ザ・ビートルズが1963年〜1964年にBBC(英国放送協会)でオンエアされた貴重な音源を収録した『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC〜Vol2』がついに11月11日(月)世界同時発売となり、ポール・マッカートニーの来日旋風を受け今週、ビートルズ２作品がオリコン週間総合アルバムランキング（11月25日付）でTOP10入りを果たした。

10月14日リリースしたポール・マッカートニーのニュー・アルバム『NEW』は9位に返り咲き、先週11日（月）に発売となったザ・ビートルズ「オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC〜Vol2」が初登場3位となった。これは73年5月に発売になったLPレコード、通称『赤盤』3位、『青盤』6位、そしてジョージ・ハリスンのソロ作品『リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』（9位）以来の快挙であり、また『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC〜Vol2』と同時発売された「BBC Vol.1」リマスター盤は11位にランクインされている。

また『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC〜Vol2』から、ザ・ビートルズの実写とアニメーションを合成して制作された「ワーズ・オブ・ラヴ」のミュージックビデオが新たに公開された。

実写とアニメーションを合成して制作された映像作品としては、1995年『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に25年ぶりの新曲として登場した「フリー・アズ・ア・バード」のミュージック・ビデオ以来、18年ぶりの登場となる。

「ワーズ・オブ・ラヴ」は、ビートルズの音楽の好みが伺えるアルバムの側面を代表する曲とされている。当時、シングルをオン・エアすることがほとんどなかったため、彼らはラジオでライヴ演奏をしていた時期だった。だが、ビートルズには自作の曲があまりなかったため、自分たちが称賛するアーティストの曲、しかしながらポップ・チャートにはチャート・インする程ヒットしなかった曲を見つけて演奏していた。

ビートルズのメンバーははバディ・ホリーの大ファンで、この曲を61〜64年ごろから演奏し64年に公式発売している（アルバム「ビートルズ・フォー・セール」に収録）。バディの曲を数多く演奏していたビートルズだが、公式録音されたのはこの曲のみとなる。

ビートルズが自身のソングライティングを確立する以前、彼等が愛したアーティストによる彼等が愛した曲を演奏していたという素晴らしい証になるということでこの「ワーズ・オブ・ラブ」がビデオ制作に選曲された。ミュージック・ビデオは以下からご覧いただける。

◆The Beatles VEVO The Beatles - Words Of Love
http://youtu.be/r5nARZKS-AY

◆ザ・ビートルズ　ユニバーサルミュージック公式サイト
http://um-llc.jp/beatles/

◆ポール・マッカートニー　ユニバーサル　ミュージック公式サイト
http://um-llc.jp/paul