関して下記のようにコメントしている。

「私は、チャートのトップを飾ることができてとても感激しています。また、私と一緒にスタジオに入って『デュエッツ㈼』のレコーディングに参加してくれた全ての才能あるアーティスト達にお礼を申し上げたい。この1年間はこのアルバムを制作する為にアメリカとヨーロッパ内を旅して、とても素晴らしい時間を過ごしました。そしてこのアルバムの成功は私の家族、及びこのプロジェクトに関わる全ての人と共有したい、素晴らしい出来事です。」
 
米コロンビア・レコーズ(ソニー・ミュージック)のスティーヴ・バーネット会長も以下のように語った。

「『デュエッツII』が1位を獲得するという成功を収めたのは、トニー・ベネットという不朽の天才に対する敬意の表れですね。トニーがチャートの頂点を極め続ける同時に、ファン層をさらに広げ、新境地を切り拓いているという事実が、彼の芸術性を真に立証しています。」
 
これほどまでに成功と名声を手にしたトニーだが、今回の華やかな快挙達成の要因の一つとして、超人的なプロモーション活動が挙げられる。
 
米でのアルバム・リリース直前には、「MTVビデオ・ミュージック・アワーズ」、「アメリカズ・ゴット・タレント」最終回、「ザ・トゥデイ・ショー」、「レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン」などの有名テレビ番組へ毎日のように出演し、9月19日にはアメリカン・フットボール試合開始前に8万人の観客を前にアカペラで「アメリカ・ザ・ビューティフル」を歌った。それだけでなく、オバマ大統領やクリントン元大統領のメッセージやスピーチが贈られた豪華なパーティーでもエルトン・ジョン、アレサ・フランクリンなどと共演した。
 
また、当然だが作品自体の素晴らしさも快挙達成の主たる要因だろう。本作は参加アーティストの豪華さに注目が集まりやすいが、その制作プロセスもまた素晴らしいのである。今の世の中ではフレーズごとにブツ切りで録音し、データだけの交換でデュエットが成立してしまうにも関わらず、本作ではトニーが世界各地を飛び回り、それぞれの共演相手と実際にスタジオに入っている。また、それらのスタジオでは共演相手との別録りではなく、ライヴ・レコーディングという形が取られ、若手の強烈な才能に対してトニーがその場で天才的にバランスを取り、美しいコントラストやハーモニーを生んでいる。つまり、「スタジオで起こる奇跡」がそのままパッケージされているのだ。
 
今回のレコーディングに関してトニーは以下のようにコメントしている。

「若手アーティストたちは、私が3テイクしか録らないのが信じられないと言っていたことだね。私は本番前に宿題をやるんだ。そうすれば何をすべきかはっきり分かるからね。うまく行けば、2、3テイクもやればしっくりくるものが録れる。「これだ」と言えるものが。」
大御所トニーのストイックさが本作の奇跡を支えているのだ。この「スタジオの奇跡」は初回限定盤のDVDやミュージック・ビデオでも観られる。
 
さらに、音楽全般に関してトニーは以下のように語る。

「いい音楽は生き永らえる。長持ちするんだ。そこに誠意がある。刺激的なものは売れるかも知れないが、だからといって正しい訳ではないからね。6ヶ月後、6年後には、みんなこう言うよ。「あれはそんなによくなかったね」ってね。誠実なものは生き残るのさ。」
 
ロサンゼルス・タイムズ紙が「少なくとも3世代にわたって人気を博している彼の魅力は時代を超える。本作はあらゆる意味でその象徴ですらある」と表現したように、きっと本作も時代を超える名盤となるのであろう。
 

トニー・ベネット『デュエッツII』
2011年10月5日発売 
初回限定盤:1CD+ボーナスDVD ¥3,780 SICP-3256〜3257
通常盤:1CD ¥2,520 SICP-3258
 
日本盤のみのボーナストラック2曲収録:
「星に願いを with ジャッキー・エヴァンコ」「霧のサンフランシスコ with ジュディ・ガーランド」
初回限定盤にはボーナスDVD付:『デュエッツII−ザ・メイキング・オブ・ジ・アルバム』(日本語字幕付)「スタジオで起こる奇跡がそのままパッケージ化」したと言われるその過程が明らかに!
 
 
■ 『デュエッツII』特設サイト
www.sonymusic.co.jp/TonyBennett
■ 公式Twitterアカウント「トニー・ベネッター」
http://twitter.com/TonyBennetter
■ 着うたフル(R)配信中「ボディ・アンド・ソウル with エイミー・ワインハウス」
http://recochoku.jp/artist/20001040/ 
■ ボディ・アンド・ソウル(with エイミー・ワインハウス)PV
http://www.youtube.com/watch?v=_OFMkCeP6ok

 

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