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Perfumeの集大成!初のドームツアー完走に涙、「この3人でよかった」

2013.12.27 Perfume

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12月25日(水)Perfume 史上初となる東京・大阪での 2 大ドームライブ『Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 supported by チョコラ BB』が東京ドームでファイ ナルを迎え、その圧巻のステージングで大盛況の中、約 16 万人を動員する大規模なツ アーは全 4 公演を無事終了した。

全公演のチケットは発売と同時に即日完売、今年は日本及び海外でも積極的に活動を行 い、より一層の3人の成長をそのパフォーマンスが物語る今回のツアーは、新たなネクストレベルに突入した“2013 年 Perfume”の集大成として、ここに大きく実を結 んだ。

Perfume 史上最強のダンスアルバムと称され、セールスも絶好調のニューアルバム 「LEVEL3」(2013年 10月2日リリース/オリコン週間アルバムランキング 1 位獲得!! 5作連続のアルバム首位!
女性グループとして20年8ヶ月ぶりの快挙達成(10/14付)、 国内 iTunes 週間アルバムランキング 1 位獲得(10/14~10/20)!! )。

119 カ国に世界配信された本アルバムは、30か国を超える iTunes エレクトロニック・ アルバム・チャートでチャートインし、アメリカ、カナダを含む 19か国でトップ10 入り。 香港、台湾、シンガポール、タイの 4 か国では 1 位を獲得、CD アルバムも各国の熱烈な オファーのもと 15 か国でリリースが決定、軒並みチャート上位に食い込むなど、快挙を達成している。

カンヌ広告祭、初のヨーロッパツアーなど海外での活動も積極的に行い、国際的なリリース、それによるファンの広がりに伴って今回のドームツアーにも日本はもとより世界中から多くのファンが集い、ニューアルバム「LEVEL3」の世界を思う存分に堪能した。

更にこの日は、キャロライン・ケネディ駐日米国大使もご家族とともにプライベ ートで鑑賞に訪れ、ライブを楽しんだ。
会場には朝からライブを待ちきれずに全国から長蛇の列をつくるファンが集結。
会場内では3人の登場を心待ちにする拍手とコールが響き渡り、開演前にも関わらず、大きな歓声で盛り上がりを見せていた。

会場が暗転すると、オープニングではステージ上の白く丸い大きなドームが突如まばゆく輝き始める。
そして、ステージ上にあるドームに映し出されたプロジェクションマッピングが、鼓動のような音に合わせ、生命を吹き込まれたような動きを見せ、そこにツアース タートへのカウントダウン映像と同じポージングの3人の3D映像が、シャボン玉のように浮かぶ丸い円の中に浮かび上がった。

高まる熱気の中、ツアータイトルが映し出され、 オープニングナンバーとなる「Enter the Sphere」が流れ始める。
すると、なんと高さ 20 メートルを越えるドームの頂上に 3 人が登場。
驚きとともに割れんばかりの大歓声と拍手が 3 人を迎える。
そして再び 3 人はドームの中に下りていく。
まるで、3 人が宇宙や地 球といった壮大なものから生まれてくるかのような幻想に駆り立てられる。
ひとときも目を離せない状態がいきなり連続する。

これから何が起きるのか、想像が想像 をうんでいる矢先、客席の中に位置する3つのステージの白いバルーンが突如膨らみ始め、 そのバルーンにもプロジェクションマッピングされるという、前代未聞の展開に更に度胆を抜かれる。

バルーンが完全に膨らみ終わったのち、そのバルーンが割れると、なんとその中から3人がそれぞれのステージに分かれて登場。
歌詞に合わせ光の奥から登場するそ の展開に観客のテンションは一気に盛り上がる。
身にまとった青くキラキラと光る衣装は 眩しいほどに美しく、その立ち姿とダンスパフォーマンスからは凛とした強さを感じさせた。
楽曲が終盤にさしかかった時、3人が振り返り、メインステージのドームを指さす。
そこに はアルバムのタイトルであり、ツアーのタイトルでもある「LEVEL3」の文字が浮かび上 がった。

歓声が鳴りやまないまま、「Spring of Life」が始まる。
3 人はそのまま客席中に位置する 別々のステージで、圧倒的なダンスパフォーマンスで観客を魅了する。
メインステージ右 に設置された大きな LED にはソロショットの映像が組み合わされ、あらためて3人のダンスパフォーマンスがそれぞれ寸分たがわず完璧なことを思い知らされる。楽曲が終わると 同時に、3人は目の前のステージから、突然姿を消した。

次の瞬間、「Magic of Love」が流れ始め、メインステージを覆っていた大きなドームが上方に開き始めると、さっきまでバラバラの場所にいたメンバーが現れるという瞬間移動に客席が湧く。
甘い歌声と心にキュンとくるキャッチーなメロディーと共に、会場全体はカラフルな照明に彩られ、温かい雰囲気の中、2013年を代表するこのシングル曲でいよいよ本編スター トを感じさせる演出となった。

