先週20日に「クリスマス・イブ」の発売30周年を記念し発売された、山下達郎の「クリスマス・イブ（30th ANNIVERSARY EDITION）」が2.0万枚を売り上げ、12/2付オリコン週間シングルランキング（集計期間：11/18～24）で初登場10位を獲得した。

同曲のTOP10入りは、2001/1/1付（6位）以来12年11ヵ月ぶり。「1980年代」「90年代」「00年代」に続く4年代でのTOP10入りは、シングル・アルバムを通じ史上初の快挙となった。なお、3年代でのTOP10入りは、主だったところではザ・ビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ／1962～1966』（赤盤）、『ザ・ビートルズ／1967～1970』（通称：青盤）が1970年代・90年代・10年代で記録している。

1983年12月にアルバム『MELODIES』からシングルカットされた同曲は、1988年、JR東海の『X'MAS EXPRESS』CMソング（主演：深津絵里）に起用されたことがきっかけで大ヒット。その後、クリスマスシーズンを迎えるたびに売上を伸ばし、発売から8年後の1991年にはミリオンを突破。累計で185.1万枚の売上を記録している。なお、同曲のTOP100入りは27年連続（1987年～）で歴代1位。今なお、その前人未到の歴代記録を更新し続けている（歴代2位は、ワム！「ラスト・クリスマス」で10年連続）。

30周年記念盤となる本作には、「アコースティック・ライブ・バージョン」を追加収録。初回限定盤に付属のDVDには、1989年に制作され、「クリスマス・イブ」が起用されたJR東海のCM『X'MAS EXPRESS』の主人公を務めた牧瀬里穂が特別出演した「クリスマス・イブ」30周年記念ショートフィルムが収録されている。ドラマ仕立ての同フィルムで牧瀬は、ヒロイン役の広瀬すずが恋人を探し求めて街をさまよう中、すれ違いざまにぶつかる通行人を熱演。これは24年前の出世作で恋人に会うために駅構内を走るヒロイン役の牧瀬がサラリーマンとぶつかってしまうシーンのオマージュとなっている。

本人コメント
30年もの長きにわたり、この歌が生き続けることが出来ましたのは、ひとえにリスナーの皆様の温かいご支援の賜物です。作者として歌い手として、冥利に尽きるとしか申せません。本当にありがとうございます。これからもがんばります。