来週、11月20日に37枚目のオリジナルアルバム「POP CLASSICO」を発売する松任谷由実。タイトルの「POP CLASSICO」とは、CLASSICO=自らのルーツ、POP=未来を融合させたコンセプトを表しているが、そのタイトルの通り、今作はユーミンの音楽的ルーツである、ブリティッシュロック、フレンチポップスのテイストがベースとなりながら、今を見つめるユーミンの最新の歌詞の世界で彩られた、ユーミンワールド全開の超意欲作となっている。

そのニューアルバムの初回限定盤の特典DVDDには、「ひこうき雲」のリミックス音源による、最新ミュージックビデオが収録されている。この夏に映画「風立ちぬ」主題歌に起用されたことをきっかけに7月に完全限定盤として発売されたユーミン×スタジオジブリのコラボレートによる絵本仕様の「ひこうき雲」には、砂田麻美監督による同曲のミュージックビデオが収録されていたが、今作は、1973年11月20日に発売されたデビューアルバム「ひこうき雲」とニューアルバム「POP CLASSICO」が、同じ発売日というメモリアルなタイミングということと、アルバムのテーマの中にある“自らのルーツ”という部分には欠かせない楽曲という事でこの企画が実現した。

その内容は“過去のユーミン”と、“今のユーミン”が、楽曲、そして映像の中でシンクロするといった、時空を超えた作品となっている。“過去のユーミン”は、デビュー当時、レコーディング中に撮影した写真で登場。それは、ここから未来40年、日本のポップスシーンを牽引していくことは未だ誰も知らぬ、シンガーソングライター・荒井由実の姿が映しだされている秘蔵写真である。そして、“今のユーミン”は、その当時のスタイリングと同じ70年代のシャツやデニムの形を再現した衣装で登場。日本のエンターテイメントにおいて様々なキャリアを築きあげてきたユーミンだが、そこには40年前も今も変わらぬユーミンの姿が映し出されている。

また、中で使われている絵画は、ユーミンが美大を目指している頃に描いた作品が使われている。独自の歌詞の世界観に絶大な評価があるユーミンだが、その情景描写のセンスは絵画を描く、その頃に培った感覚が反映されているともいえよう。そのルーツも垣間見れる作品となっている。


■ 2013年11月20日の横須賀公演を皮切りに全国35都市（全64公演）を廻るツアーが決定!!
松任谷由実コンサートツアー 2013-2014 “POP CLASSICO”
チケット料金：全席指定 \8,000(税別)　一般発売：10月26日より随時スタート

■ 松任谷由実オフィシャルホームページ
http://yuming.co.jp/