メジャー移籍後2作目となる新作アルバム『REVOLT』を引提げた全国ツアーは、各地SOLDOUT。
いま最もライブチケットが取れにくいバンドのひとつ、Nothing’s Carved In Stone。


そんな彼らだが、1月19日（日）福岡 DRUM LOGOSからスタートしたツアー【Dive Into The Crimson Tour】が1月29日（水）・30日（木）新木場STUDIO COASTでの2デイズでファイナルを迎えた。

Nothing’s Carved In Stoneは、Gt.生形真一(ex.ELLEGARDEN)を中心に結成した4人組バンドで、メンバーはBa. 日向秀和(現・ストレイテナー) Dr.大喜多崇規(FULLARMOR)、 Vo. 村松拓(ex.ABSTRACT MASH)とツワモノ揃い。

ツアーファイナルの 30日（木）、ニューシングルのタイトルトラック“ツバメクリムゾン”でしょっぱなから盛り上げると、前半戦からモッシュの嵐!

日向のベースが重くうねる“Cold Reason”から“Out of Control”、“Raining Ash”へと繋げ、大きな歓声が響き渡る。


「一瞬の花火でもいいかな。どんな形でも燃えるだけ燃えて、燃え尽きてやろうじゃないかという決意。そういうものを持って今回ツアーを回っています。」

シングル『ツバメクリムゾン』をリリースし、ある意味の決意表明だと言う村松は「良いことも悪いことも全て自分にのしかかってきて負けそうになるけど、どれだけアツくなってどれだけ正直になってそこに向かっていくかが、今うちのバンドにとって大事だと思って立ち向かおうかなという気持ちなんですけど。」と想いを吐露する。
更に「そういうことを考えると段々真面目になってきて、頭の中真面目なことだけで冗談も言えなくなって、すごくつまらない人間になっていく。そういうのにも慣れたくない。笑ってる奴に、人は着いてくるし愚かでもいいから馬鹿になった方が勝ちだなと最近思います。みんなで馬鹿になってくれよ、よろしく頼むぜ！」と言うと、テクニカルにリズムを変える “The Fool”へ。




そしてジリジリとしたベースとギターサウンドの“Sick”で熱狂したオーディエンスは“It means”で、村松の歌声と生形のアコギに魅了された。

さほどMCをしないつもりだったという村松だが、ツアーが始まったら案外話したいことが多かったと笑う。
「バンドやって5年経つんですけど、メンバーも他にバンドやってたり、色々なプロジェクトをやってたりとそれぞれプレイヤリビティを持ってると自負している。4人集まって音を出したら負けねえだろうな。お前ら知ってるか？俺みたいな声出すやつ、他に知ってるか？いないだろう。…という4人でバンドやってます。」

Nothing’s Carved In Stoneへの誇りを後半戦の熱狂へ。


“Around the Clock”が終わると「まだまだこんなんじゃ終わりが見えないな。まだみんなに“ありがとう”って言いたくないな。…でもありがとう。」村松は笑顔を見せ、大きなクラップが響く中、“きらめきの花”で本編終了。




その後、Wアンコールの“村雨の中で”まで新木場STUDIO COASTのボルテージは上がり続け、【Dive Into The Crimson Tour】の幕は閉じた。


更にライヴ終了後、4月に【Hand In Hand Vol.5～Vol.7】の開催も発表され、今年もNothing’s Carved In Stoneから目が離せない！


text by 秋山昌未


Dive Into The Crimson Tour　
1月30日（木）＠新木場STUDIO COAST
セットリスト

01. ツバメクリムゾン
02. Spirit Inspiration

03. Spiralbreak

04. Cold Reason

05. Out of Control

06. Raining Ash

07. Palm

08. Sunday Morning Escape

09. 朱い群青

10. The Fool

11. Sick

12. Pride

13. It means

14. Diachronic

15. November 15th

16. Isolation

17. Around the Clock

18. きらめきの花



ENCORE

EN1. Assassin

EN2. Rendaman

EN3. You're in Motion



W　ENCORE

WEN1. 村雨の中で
 

Nothing’s Carved In Stone公式サイト
http://www.ncis.jp/index.html