先日、千葉県浦安市の中学校の卒業イベントにサプライズ出演した一青窈。その模様が「めざましテレビ」等で紹介され、その後の反響でリリースの問い合わせが絶えなかった一青窈のニューシングル「蛍」

そのMUSIC VIDEOを手掛けたのは、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ、数々の賞を受賞している日本映画界の巨匠：阪本順治監督！

アクリル板の絶妙な反射で浮かび上がらせた現実と虚像。一青窈の表現、監督の視点、カメラや照明の細かな動きの全て、一瞬たりとも気を抜けない完全一発勝負で撮影された挑戦的な作品。ゆえに人間的、感情的、叙情的。そしてどこか映画のような、シンプルながら他とは一線を画す映像作品が完成した。

阪本作品に感銘を受けていた一青窈の熱望で今回オファーに至ったが、実は一度お断りされている。ところが、制作中であった楽曲「蛍」をあらためて試聴したとき、自身の映画「闇の子供たち」を思い出して思わず涙してしまった、という監督が、あらためて「この曲なら是非やらせてほしい。」と、熱い気持ちとシンパシーによって実現した経緯がある。生々しく人間的、そしてシンプルながら究極に挑戦的な映像は、まさに「常にビリビリとした挑戦を大事にしている」という阪本監督ワールドで撮影されたMUSIC VIDEOです。
 
「『蛍』を聴いて、単純に一青窈が歌う姿を真正面から撮ればすべてが伝わる、と思い、いろいろな小細工等を排してシンプルにストレートにワンカットで表現したいと思った。」という、「二度と同じものが出来ない」「一筆書き」と表現できる、4分以上も一切カット割りの無い、大胆かつ繊細な撮影によって生み出された作品となった。

アクリル板のギミックを使った「実像と虚像」が入り混じる表現はより人間的、感情的、叙情的　そしてどこか映画のような一味違う映像が生まれた。

撮影場所も阪本監督の最新作 2013年公開「人類資金」で撮影したあの場所で！というインスピレーションで、MUSIC VIDEOとしては非常に真新しく、かつ作品イメージを喚起することのできる不思議なロケーション。千葉県南房総 最西端に位置する大房岬（たいぶさみさき）自然公園内にある、戦争の爪痕残る薄暗い洞窟のような「要塞跡地」で撮影は行われた。
 
一青窈もマイナス1℃という極寒の中、純白のドレスに身を包み、裸足で撮影に臨んだ。「二度と同じものが出来ない」撮影のため、1テイク1テイク撮影した映像を見て、全ての動きを確認しながらの緊迫した作業となった。そして、本人のパフォーマンス、監督や撮影クルーの試行錯誤が繰り返され挑んだ。12テイクめ、カット！の声の後にモニターを見ていたスタッフから自然と拍手が沸き起こった。

一青窈も撮影後、こう語った。「デビューシングルの『もらい泣き』を撮ったような気持ちで、文字通り初心に帰って、フレッシュな気持ちで臨みました。『歌っている姿に力があるからだいじょうぶだよ』と阪本監督が後押ししてくれたのがすごく自信になって、監督に委ねようと思えたので、楽しく撮影できました。」
 
映画界の巨匠：阪本順治監督が手掛けた「蛍」ミュージックビデオは、いよいよ本日よりYouTubeで公開スタート、そして楽曲の先行配信がスタートした。また一青窈のオフィシャルFacebookも本日から立ち上がっており、是非チェックしてみてください。
 
■「蛍」MUSIC VIDEOはYouTubeにて本日より公開！
http://www.youtube.com/watch?
v=pRH-d9HXqNs

 
■ 一青窈オフィシャルFacebook
www.facebook.com/hitotoyoofficial

■ 一青窈 オフィシャルサイト :
http://www.hitotoyo.jp