「Magic of Love」「Spring of Life」共に、シングルでリリースされた楽曲から新しいバ ージョンとなってアルバムに収録された「アルバムミックス」でのパフォーマンスになっており、その初披露に観客は瞬きの間もなく、ダンサブルでリズミカルなダンスパフォー マンスに目が離せない状態が続く。

MCでは,自己紹介、そして会場を大きく3つのグループに分けてのコール&レスポンス でフロアを一段と温めた後は、アルバムのリード楽曲としてこれまでテレビなどでも披露 をしてきた、CM でもおなじみの楽曲「1mm」をパフォーマンス。
とてつもない量の青と白のレーザーが縦横無尽に張り巡らされ、ドーム内に降り注がれる。
メインステージの LED と上下のサービスモニター映像に MVと同じ世界観が表現され、観 客も声を出して歌い、共に盛り上がる。
その後、初披露となる「Clockwork」へ。
この曲は時計の針をモチーフに考えられた振付 になっており、手で時計の針を表現しながら、楽曲に合わせて右に左にゆらりゆらりと小 波のように身体を揺らすダンスがとても印象的で、歌い踊るメンバーの姿は本当に艶やか だ。

そして、メインステージから客席前面に張り出された花道を通り、観客が周囲にいるステ ージでのパフォーマンスへと移行。
「ポイント」が始まり、花道に隠されていたクレーンに乗り込んだメンバーが空中高く持ち上げられた。
観客の頭上の真上に円を描くようにクレーンが動き、ドームならではの演 出が繰り広げられる。
観客の一人一人、広いドームの隅々まで想いが届くよう、しっかり と大切に歌い上げるメンバーの姿から、その気持ちが直接伝わってくる。 曲が終わると同時にメンバーはクレーンを使ってサブステージへと降りるサプライズで会場を沸かせた。

その際に、のっちのクレーンだけがサブステージではなく通路に降りる設定のため、降りた後に奥にあるステージまで小走りをしなければならないので、他の二人よりも到着が遅 れてしまう。それを見たあーちゃんがMCで「のっちはやっといまステージに到着したん?」 と投げかけ、会場が笑いに包まれる。
あーちゃんが「私がアルバム「LEVEL3」の中でもとても気に入っている楽曲なんです」 と紹介する次のナンバーは「ふりかえるといるよ」。
現実と異なる想像の世界に飛び込んだ ような世界観とその歌詞が話題のミディアムスロー。
次々と繰り出される初披露曲の連続 に、観客は 3 人の一挙一動に釘づけとなっている。

続く「Sleeping Beauty」は、映像で展開。ここではなんと、会場外に設置された誰もが 参加できるブースで 3Dスキャンされた、観客たちの画像が映像になって表現された。
Perfume をかたち創っているのはこの会場にいる 1人1人なんだということを観客が想 い想いに映像から理解していく。また、地球が映し出されたその映像には、今年訪れたヨ ーロッパツアーの地名が記され、彼女たちの活動が思い出される。その美しくも可憐な世 界観で観客を圧倒した。

そして、アルバムの中からとびっきりのアッパーチューン「Party Maker」。
イントロから レーザーが美しく飛び交う中、その洗練されたミニマルかつオシャレなテクノサウンドに 合わせ、アグレッシブなダンスパフォーマンスが繰り広げられ、フロアのボルテージは最高潮に達する。

メンバーの乗った中央メインステージのリフターが高く持ち上げられ、3人が上下左右に動き、様々なフォーメーションに配置される。
その背後には楽曲に合わせてメンバーの映像 が立体的に、あたかも実際に存在するかのようなクオリティで映し出される。
メンバーが何人にも増えているかのような錯覚を呼び起こす、移動しながらの映像とのコラボレーシ ョンには感動で鳥肌がたつようだ。
さらにステージ上部に浮かんでいた大きなバルーンが ビジュアルマッピングされメンバーの動きと融合していく。
ドーム全体がまるで一つの生き物になったかのようにフロア全体は大きく縦に揺れつづけ、 観客は異空間に放り出されたかの如く手を挙げて盛り上がる。エネルギッシュなメンバー のダンスパフォーマンスに加え、映像、レーザー、ライト、その演出の全てが楽曲に合わせて美しく連動され、微塵の乱れも感じさせない。
果てしない盛り上がりの中で、もはや 観客の誰もが思わず身体が乗り出して踊ってしまう、誰しも自分を抑えることができない状態になっていたといっても過言ではないだろう。
そのままの勢いで「Spending all my time」をパフォーマンス。
カンヌ広告祭やヨーロッ パツアーでも表現され、喝采を浴びたプロジェクションマッピングを、歌い踊るメンバー と融合させる。
楽曲の盛り上がりもさながら、客席中央のステージでは 360 度マッピング が実現。
全方位からコラボレーションされる最新鋭のテクノロジーの、東京ドームという 大きなステージでの披露に驚きと感嘆の声が止まらない。

