“新宿で竹原ピストルのライヴ。
いや、正しくは「竹原ピストル(ズ)ワンマンショー。
どちらにしろ街のシチュエーションと竹原さんの歌は合い過ぎる!”
そんなことを考えながら、強風吹きっさらす歌舞伎町を突き抜け新宿BLAZEへ。
昨年10月にリリースしたアルバム『BEST BOUT』を引っ提げ、
2月6日(金)新潟からスタートしたツアー
【竹原ピストル(ズ)ワンマンショー “BEST BOUT”】
も、この日2月27日(金)にてファイナル。
このアルバムは何度聴いたことだろう。
今回はバンドセット。だから竹原ピストル(ズ)。
メンバーは、
竹原ピストル(Vo,G)、曽根巧(G)、黒田元浩(B)、山本健太(Key)、山口美代子(Dr)。
敬称略にて失礼します。
バンドメンバーを紹介する時、竹原さんもそんなことを言ってたっけ。
フロアは満員。男性ファンが多いかな。
渋みのある竹原さんのしゃがれ声は高圧的じゃないのに、胸の真ん中をドンッと押された気がする。
“LIVE IN 和歌山”の歌詞にはドキリとするし、“俺のアディダス 〜人としての志〜”は、無条件で何かを納得させられる。
“RAIN”はキラキラと上昇する間奏が好き。
新曲の“月夜をたがやせ”は、きっと今後のライヴでも良いポジションに居てくれそう。
当然、野狐禅時代のファンも多いから、“じゅうじか”では歓声が沸き起こる。
小難しいな言葉なんて、なにひとつ要らない気がする。この人の歌の前では。
曲が終わると、「お約束」ではなく、自然と拍手をし、歓声をあげたくなる。
フロアで手を上げ、声を上げている人たちもそうだとすぐに分かった。
良い音楽を聴いた夜は、ちょっとばかり寒くても何とかなるもんだね。
まさやん