そして、ファンの間では人気の高い楽曲「コンピューターシティ」、「エレクトロ・ワールド」と続き、疾走感の中でヒートアップした観客を虜にしていく。


perfum55_sub.jpgそこから 3 人は素早くサンタの衣装に着替え、ドーム内を走行する移動車に乗り込むと「ジ ェニーはご機嫌ななめ」でハッピーモード全開、ドーム内をグルっと半周し、メインステ ージと真反対に位置するステージに移動した。
クリスマスならではの特別な演出が作る雰囲気はとても温かく、ドーム全体が幸せに満ちていた。
そのステージで「ワンルーム・ディスコ」を披露。ドームの大きさを全く感じさせない近 距離でのパフォーマンスに観客も興奮、総立ちでそれに応えていく。

MCの最中、どこからともなく『ドラえもん』の声がトークに交じってくる。
これは各公 演日替わりでメンバー3 人が「ドラえもん」の声を担当し、その場でモノマネをするという コーナー。
『ドラえもん』の声で楽しいトークが広がったあと、再度移動車に乗り込んだところで映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」の主題歌「未来の ミュージアム」がスタート。 ドームをぐるっと一周しメインステージに戻ったところで、あ~ちゃんの「四つ打ちカモ ン!」という掛け声から恒例の「P.T.A.のコーナー」。会場全体が一丸となり、さらにムー ドが盛り上がった。
「だいじょばない」「ポリリズム」を続けざまにパフォーマンスした後は、観客中央ステー ジへと移り「チョコレイト・ディスコ」とキラーチューン連発のクライマックスへ。

あーちゃんは、「こんなにたくさんの人が、一年で本当に大事な日に Perfume のために時間を使ってくれてありがとうございます」と想いがこみあげ、ぽろぽろと涙をこぼした。
かしゆかは、「本当にこの 3 人だからずっとやってこれてるんだなっていうのを実感して。 ステージに立つのが本当にこの3人で良かったなって思いました。皆さんがいてくれたか らこそ本当に楽しいライブになったし、ここまで頑張れたと思います。」と涙し、のっちは 「本当にこの 1年、このドームのために駆け抜けてきて、1 年の中では試練や挑戦があって打ちのめされたこともあったけど、度胸がついた 1 年だったんだなって今日ここに立っ て実感しました。今日はホームみたいな感じ。自分へのご褒美のようです。『Level3』のア ルバムをもっと好きになってくれてたら嬉しいです。そして私たちのことももっと好きに なってくれてたら嬉しいです」と肩を寄せ合い、このステージに立てている喜びと感謝の 気持ちを心を込めて伝え、観客の全員と幸せを噛みしめる。

本編ラストとなる楽曲は「せーの!」の合図で大きくを手の平を上げてスタートする「MY COLOR」。
ドーム全体が明るく照らされ、想いを込めた手の平と、そのダンスパフォーマンスを通して、ファンの一人一人と気持ちがつながっていく。 そこにいる全員が手のひらを上げて、同じ振付を踊り、笑顔で感動を共有するその光景は もはや神々しいものですらあった。
感極まった観客の中には涙を流すファンも続出。 惜しみない拍手と鳴り止まない大歓声の中、ステージを後にするメンバー。

アンコールの嵐が巻き起こるかと思うやいなや、アルバム「LEVEL3」でもラストを飾る 「Dream Land」のイントロが早々に流れる。
同時にステージ下から現れる、肩から背中にかけて羽のように伸びる真っ白なドレスに身を包んだ 3 人を歓喜のファンが迎える。
その羽にはなんとプロジェクションマッピングとレーザーによる最先端の演出により、幻想的な光が映し出される。
ドーム全体に光は散りばめられ、うっとりするような光景が広が る中、彼女たちは眩しいほどに美しかった。
メンバーの心を込めたメッセージが書かれた風船が無数に飛び放たれ、ひとりひとりに幸せを運ぶ。
歌いながらゆっくりとした足どりで中央のメインステージに向かうメンバー。彼女たちが ステージへと到着する頃には、上方からドームが閉まるように下りてくる。
ドームの中は光に包まれ、メンバーはその中に一歩一歩踏み込んでいく。
その光の中へと消えていくメンバーを観客は、どこまでも追いかけ、見つめつづけていた。
そのまま、閉じたドームに「SEE YOU NEXT LIVE」の文字が浮かび上がる。
圧巻のライブが幕を下ろし、最高のエンタテインメントが終了した。
そして同時に新しい ライブエンタテインメントがここに生み出された。
2014年には、メジャーデビュー10 年目に突入する Perfume。来年もまだまだ快進撃が 続くことは間違いないだろう。


Perfume公式サイト
http://www.perfume-web.jp/
 

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